気管切開と一緒に誤嚥防止術もしました。
声門下喉頭閉鎖術というものです。
嚥下障害も進んでいたので 術前は唾液で噎せたり、トロミを付けたお茶やコーヒーを飲みながらプリンを少し食べる程度で、薬や栄養剤は全て胃瘻から注入していました。
誤嚥性肺炎が怖いので ついでにお願いしたわけです。
結果は・・・
・唾液で噎せることはなくなりました。
・普通の冷たい水が飲めるようになりました。
・リハビリでペースト食を食べてます。
術後1週間で抜糸をして、嚥下の造影検査で水とヨーグルトを飲み 問題なかったので、テルミール(栄養補助食品)を飲んだり、昼食でペースト食(五分粥+おかず3品+ゼリー)を食べています。
咀嚼はもうできないので刻み食は難しいです。
食べるというより 一口ずつスプーンで口に入れてもらい お茶で流し込んでいます。
ゼリーはつるんと飲み込めます。
鼻から息が吸えないので匂いはあまり感じませんが、味はわかります。
ベッドの角度や枕の高さを変えながら飲み込みやすいポジションを探してます。
誤嚥防止術をしても嚥下障害が治るわけではないし、胃瘻からの注入がメインなのは変わりませんが、噎せる恐れや誤嚥する危険性が少なくなっただけでも大満足です。
これから気管切開をされる方は 誤嚥防止術も検討されてはいかがでしょうか。
私は酒が好きでALSになっても毎日飲んでましたが、今年になってからは 体調がいい日に少量を胃瘻から注入する程度です。
普通に酔いますが 味がわからないので楽しくはありません。
退院したら直ぐに酒を飲んでみます。 どうなるかは また報告しますね。