誓いのことば | HEART BOOK 〜力を抜いて生きていく〜  

HEART BOOK 〜力を抜いて生きていく〜  

50歳。2014年に筋痛症を発症、2017年に寛解。が、2023年春から再び不調が出始め、あっという間に全身痛再発。人生2度目のピンチ真っ只中を包み隠さず綴っています。

22歳/19歳/18歳
3息子の母です。

*プロフィールは
初回記事からご確認ください*


ある時  


イマジネーションの世界が

「一人結婚式」の

光景を見せてくれた




あたり一面

美しいお花畑に

ひっそりと佇む

真っ白い教会





そこには私と神父だけ


私は神父の問いかけに

復唱し

誓いを立てる



私は わたしを

病めるときも

健やかなる時も

富める時も 

貧しき時も

わたしを愛し 敬い

慈しむことを誓いますか?


はい、誓います






遠い 遠い

むかし


こんな私も


神父に

夫への永遠の愛を

誓ったっけ



いまのところは

神父さんとの

お約束通り

添い遂げるつもり



ただ

年を重ねるごとに



あの“誓いのことば”こそ


誰かへ誓いを立てるより

誰かに誓いを立ててもらうより


わたし自身に

誓いを立てたほうが


揺るぎない安心感と

穏やかな幸福感に

包まれるのでは?


ということに気づいていく 



自分自身すら

ままならないことも多い人生


だのに 


他人をわたしの思い通りに


思い通りに

なってちょうだいよ


だなんて


あまりにも

おこがましすぎるのだ 

 


それが例え 

愛する人であっても

血の繋がった親子であっても

   



そんな

思い通りにならない他人の

言動に振り回され

心をかき乱されたとき


色々なことが

うまくいかなくなったとき

 


腹が立っても

傷ついても

悲しくなっても


私が わたしを理解し

寄り添い

抱きしめてあげる

 



私は わたしを

病めるときも

健やかなる時も

富める時も 

貧しき時も

わたしを愛し 敬い

慈しむことを誓いますか?




私がわたしに

誓いを立てていれば


他人のことであれ

自分のことであれ


心が

かき乱されたときの

扱い方がわかってくる


誓いのことばの

“本質”が見えてくる


 

見えてくると

乱れた思いは


苦しくて

苦しくて

どうしようもなかった

あの頃より

ず・・っと早く 


次第に落ちつき

薄まってゆく



もし

わたしが

あなたが


本当に

本当に

心から  


自分を

大切にしたいのならば

愛したいのならば


それができる

はずなんだ




私は わたしを

病めるときも

健やかなる時も

富める時も 

貧しき時も

わたしを愛し 敬い

慈しむことを誓いますか?




はい

誓います 


永遠に・・・