おはこんばんちは~
Netlixの項目に、近日配信開始の作品のお知らせコーナーがあって、
もし気になったらチェックしておけば、入りましたよのお知らせが入るようになっているんです。
結構頻繁にチェックしているので、見落としはないはずなのに…今日みたら、突然配信開始になってるものがあったんです。
それが、
「Kalki 2898 A.D.」(2024年)
プラバース、アミタブ・バッチャン、ディーピカー・パドゥコーンと豪華な配役。
今年6月に劇場公開されたようです。
それにしては早い、Netflix配信。
嬉しいけど。
前に(もう去年の8月になりますが)、やはりプラバースの映画で「Adipurush」というのを紹介した時にちょこっと書いたインドの抒情詩「ラーマーヤナ」。
それと並んでインド二大抒情詩と言われている物が「マハーバーラタ」と言われるものです。
この「Kalki 2898AD」はそのマハーバーラタがベースになっています。
歴史は得意ではないので、かなりアバウトで、理解不足もありますが、お許しを^^;
そしてネタバレになっているかもしれないですが、聞いても、観なければ分からない部分も多くあるので、そこいら辺はよろしく^^
マハーバーラタは大きな2つの家系間での争いがかかれていますが、そこに神の化身とか生まれ変わりとか、色々絡んでくるのでややこしい。
とにかく、映画の冒頭にはその中にある「クルシェートラの戦い」紀元前3102年、というのが出てきます。
戦士アシュヴァッターマン(アミタブ・バッチャン)は戦いに敗れる最後に、敵方の王妃に宿った最後の血筋の子供を攻撃します。
そこにクリシュナ(最高神ビシュヌの生まれ変わりと言われる)があらわれ、胎児を殺すのは恐ろしい罪だ、とアシュヴァッターマンに永久に死ぬことが無い呪いをかけ、クリシュナが生まれ変わって生まれる時に、その母と胎児を守る役目を与えます。
クリシュナが生まれ変わって現れる時、それは人類が悪行と戦いを繰り返して罪を重ね、行きつく所まで行った時。
彼はこの世を破壊し、再生するために現れるのです。
Kalkiというのは、その世の終わりの時に現れるクリシュナの生まれ変わりの事で、
白い馬に乗って現れると言われています。
次のシーンでは、アニメで人間が重ねてきた悪行の数々が描かれます。
そして、6000年の時が経ちました。
紀元後2898年(これが映画のタイトルになっています)、冒頭でクリシュナが言っていた終わりの時、人々の悪行が満ち、ガンジス川の水が枯れはてる時、が来ていました。
砂漠の中を、難民のような人達を乗せて走る檻のようなトラック。
タイヤはなく、浮上して走ります。
世界的な破壊の後、唯一残った町、クシを目指しています。
そこは(200年生きていて神的存在の)最高司令官ヤスキンの治めるコンプレックスと言われる要塞へアクセスできる場所でもありました。
クシには水も十分に無いけれど、コンプレックス内には水はもちろん、果物だろうと何だろうと、無いものはありません。
入るには強力なコネか、莫大な入所金が必要でした。
クシの町で、なんとかコンプレックスに潜り込んで贅沢したいと思っている男がいました。
最強の戦士バイラヴァ(プラバース)です。
今回結構コミカルなキャラです。
相棒のブジー。
バイラヴァがジャンクヤードで拾って来たAI
ブジ―搭載のこの車がすごい。ラストではトランスフォーマー化します。
最高司令官の指示の元、
コマンダー・マナスがすべてを取り仕切っていました。
新たに人々がはいってくると、検査で選ばれた女性が(少女も)コンプレックスに連れていかれます。
コンプレックスの中ではその女性たちの腹部にある薬物が注入され、妊娠させられます。
しかしそれは強くて、目標の5か月まで母体が持ちません。
女性たちはその前に血清を採られ、死体は破棄されます。
その血清は、最高司令官ヤスキンの生命を維持するのに使われます。
そんな中で、SUM80は(検体なので名前ではなく番号:ディーピカー・パドゥコーン)すでに5か月たっていました。
そのことを隠していましたが、見つかり、血清を採られるユニットに入れられました。
しかし血清を採られる前に機械が不調をきたし死体を焼く高炉に落ちていきました…が焼かれる直前に同僚に(実はレジスタンスの1員)助けられ、
コンプレックスの外に逃げだすことができました。
レジスタンスの住む隠れ里では、生まれ変わりのカルキの誕生を待ち望んでおり、SUM80は歓迎されました。
しかし、コンプレックスの軍隊がSUM80を取り返そうと追ってきました。
アシュヴァッターマンが目を覚ます時がきました。
画像は全てお借りしました。
コンプレックスの軍隊、
レジスタンスの部隊、
+アシュヴァッターマンの攻防に、
バイラヴァはSUM80を連れて行けばコンプレックスに入れるという動機からそこに参戦。
最後の最後まで戦いが続いて分かりません。
一言で言えば、救い主の誕生を待つものと、それを阻止する者の戦いです。
配信されていたのはヒンディー語版でしたが、元々はテルグ語のトリウッド映画。
題にも書きましたが、神話の延長がSFというのは今までなかったんじゃないかと。
どことなくスターウォーズっぽい感じがしたり、あちこちにこれって…みたいな場面もあったり…
今時のオンラインゲームっぽい感じもしないではない。
とにかくアクションがすごいです。
プラバースのアクション、筋肉~~ぅ(。・ω・。)ノ♡
アミタブ・バッチャンのアクション…スタントとCGじゃないかと思いますが…80歳ですよ。すご
世界が破壊された後に唯一残った町ということで、色々な人種がいます(圧倒的にインド人が多いんですけどね 笑)。セリフもヒンディー語にかなりな割合で英語が混じってます。なんだか世界市場を狙っている感もありますね。
ラストは、どうなるんだろう?みたいな終わり方なのですが、
プラバース演ずる男の名がバイラヴァ。バイラヴァというのはシヴァ神の化身の名でもあるので、多分…と想像するしかないです。敵方もパワーアップしちゃうし、また戦いですかねー
3時間。
ちょっと長いとは感じましたが、(とりあえず独特の世界観に)付いていけました(笑)。
面白かったですよ。
プラバースファン、アクション映画ファンにはお勧めです。
日本で公開されますかねー
そうそう、
お尋ね者を捕まえる賞金稼ぎ役で、S.S ラージャマウリ監督が(役者として出ているんだから監督じゃないか 笑)カメオ出演していますよ。