災い転じて福となす⁉  | Route 9  西へ東へ

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難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)に罹患し気管切開した ポンコツおやじのブログです。
自分では 視線入力で意思伝達装置のmiyasukuを操作することしかできません。
ベッドの上で天井を見つめながら あれこれと思いを巡らせる毎日です。

ALSは発症してからの余命が 2~5年と言われています。 
私は体の異変を感じてから 5年が経ちました。 

自発呼吸が弱くなり、人工呼吸器(非侵襲的)を使い始めたのは 2年半が過ぎた頃です。
今年に入ってからは 24時間外せなくなり、10月に気管切開しました。
呼吸器を着けていなかったら 呼吸不全で既に死んでいると思います。

但し 人工呼吸器を着けているからといって安心ではありません。
今年の7月には 呼吸器が止まって危うく死にかけました。
運良く助かりましたが、常に死と隣り合わせの日々を送っています。
やはり 呼吸が機械任せ 人任せというのは怖いです。


呼吸が止まって意識を失いましたが、三途の川を渡らずに済みました。
詳しくは書きませんが、この怖い体験をしたことで 私が抱いていた『死に対する漠然とした不安や恐怖心』は薄れました。

ALSになってからいろんな事があり、人生観だけでなく死生観までも変わりました…
次はどんなことが起こって何を変えられるのでしょうか、楽しみです(笑)。


それでは皆さん、良いお年をお迎えください。