グランドキャニオンに向けて、家族でロードトリップをしていた時の話。1日目、5時間の道のりの1時間が経過したところで、息子が「おうち、おうち」と言い始めた。このときは、「まだだよー、後一週間は帰らないよ」と笑いながら言っていたが、後に、車のブレーキが故障して、私と妻は本当にお家に帰りたいと心底思うことになる。

 

 

 結局、グランドキャニオンには到達できなかったが、ニューメキシコのアルバカーキという街までは行けた。この街は、NETFLIXドラマ「Breaking Bad」の舞台になった場所で、また、世界最大の気球フェスティバルが催されることでも有名である。そこで、私たち家族は、バルーン博物館に行くことにした。博物館に着くと、まずギフトショップでテンションが上がった。気球は色とりどりで見栄えがいいため、どのお土産も魅力的だった。次に展示物を見て回っていると、息子が上を見ながら、突然、「ママ、ママ」と言い始めた。その視線の先に、個性的な顔が描かれている気球が天井から吊るされていた

 

 

 後日談。息子は「おっっきぃ」と「まぁるい」を言うのが得意である。「おっっきぃ」には恐竜を目撃したくらいの迫力があり、「まぁるい」は宇宙から地球を見た時くらい丸いのだ。しかし、最近、息子は妻を指差しながらがら、「おっっきぃ」と「まぁるい」を連呼する。あの個性的な顔の気球を連想しているのか、他に理由があるのかどうかは、息子にしかわからない。

 

 

 

*監修 妻

この内容はすべて妻の監督のもと、添削及び修正いただき、許可を得た後、投稿しています。