10月6日に星組から花組へ、あかちゃん(綺城ひか理)の組替えが発表されました。
この組替えは、「永久輝せあ」体制の布石と見るのが大勢のようですね。
花組にとっては、あかちゃんの帰還はどういった意味があるのでしょうか?
新人公演とバウでは
あかちゃんは、長身でハンサム、さらに歌とダンスもできます。宝塚音楽学校入学前は、ヒップホップダンスを習っていたとか。
新人公演主演は、研6で2016年花組「ME AND MY GIRL」、「金色の砂漠」の2回、バウホール2019年「Dream On!」でメインキャストを務めました。
あかちゃんの「ME AND MY GIRL」のビルは、華があり歌唱も上手く、また、「金色の砂漠」のギィは、長身を生かしてケープ風衣装をステキに着こなしていました。
「Dream On!」で印象的だったのはポスターです。
マイティ(水美舞斗)が特別出演するのは発表されていましたが、ポスターの真ん中にマイティとは・・・。
ポスターの中で、悲しそうなあかちゃん、笑顔のつかさくん(飛龍つかさ)。
あかちゃん、相当ショックだったんだろうなあと思いました。つかさくんもショックだったと思いますが、笑顔を作ったんですよね。
その時、あかちゃんって、正直な人なんだなあと思いました。
「Dream On!」は、若手の男役、娘役の活躍の場だったし、ビシバシ、ウィンクが飛んできて、とても楽しかったです。
あかちゃんの個性
あかちゃん自身がハンサムなので、もちろん路線の役ができますが、その他に、長身を生かしてお父さん役や壮年の役ができることです。
花組時代、あかちゃんは研7で、2017年「MY HERO」キキちゃん(芹香斗亜)のお父さん役をしています。スタイルが良く戦隊ヒーロー物のスーツアクターが似合っていました。
花組から星組に
明日海りおさんの退団公演2019年「A Fairy Tale – 青い薔薇の精–」後に、花組から星組に研9で組替えになりました。
こっちゃん(礼真琴)のお披露目2020年「眩耀の谷〜舞い降りた新星〜 Ray –星の光線–」からの星組加入です。
この時、あかちゃんは路線として組替えなのか?と思ったのですが・・・。
2021年「ロミオとジェリエット」で、あかちゃんがパリス伯爵を演じた頃から、別格に移行したことがわかりました。
あかちゃんは、パリス伯爵を魅力的に演じていて、コメディセンスがあると思いました。
歌劇の「組レポ」
歌劇には「組レポ」という、中堅から上級生が、各組の様子を書くページがあります。
あかちゃんは、2022年1月から星組の「組レポ」担当になりました。
「組レポ」は元雪組の早花まこさんが、面白くてこのページが始まって以来何年もずっと書かれていましたね。
こっちゃんも「歌劇」が届いたら、真っ先に「まこさんの組レポ」を読むと言われていました。
組レポを担当していた漣レイラさんが2021年に退団され、2022年からあかちゃんが組レポ担当となったので、2021年頃は組替えの予定はなかったと思われます。
組レポの任期は1年ではないので、組替えはわりと急に決まったのかと想像します。
あかちゃんの永遠の親友
歌劇7月号の星組の組レポで、あかちゃんは「めぐり会いは再び」で、自身の役名オンブルの由来を明かしています。
「ちなみに私の名前についてだが、意味は、ラテン語でアエテルニタス=永遠(演者の親友の芸名から)、ルクス=光(演者本人の芸名から)、フランス語で役名オンブル=影である。作者が演者を思いつけてくれた、愛にあふれた名前である。」
作者は小柳奈緒子氏、永遠の親友は「永久輝せあ」でしょう。
今後の花組演目
あかちゃんが花組に戻ると、ひとこちゃんは心強いと思います。
また、あかちゃんが加入することで、大作ミュージカルの構想もイメージできます。
例えば、「エリザベート」には、フランツ、シシィの父マックス、宮廷に出入りする大司教など、大作ミュージカルには風格が必要な役があります。
また最近、2023年梅田芸術劇場主催「ファントム」、真彩希帆さんがクリスティーヌを演じることが発表されましたね。
エリック(永久輝せあ)、キャリエール(綺城ひか理)という同期で親子という胸熱な配役があるかもしれません。
2011年花組「ファントム」では、エリック(蘭寿とむ)、キャリエール(壮一帆)は同期でした。
ひとこちゃんは、2011年花組「ファントム」には組周りで「団員」として、2018年雪組「ファントム」では青年キャリエールとして、2回出演しています。
ひとこちゃん主演で上演されたら、思い出再演となリますね。
同期愛は宝塚歌劇の美しい愛の1つだと思います。
主演“永遠の光”の公演を支える“影”に同期ありです。
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