一番、星



蔵人はしばらく世界を眺めていたが、違和感を感じて目を閉じた。
(……………………)

目を開ける。
(あれぇ❓️ここに来る直前目を開けた時には何もなかったはずだ、今は目を閉じると何もない。)

再び目を閉じると地球以外の惑星も見えてきた。
金色に見える銀色の宇宙人は地球だけ動かしていた。
これが違和感だった。
地球だけ動かすと何かまずいことになるのではないかと直感した。
蔵人には天文学や占星術の知識がほとんどなかったのでまずいことを明らかにしてモヤモヤを解消する叡智を持っている人を探すことにした。

蔵人は目を開けて太陽系全体を眺める位置に立ち、玉の中に入れた。
玉に"モヤモヤ"と書いてグルグル回して観照していると火星と地球の辺りが赤く光っていた。

(火星に人はいるのか……とりあえずまるごと包んでみよう。)

蔵人は玉を火星と地球を包み込むサイズに縮小して、観照した。
火星と地球は赤い光の柱で結ばれていた。
光の柱に意識を集中させると火星と地球の間に赤い服のべっぴんさんが現れた。
火星に向かって祈りを捧げているようだった。
蔵人の胸は熱くなっていた。

(火星から地球に送っているようだ)

今度は地球そのものを玉にして観照した。
クローズアップしてみると火星と繋がっている光の柱の東方に糸のように細い虹の柱が見えた。

(西浦邸から立ち上がった虹だ)

蔵人は地球に降りている金色に見える銀色の宇宙人を呼び出した。


『なにかありましたか❓️』
銀色の宇宙人が直ちにやって来た。


『あれを見てください。』
宇宙人は蔵人が指差した光の柱を見た。


『火星と繋がっているようですね。』


『地球で一番星のことを知っている人と繋がっています。様子を見に行ってもらえますか❓️』


『派手なトラックに乗っているオジさんに詳しい人ですか❓️』


『それも面白そうだけど、今回は一番、星のことを知っている人です。』


『わかってますよー』


蔵人は太陽に帰って行った。

               つづく






know〜知っている



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