退職してバイク電装屋

退職してバイク電装屋

自分のDUCATI SS900ieやKATANAⅢ型カタナのメンテ,お仕事のバイク電装作業中心のブログ。
バイクのほか車,家族,趣味のネタを掲載してます。

お仕事でお相手をしているスズキGSX-S1000F、

 

ご依頼内容の、アクセサリー電源配線整理と、ホーン配線の

取り回し変更ですが、準備作業の外装外しがやっと終わったので、

連休3日過ぎた後に、本題に着手します。

 

改修前

まず、ゴチャゴチャしているシート下。

 

ここから不要な物を外しましょう。

 

ウィンカーダミー抵抗

何か分かるかな? ウィンカー動作速度調整用のダミー抵抗。

 

チョイ以前のウィンカーリレーで、ウィンカー本体を電球からLEDに

変更すると、点滅速度が変わるので、流す電流値を調整するため

ダミー抵抗を入れる事があります。

 

LED化しても、流れる電流(消費電力)は変わらないので、

デザイン以外はLED化のメリットがありません。

 

見ると、ウィンカーリレーは既に純正品ではなく、デイトナ製なので

ハイフラ防止機能はありそうで、ダミー抵抗を撤去して動作させて

みます。

 

点滅動作速度に問題は無いので、抵抗撤去状態で配線を

本接続にして、ウィンカーは終了。

 

続いて、ご依頼のホーン配線を整理します。

 

改修前接続

画像中央下側に黄色のリレーがぶら下がっているのが分かりますか?

 

これがホーンに使っているリレー。

 

外車ではホーンリレーを使っている車種は有りますが、国産車では

少ないですね。

 

シグナル系回路の10Aヒューズから、ダブルホーンを付けても、

まず問題になる事は無いので、撤去する事も考えましたが、

ホーンボタンの溶損(減耗)を考えると、付いているメリットは

あるので、このまま残します。

 

配線はリレー直後から、断熱材入りのチューブに入っているので

問題無さそうですが、

ホーン配線改修前

なぜか高温のエンジン下からのルートには、エキパイ横を通るにも

かかわらず、断熱材や保護材は付いていません。 ナゼ??

 

ホーン配線ルート変更

熱の影響を受けづらい、タンク下スペースを通ってホーン横に至る

ルートに変更。

 

ホーン接続

エンジン温に近くなるフレームに接する部分には、ガラスチューブを

巻き、ホーンに接続。

 

ホーンリレー用のヒューズには30Aとメインヒューズ並みの大きな値のヒューズが入っていましたが、

 

PIAAホーンの電流値を実測。 → 1個4A程度

10Aヒューズで十分なので、ヒューズを交換。

 

ホーン信号ルート変更

リレーの動作コイルに行くホーン信号は、私の嫌いな分岐タップで

接続され、電線が切れる寸前だったので、エンジン下からタンク下に

ルート変更すると同時に、

ホーン信号コネクタ接続

コネクタ接続に変更してフレーム内側に収納。

 

お客様が「中古購入したんだけど、配線施工に不安がある」との

お話だったので、不安全箇所も見直しします。

 

ギボシ不備①

ドラレコに取り込む、ライトON信号(夜間認識)のギボシ端子ですが、

接続がしづらかったのか、保護カバーがカットされ、端子金属部分が

チョイ露出の状態。

 

フレームに触れるとショートするので、

ギボシ不備①補修

端子を取り替えて接続し直し。

 

ギボシ不備②

ETC電源も、取り付けショップ得意のリヤブレーキから分岐して

いましたが、こちらも端子保護材がカットしてあり、不安全だったので

ギボシ不備②補修

電源引き出しを変更するのに伴い、ここのギボシ端子は撤去。

 

整理したり、バッテリー直結だった各アクセサリー電源は

どうするかと言えば、

 

お客様が取り付けていて、負荷未接続だったデイトナ製のD-UNITと

呼ばれる製品に接続して、回路を構成します。

 

接続するアクセサリー類の現状ヒューズ容量は以下の通り。

 ①ETC : 1A

 ②ドライブレコーダー : 3A

 ③スマホホルダー : 10A

 ④USBアダプター : 10A

 ⑤グリップヒーター : 4A

で、

 

D-UNITの4つある回路の内訳は、2Aヒューズが1回路、5Aヒューズが

2回路、7.5Aヒューズが1回路です。

 

このD-UNITはアクセサリー電源確保のための製品で、バッテリーへ+,-を接続し、キーONプラス信号を貰って、

 

内部のリレーでバッテリー電源をアクセサリーに供給する構造の

製品です。

 

これならば、電気知識の少ない人が、バッ直にせずにアクセサリー

電源を安全に確保できるって品物で、良く出来てますね。

 

ヒューズを内蔵しているので、各回路ごとにゴロゴロとかさばる

ヒューズは、極力取り除くつもり。

 

デイトナ製D-UNIT

ヒューズ容量の1番小さい2Aの回路が、なぜかブッといナット締め付けになっているのは理解できませんが、

 

①ETC と ②ドライブレコーダー を合わせて、2A回路に接続。

 

③スマホホルダー は5A回路に、④USBアダプター も5A回路、

⑤グリップヒーター は7.5A回路に接続しました。

 

元々のヒューズ容量と比例しませんが、負荷の内容を考えると

スマホとUSBはそれほど食わないはずなので、この値に割り当て。

 

ETCとドラレコはD-UNIT内にヒューズがあるので、個別のヒューズは

取外して接続。

 

USBアダプターとグリップヒーターは、シート下にはヒューズが

なかったので、配線の一部としてそのまま残しました。

 

配線を収納,固縛して、外装を一部戻し、この状態で直流を供給して各装置の動作チェックをします。

 

外装を全部戻してチェックしたら、動作しなかったりすると、

目も当てられませんから。

 

整理後のシート下作業後

バッ直は、(+)側に純正メインハーネス端子と、D-UNIT端子と

ホーンリレー、

 

(-)側には純正メインハーネス端子とD-UNIT端子で、

大分少なくなりました。

 

ETCやスマホホルダー、USBアダプターなどは機能確認できましたが、

ドラレコはお客様に後日確認してもらいます。

 

チェックはOKだったので、バッテリーを接続してエンジン始動まで

確認。

 

外装を全て2時間掛けて戻し、再度動作チェックしたら、終了です。

 

実作業は3日でしたが、祭日連休とワクチン接種休暇で、

木曜預かり~水曜お引渡しと日数が掛かってしました。

 

作業内容をご説明して、お引渡しです。

 

 

 

 

 

 

おしまい