ZRX1100 メインハーネス交換 | 退職してバイク電装屋

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ハンドルスイッチ改造のブログ後、自分のネタを掲載しましたが、今までより短い期間でお仕事のネタ掲載です。

 

今回のご依頼はカワサキZRX1100の、メインハーネスを交換して欲しいと言うものです。

 

トラブルが出ているわけではないようですが、経年劣化を心配して取替したいそうです。

 

あとはトラブルではないのですが、ライトスイッチを新たに設けているものの、ライトを消さずにメインスイッチをOFFにすると、次にエンジンを掛けた時にライトが点灯しないので、順番を間違えなければ良いのだが、何とかなればとのご要望も。

 

ZRX1100

マフラーはノジマ、キャブはFCR39

 

点火系が

点火系はウオタニ その他モロモロ

 

これにETCとUSBアダプターが付きます。

 

なので、

バッテリー周り

バッテリー周りには電源配線がゴッチャリと・・・(x_x;)

 

以前にも書きましたが、1つの端子に一杯接続するのは嫌いです。

 

今回はここも整理したいと思います。

 

点火コイル

点火系を色々イジっているので、フレーム下はただでもゴチャゴチャしているのに、大混雑です。

 

フレーム下の真ん中は、FCRのアクセルワイヤーと、ウオタニの点火コイルが幅を利かせていて、間を通るメインハーネスは窮屈そうです。

 

この分で行くと、新しいメインハーネスは別ルートですね。

 

カウル類も全部外して、現状の回路を調査し記録します。

しっかりやらないと、元に戻すことさえできなくなります。(^▽^;)

 

相変わらずパーツショップの配線接続は荒っぽいですね。

ETCの電源はリヤブレーキスイッチのコネクターから、USBの電源はハンドルスイッチコネクターのライト電源からとっています。

 

点火コイル

点火系の配線も、ウオタニの点火系に加え、マルチスパークだのなんだので、接続に次ぐ接続!!

 

ただ、ウオタニのシステムと純正メインハーネスの接続は、コネクターのアダプターで接続されているため、メインハーネスは加工せずに済みました。

ヤレヤレ。

 

さて、ゴチャゴチャのアクセサリー類の配線を整理するため、バッテリー直供給を減らす工夫をします。

 

バッテリー直は、ヘッドライトリレー電源のみにする事に。

 

その他はジョイントボックス(ヒューズとリレーが一体の物)を改造し、ライトの面倒な手順解消と、アクセサリー電源確保を図ります。

 

ジョイントボックス

アクセサリー電源は、ジョイントボックスに用意されているアクセサリー用ヒューズの回路を外部に引き出します。

 

コネクターに赤線を接続したファストン端子を差し込んで終了、と思いきや、この回路はメインスイッチをくぐっていないので常時供給。(ノ_-。)

 

ETCが動作しっぱなしになってしまうので、ジョイントボックス内の基板配線を加工し、メインスイッチ経由の回路に直しました。

 

ヘッドライトの問題は、ヘッドライトヒューズからリレーをくぐって、ヘッドライトに行っている回路を変更して、ヘッドライトヒューズ直の回路に直します。

 

この回路、元々用意されている回路で、配線図を見ればすぐに気づく回路なのですが、配線図を見ないと無駄な労力が掛かってしまいます。

 

今回はオーナーさんがマニュアルを用意して下さったので、手間は掛かりますが構想には時間が掛からず助かりました。

 

ここまでおよそ2日。

 

後は点火系を含めた各配線接続と、確認試験です。

 

今回はここまで。

 

 

 

 

 

つづく