昨日(10月9日)は、月組「グレート・ギャツビー」東京千秋楽でした。
夏月都さん、晴音アキさん、佳乃百合香さんがご卒業されましたね。
演技派のなつこさんは、色々な役が上手かったけど、「ダルレークの恋」の性格難のお嫁さん、そして男役燕尾を着た「小雨吹雪」が強烈な記憶となっています。
歌が上手いはーちゃん、「チェ・ゲバラ」の踊り子では蛸足の衣装でスタイルの良さが際立っていました。
可愛いよしのちゃんは、「川霧の橋」の町娘、声が綺麗で印象的でした。
今日は海ちゃん(海乃美月)の退団発表はありませんでしたね。
以前にトップ娘役の退団発表時期についてブログに書きました。
トップ娘役さんは、東京千秋楽後に発表される方が多いのですが、千秋楽の1日後の場合もあれば、元月組トップ娘役 蒼乃夕妃さんのように、千秋楽の15日後という場合もありました。
海ちゃんのヒロイン歴は最強
海ちゃんは、今までに新人公演ヒロイン3回、バウ2回、東上5回と多くのヒロインを演じてきました。
2015年月組「1789」では、海ちゃんは研5で元月組トップスター龍真咲さんの恋人役オランプを演じました。この頃の海ちゃんは、すぐにトップ娘役になりそうでした。
まさおくん(龍真咲)の退団後も、ちゃぴちゃん(愛希れいか)が続投だったので、タイミングを逸したように思いましたが。
れいこさんとの相性
海ちゃんがトップ娘役に選ばれたのは、れいこさん(月城かなと)との相性の良さを買われたのではないでしょうか。
海ちゃんはダンスが上手く、れいこさんの負担が軽くなることもあったでしょう。
博多座「Dream Chaser」のデュエット・ダンスで、れいこさんの周りを海ちゃんが踊るシーンは、海ちゃんの面目躍如といった感じでした。
お二人のトークを聞いていても、海ちゃんはバランス感覚が優れていて控えめですが、自分の考えはしっかり述べられています。
お互いを尊重しながら、考えを述べ合う対等な関係、このお二人なら一緒に高めあっていけると感じました。
歌劇10月号では
歌劇の「Voyage」では、れいこさんと海ちゃんが「モロッコ」を旅するイメージが写真で綴られています。二人の表情がどこか憂いを秘めていてステキです。
モロッコを舞台とするものとして、れいこさんは花組「マラケシュ・紅の墓標」、海ちゃんは映画「カサブランカ」を挙げていました。
砂漠やバザールを歩くれいこさんと海ちゃん似合いそうです。
トップコンビ「Voyage」
2月号「彩風咲奈・朝月希和」 イタリア 「ローマの休日」
3月号「礼真琴・舞空瞳」 フランス コルマール「ハウルの動く城」
7月号「柚香光・星風まどか」 フランス 「美女と野獣」
8月号「真風涼帆・潤花」 アメリカ 「WESTSIDE STORY」
10月号「月城かなと・海乃美月」 モロッコ マラケシュ
退団発表されたゆりかさん(真風涼帆)と、かのちゃん(潤花)を今見ると、どこか寂しげにも見えるのはこちらの思いがそう見させているのでしょうか。
宝塚歌劇のトップコンビは永遠ではないからこそ、記憶の中で輝いているのだと思います。
海ちゃんが、全国ツアー「FULL SWING!」、そして本公演ショー「Deep Sea –海神たちのカルナバル–」で、しなやかなダンスを見せてくれるのを楽しみにしています。
ランキングに参加しています。
バナーを押していただけたらうれしいです。