お疲れ様わたし



水曜日の人が
2度目の訪問をしてくれた日

わたしは
身のふり構わず
泣き崩れた

もう
隠せなかった
隠したくなかった

強がりも 
我慢も
ぜんぶ捨てて


そのままのわたしを
見て欲しかった
知って欲しかった





はじめのうちは
ありのままを見せてきた
あのひとたちにも
いつしか
嫌われたくない
見捨てられたくない不安で
自分を演じるようになってしまったから


だから
水曜日の人の前では
どんなわたしも
さらけ出そうと誓った

あの人は
それを包みこんでくれる
懐の深さがあると
第六感が
教えてくれたから


水曜日の人は
ゆったりとこう告げた  

「あなたがこれまで、どれほど頑張ってきたのか
それがわかるからもう頑張らなくていい、

いまはその区切りの時として
自分を労ってあげて。

今までのあなたに 
“お疲れ様、わたし”
って言ってあげて。」と


その一言で
わたしはまた
大粒の涙をこぼす


白いベッドは今日もまた
鳥のさえずりと
ラベンダーの香りに包まれ


その言葉だけで
痛みで固まった心や体が
ゆっくり、やわらかく
ほどかれていった


水曜日の人は
さらに教えてくれた

去年、病に伏したこと
だから私の苦しみがわかること

違う病でも
苦しみをくぐり抜けてきた人が
寄り添うように
差し出してくれる優しさ

わかってもらえた気がして
今はまだ遠くとも
確かな安心感が心に灯る


これからは
頑張りつづける私じゃなくて
泣きじゃくる私も
頑張れない私も
ねぎらって
愛してあげたい




お疲れ様、わたし。

苦しい時は思い出して
その言葉と共に生きていこう

※私two-miracleの綴る詩は

内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う

様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。

この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、 

静かに響きますように。