2歳児の息子は、最近、物を転がすことにハマっている。特に、タイヤのような、円形の物体を転がす衝動を抑えることができないため、家の中のあらゆる円形の物をねだり、転がす。物の形状と動き方を理解できるいい機会なので、私は息子の行動に全く不満はなかったのだが、一日中、物を転がす相手(物の回収やキャッチ)を任されている妻は、さすがに嫌そうにしていた。またやるの〜、何が面白いの?」。そこで、ただ転がしていてもつまらないので(息子にとってはそれで満足だが)、どの形状の物体が一番遠くまで転がるのかを実験することにした。といっても、息子が機械のように同じ動作を繰り返しているため、私たちはその都度、一番遠くまで行った物体をカウントするだけで良かった。

 

 実験方法は、高さ30cmほどのソファから、「空気入れ」、「ラップの芯」、「レゴブロック」、「ピーナッツバター」、「スプレー」、「キッチンペーパー」、「綿棒」、「コーヒー缶」を息子が転がり落とした際に、一番遠くまで転がった物体をカウントとする。上記実験を19回繰り返した結果を下図に示す。転がりやすかった物体は、キッチンペーパーとコーヒー缶だった。これらの物体が転がりやすかった要因として、円の径が大きく、重量が軽かったことがあげられる。ピーナッツバターのように重いと、その運動エネルギーのほぼ全てが床に落下した際に地面に吸収されてしまう。また、ラップの芯のように円の径が小さいと、転がるときの力が弱いのですぐにとまってしまう。キッチンペーパーより、コーヒー缶が勝ったのは、キッチンペーパーの表面がビニール袋のため、地面との摩擦が大きいためだと思われる。いずれにしても、考察できるレベルの精度で繰り返し実験できる息子の正確さには驚いた

 

 

 後日談。私と妻が楽しくなって、何回も息子にこの実験をねだっていたら、息子があまりやりたがらなくなった。息子の遊びだったのに、私たちが「自分の実験」にして、しまったからだろう。

 

Today’s tip

 

    
息子の自発性と興味心を刺激しつつ、実験を楽しもう!

 

 

 

*監修 妻

この内容はすべて妻の監督のもと、添削及び修正いただき、許可を得た後、投稿しています。