一期一会の出会いと感謝 | HEART BOOK 〜力を抜いて生きていく〜  

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50歳。2014年に筋痛症を発症、2017年に寛解。が、2023年春から再び不調が出始め、あっという間に全身痛再発。人生2度目のピンチ真っ只中を包み隠さず綴っています。

22歳/19歳/18歳
3息子の母です。

*プロフィールは
初回記事からご確認ください*


こんにちは

two-miracleです🌈


今日は

「一期一会」の出会いと感謝について。



はじめましての方は

こちらからご覧ください→ 



普段、私はテレビを
殆ど見ないのですが

先日、たまたま
朝のニュース番組を流していた時に

偶然にも
長男が卒業した大学の教授さんが
出演していらっしゃいました。
(森林環境税がテーマでした)


「ねえねえ、あなたが卒業した
大学の教授が
出演しているわよ〜」

そう長男に声掛けしてみると

興味があったようで

直ぐにリビングに来てくれて。




長男の第一声


「俺、この先生の授業受けてたわ。

話が分かりやすくて

一番好きな授業だったんだよね」


そんな返事が返ってきました。



あら偶然、

そうだったの〜?と

受け答えしながら 



な〜んか

私もこの教授さん

見たことある、、👀

名前も記憶にあるし、、

(苗字が私の旧姓と一緒だ、という記憶があり)



はて。

なんだったかな?


ぐるぐる記憶の

引き出しを引っ張り出している最中


長男のこの一言で、

瞬時に思い出しました流れ星


「この教授、

若い時不登校だったらしい」


!!!



そうだ、、

そうだったよ、、、


鮮明に

思い出しましたよ。


私この教授さんと

Zoomでマンツーマン面談を

受けたことが

あったんでした飛び出すハート飛び出すハート


*


今から2〜3年前。


はっきりとした

時期は忘れてしまいましたが


コロナ禍で

長男がどっぷり

引きこもり大学生だった時。


家族はおろか、母親の私とすら

会話をしてもらえなかった頃です。



彼は大学1〜2年で

単位の習得に苦労し

4年での卒業は正直

厳しい状況でした。


そんな単位習得に

苦戦している

学生たちに向け


前期&後期の終わりに

教授に直接相談ができるという

学生対象のZoom相談会。

(大体どこの大学にもあるはず)


あの頃、

息子は誰に対しても完全に

心を閉していた為 

 

危機的状況に陥りながらも

手を差し伸べてくれるものすら

振り払い


1〜2年生の時は

相談会にすら

出席することはありませんでした。


(3年生になってようやく

受けてくれるようになったのですが)


息子が受けてくれるようになるまでの期間


私は息子の母親として

沢山沢山悩んだ末


息子の変わりに

私が相談会に

参加したことが何度かあったのです。


☑もう大学生なのだから

どのような状況であれ

子(本人)に全責任をとらせるべき


という支援者もいた中


☑出過ぎない範囲での

フォローはむしろ必要

(してあげてもよい。但し出過ぎないこと。

親としてやることは情報提供だけ)


色々な意見がある中

(お子様のタイプにもよるかと)


私は後者に納得&選択

息子の変わりに

Zoom相談会に出席していたのです。

 

3年間で、3回は

息子の変わりに出席したと思います。



その3回の出席中、

一度、担当してくれたのが

この教授さんでしたおねがい


とにかく

印象がめちゃくちゃ良い。

話しやすくて 

面白くて



本来、学生1人につき 

30分枠だったのですが


たまたま我が家の後ろに

誰の予約も入っていなかったこともあり

ついつい

1時間半もお話してしまうほど

盛り上がった?

相談会だったのです。


いや、盛り上がった、、とうより

テレビ出演のご依頼を

受ける位の方ですから


コミュニケーション能力が

長けていらっしゃるがゆえに


気付いたら

「え。もうそんなに

会話していた?びっくり

と時間の経過を忘れてしまう感じでした。



当時の私は

息子のことで

悩んでいましたから


深刻な面持ちで


「息子が引きこもっていること」

「息子と会話が殆どできないこと」


単位修得の課題については

一旦脇において

つい目先の辛さを

相談をしてしまって💦


そしたらね

真っ先に


「大丈夫だから」


て言ってくださって。


その次、何て言ってきたかというと


先程の息子の第一声



実は僕も

かなり長いこと

不登校だったんですよ〜


て、暴露してくれたんですびっくり


今は立派な教授さんがですよ?


この


正直さ

嘘つかない

カッコつけない

一瞬で惹きつけられました飛び出すハート



それから

(しつこいけど、今はテレビ出演するまでの立派な方が)


当時はどれほど素行が悪かったのか 苦笑、

当時やらかしたこと

ご兄弟とのこと

奥様との出会いから馴れ初め、、

今のご家庭のこと

(偶然にも子供の人数も

ウチと一緒だった)


お偉い教授さんであっても

我が子のこととなれば

私たちと同じように

家庭内では子育てに問題が起き

悩みがそれなりにあることを

赤裸々に話してくださって

(内容は割愛させていただきますが、

そんなことまで私に話しちゃってよいのですか?!

ということまでお聞かせくださいました)


本来ならば


カリキュラムや単位修得のコツなどを

伝えるZoom相談会のはずが


ミドルエイジクライシス(中年の危機話)で

盛り上がる、保護者と教授の

座談会☆になってしまって泣き笑い

(もちろん、後半は本題でもある

単位習得するためのポイント

アドバイスしてくださいました)


相談会が終わった後は

私の心をびっくりするほど

軽くしてくださったのです。


あまりに良い先生だったので

後日息子に


担当の○○先生、

親身に話しを聞いてくれて

とても良い先生だったの。

もし、先生の講義内容に

興味があればおすすめかもしれない。


そう、伝言しておいた記憶もあります。


息子が私のアドバイスを聞いて

受講してみたのか


私の言葉など忘れ

たまたま興味がある講義が

その先生だったのか

真偽のほどはわかりませんが

(そこはいちいち詮索しない)


なんかね、、、


時が経ち

今年息子は晴れて

4年で卒業することが出来て


ただ、就職ができず

(そもそも就活しなかったので💦)

いわゆるニー○という状態ではあるけれど^^;


あれから私と息子の関係性が

随分と好転したこと


息子は今、

とある支援団体と繋がり

息子のペースで社会に出る準備を

している最中であること。

(最近は職業体験をさせて

頂けるところに通っています。)


社会に出るには暫く

時間が必要かもしれませんが


あの時の先生の


「大丈夫だから」


を改めて思い返すと


本当に大丈夫なのかもしれないって

思えてくるんです。


これは今の私自身に対してもそうです。

(もちろん今は絶賛具合が悪くて治療法が

ないと言われていたとしても、です)



まさか、こんな形で


テレビ画面上でお会い(拝見)することに

なるとは思わなかったけれど


”一期一会の出会い”


あの時、間違いなく

絶望していたわたしの心を緩めて

笑いに変えてくださった教授さんに

感謝の気持ちが湧き上がり


思わずテレビ画面に向かって

拝んでしまったのでした。



*  *  *


先生、あの時は本当にありがとうございました。

息子、先生の授業が一番好きだったそうです。


私たち親子は、いわゆる

世間一般の枠にははまらない

時間のかかるタイプなのかもしれませんが


息子は息子で

私は私で

わが家は我が家のペースで

これからも、希望を捨てずに

歩みをすすめてまいりたいと思っています。



先生のご活躍

今後も陰ながら応援させていただきます。