インド映画「Bade Miyan Chote Miyan」アクシャイとタイガーがインドを救う。 | それゆけすずめちゃん

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北米山岳部に住んでいます。ブログを始めて10年以上経ちました。
おうちご飯を作っては食べ、天気が良ければウォーキング、夏の間は野菜作り、そして時々映画を観る。そんな毎日です。

おはこんばんちは~

 

インド映画に優しい? Netflix,今日はこんなの見つけました。

「Bade Miyan Chote Miyan」(2024年)

「Big master Little master」という意味で、1989年のアミタブ・バッチャン主演の同名の映画から取っています。

1989年のは年齢差がある刑事2人のバディ物。かなり似ているようですが、リメイクというほどではない?みたい。


2024年のはSFアクション戦争物です。

 

ダンス動画は今年の初め頃からYouTubeで配信されていましたが、公開日ははっきり示されていませんでした(本国と同じとは限らないし)。

戦争アクションはあんまり好きでもないけど、アクシャイ・クマールもバディ物も好きなので、出来れば観たいと思っていました。

チェックしていましたが、見つけたのは劇場公開が終わった次の日(4月)でした。公開期間も1週間だったし😨

 

なのでNetflixで見つけて即見ました。配信始まったの昨日あたりから。

 

 

冒頭、軍隊の車両が走行中襲われ、爆破され、兵士が次々殺されます。

そしてミサイル発射のコードが入った箱が盗まれます。

そしてこんな方が軍本部に映像を送ってきて、インド政府、軍隊を脅して「自分には軍隊以上の力がある。狙いはインドの国だ。

3日間の猶予をやるから何とかしろ!」と言います。

 

Bade Miyan Chote Miyan New Poster ...

 

8年前、アフガニスタンで誘拐された政府高官家族を救うために、

フレディ(アクシャイ・クマール)とロッキー(タイガー・シュロフ)がバディを組んで救出に向かいます。

その時に、2人の年齢差、状況が似ていることから付けた作戦名がこの「バデ ミヤン チョテ ミヤン」ってことなのです。

 

Akshay, Tiger starrer 'Bade Miyan Chote ...

 

現代に戻り、発射コードが入った箱はイギリスに輸送されたということは分かりましたが、奪回するのは難しい。

この緊急事態にはこの2人の男が必要だということで、カプール大尉が迎えに行きます。

8年の間に何かあったようで、ロッキーもフレディも民間の仕事をしていました。

そしてロッキーは要請に応じますが、フレディは断ります。

 

ロッキーだけがロンドンに行き、カプール大尉と、天才科学者のパム博士と共に箱を取り返しに行きますが、

冒頭の仮面男と別人ではあるが酷似した仮面をかぶった不死身の男があらわれ、ロッキーが危機に陥ります。

そこに現れたのがフレディ。

 

コードを見つけ出しますが、それは装置でもなんでもなく、かつてのフレディの婚約者プリヤ大尉でした。

彼女は志願して、体にコードを埋め込んだのでした。

ここでフレディは、仮面男の目的がコードというより、フレディとロッキーで、彼らを呼び出すために仕組まれたことではないかと気づきます。

 

7年前に戻ります。

父親の代からインド軍を支援してきたカビール博士はクローン開発の研究者。

自分が長年かけて研究してきたクローンの兵士を作れば、自国の兵が死ぬことがなくなると軍上層部に提案します。

しかも最強兵士のフレディとロッキーのDNAを使うので、最強兵士がそろう。それに前回の作戦で2人は命令に背いたが(それは結果的には良かったのですが)、クローンの兵士はそのようなことはない、と言います。

 

しかし、どんな命令にもためらいなく従う兵士の存在は危険であり、それが他国に洩れれば収取がつかなくなる、軍は兵士1人ひとりの自国への愛国心と良心を求める、とカビールの研究中止を決定します。

 

それに逆らって戦うカビールをフレディとロッキーは戦闘中に殺害してしまいます。

カビールを殺すな、という命令だったのでフレディとロッキーは軍を追われます。

なので、2人とも市井にいたわけです。

 

現代に戻ります。

仮面の男はそのカビールでした。殺されたのは彼のクローンでした。

生き残ったカビールはこうして復讐に燃え、

自分の命令に忠実に従うフレディとロッキーそっくりのクローンを作り、

パキスタン、中国と手を組んでインドを攻撃し、手に入れようとします。

 

クローン兵士は不死身で、カビール自身、その力を注入し不死身となりました。

さあ、果たしてミサイル発射を阻止することが出来るでしょうか。

 

 

 

最初から35分後くらい(「バデ ミヤン チョテ ミヤン」作戦後)にYouTubeに載っているオープニングダンスシーンが始まります。

これが結構カッコいいので、映画にも期待していたのですが…

 

 

画像は全ておかりしました。

 

 

 

とにかく爆発シーンが多過ぎ。

これでもかと言うくらい。

爆発シーンが好きな人には最高!でしょうが、個人的には無駄使いとさえ思える。

あんまり多いと慣れてきて驚かなくなっちゃう。

高そうな戦車、ヘリがどんどん爆破。

 

これってお金かかっているんじゃない?と思ったら、

インドで今までで最高の製作費4200万ドルだそうです。やっぱり。

でも、興行収益はその4分の1くらい。やっぱり…

 

ストーリーも、悪役が(自分としては)国のためを思って尽くしてきたのに、それを否定され、名誉を傷つけられた。

その復讐をし、インドそのものも自分の支配下に置こうとする…っていうのは、「Tigaer3」も確かそんな感じだったし、目新しさを感じませんでした。

 

素人が何言うか、でしょうけど、やっぱ、脚本でしょうかね?

全体的に、爆発、アクションてんこ盛りなのに、

おー!も、わ~~!も、ほーー!も無し。

2人のバディ感も、悪くないけど、なんだかじわっと来るものが無い。

なので、興行収益4分の1の大コケ、と聞いても、やっぱり…って思っちゃいました。

 

YouTubeのダンス動画では2人の雰囲気が良かったので、私としてはあのトーンで映画作って欲しかった…

 

日本での公開は無いでしょうね~。

でも、残念がる必要はまったく無いと思います(きっぱり 笑)。

 

アクシャイとタイガーの無駄使いだわ。