ブルーと白の再会




「連絡しようと思ってた」


半月迷って

連絡をしたあの日、 


おもいがけない

文字列の向こうの余白に

少しだけ揺れたけど


流れる月日のなかで

わたしを支える

大地のような安心に包まれて 

少しずつ、変わっていった


それでも、

誰かをそっと想うことは

手放さなくてもよいのだと

そう思えた



チャイムが鳴り

扉を開けたとき


少しだけ時計の針を追い越して

髪を整えてきたらしい


真っ白なシャツに

シルバーのピアスとネックレス

爽やかな佇まいが

まっすぐに目に入ってきた


わたしは

鮮やかなブルーの

コットンワンピースに

月をかたどった

ゴールドのネックレスを

首元に下げる


ブルーと白

ゴールドとシルバーの

コントラストが

その日の空気を

少しだけ特別にしていた


わたしたちは、なぜか

示し合わせたわけでもないのに

色が重なったかとおもえば、

引き立て合う


カラーバス効果なのか

シンクロニシティなのか


去年は

かたくなに

意味を探していたけれど

今は、ただ

純粋に楽しいとおもう





帰り際、

暑くなる前に、

また外へ出ようと

キミが提案してくれた


ベッドに腰かけたまま、

わたしは

顔を見上げて

これからの願いを

素直に手渡した


未来の約束を手渡した

その瞬間、


意識か無意識か

キミは

両手を体の前で

カチッと重ねる


まるで、

敬意を示すようなポーズ


なんて丁寧なひとだろう


「ありがとう」と

微笑みながら

わたしは

頭をさげて


いつものように用意した

新品のお札と


それをそっと包む

白い封筒に

ほんのり漂う

アロマの薫りをしのばせる


気づいていても

いなくても

これが言葉にならない

感謝のかたち


初夏の風と共に

あたらしい頁が

そっと開いていった



※私two-miracleの綴る詩は

内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う

様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。

この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、 

静かに響きますように。


TWO Miracleの詩に

音(音楽)がつきました!

花かったらご視聴ください花


▼『火花』

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処女作『愛しすぎたわたしへ』

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