距離の中にある愛

一番楽しいお年頃なのは
わかっているけれど
君、 このところ
二、三週間も 朝帰り。
時々なら目をつぶるけど
每日となれば 黙ってはいられない。
そろそろ釘を刺ささないと
取り返しつかなくなるぞ、と
あなたも片眉をひそめる。
蓋を開ければ嫌な予感が命中。
成人式をきっかけに
再び影を寄せてきた彼。
小四のキミが
何度も問題を起こし
学校から電話が鳴り響いた記憶が
今でも鮮やかに蘇る。
悪い子じゃないのは
わかってる。
けれど
学校一番の目立ちたがり。
よくいえば将来有名人?と
騒がれた存在。
あの頃もそうだった。
なぜ私が具合が悪くなると
彼の影がちらつくんだろう?
「就活はしない、資格の道に進む」
そう打ち明けてくれた今年のはじめ。
君にぴったりだと思って
心から応援した。
心から応援した。
同じ志を目指す
大切なあの子は
君との時間を楽しみながら
夏休みは予備校、インターンへ
抜かりなく歩んでる。
優秀な子は遊びと学び、器用に両立。
君は流されやすい。
それは私に似た性分。
私もその年頃から
友の影に流され
親を散々困らせたから
よくわかるの。
あまりにも続いたから
わたしから釘をさしたけど
あなたは投げやりな言葉で
ぶつけてきた。
でも もうこれ以上は
言わない。
小四のあの頃とは違う。
首根っこ掴んで
机に座らせる歳じゃないものね。
君も、このままでは
いけないこと
一番わかってるはず。
周りは就活で大忙し。
あの彼は就活してないという。
君はそこに浸かり続けるの?
このままだと
大好きなあの子にも
愛想尽かされちゃうかもよ?
さあ、 君の選択は
どうなるの?
でも、君はこれまで
迷いながらも選び抜いてきた
“今”がある
だから信じてる。
未来には、きっと光が差すこと。
「距離の中にある愛」
その名のもとに
あの頃とは違う距離で
静かに——
見守っているよ。
腕の太さ、わたしの3本分あり

悲しくて仕方ない![]()
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※私two-miracleの綴る詩は
わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。
この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。


