クロスドミナンス― 言葉より先に | 〜力を抜いて生きていく〜

〜力を抜いて生きていく〜

51歳主婦の詩集✎
*2014年脊椎関節炎&軽症線維筋痛症発症2017年寛解
*2023年春再発→痛み広がり1度目より重い症状に。いつか今より元気になりこの宿命の答えを見つける日がくると信じ每日精一杯生きてます。様々な愛の形を詩にしています。拙い詩集ですがご覧ください✎


クロスドミナンス― 言葉より先に



足裏の地図をながめながら

胃の反射区に

キミの指が触れる。

 

今日も

とても寒い日。


静けさが心地良くて

口数を

減らすことにした。





窓を小さく叩く風

部屋の温度を守る音

加湿器の水蒸気

スピーカーのジャズピアノ

沈黙の音



どの音も
それぞれのまま、

単独なのに


今日はやけに

すべてが心地いい。



足先を眺めていると

ふたつの足に触れた両手が

突然クロスされて

わたしは思わず

まばたきを繰り返した。


いつだったか 

「両利き」と

教えてくれたことを思い出す。


クロスドミナンスの人。

頭の中は

一体どうなっているのだろう?



沈黙を止めたくなって

あの日

共有してくれた

断片を

褒めると


いつも冷静なのに

意外にも

「恥ずかしい」 

そう言って

指先をわずかに湿らせた。


意外な反応につられて

わたしの両足まで

温度が変わる。


言葉より先に

体が返事をしていた。


わたしたちは

その温度のまま

何も言わなかった。



※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。


この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。


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