呼吸が重なるまで
もうなにも
着飾りたくなかったから
5分前に
わたしはピアスを外した
今日は何も確かめない
いいひとにもならない
このままでいい
わたしの弱さをさらけだして
もし去っていくなら
それも風の行き先

わたしは ただ そこにいて
力を抜いて委ねる
手のぬくもりが
力の抜けなかったからだを
ゆっくりと溶かしていった
この感覚に
言葉は見つからない——
瞼がゆっくり落ちて
くちびるから
ふぅと
深く息が漏れる
まるで
ほどけきれない朝に
身を預けたような
やさしさに包まれた
わたしのゆるみが
波紋のように広がると
ふたりの間を流れる空気に
音のない波がおとずれる
そうか
近頃のわたし
ずっと
閉じてただけだったんだ

力がはいらないほど
感覚は素直になっていく
わたしが受けとりひらくと
もう一つの呼吸が
自然と重なりあう
この、シンプルで
心地よい世界
なんてやさしい
触れずに触れている時間だろう
※私two-miracleの綴る詩は
わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。
この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。
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