テーブルラウンド | 結婚式を伝えよう

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こんにちは。

 

これまでこのブログ内で披露宴の進行披露宴のセレモニーの意味などをお伝えしてきました。

今回は披露宴の進行の中に多く方が取り入れられるテーブルラウンドにスポットを当ててみたいと思います。

 

テーブルラウンドとは新郎新婦がゲストが待つ各テーブルを順に回っていくことです。

進行上では新郎新婦がお色直し入場してそのから行うケースが多く見られます。

そしてテーブルを回るにあたりイベントが用意されていたりもします。

過去にご紹介したものもありますがいくつかご紹介したいと思います。

 

各卓写真

これが最も一般的です。各テーブルのゲストと一緒に写真を撮ります。

写真撮影をするのみの場合もあればこれからあげるイベントと写真撮影を合わせるケースとそれぞれです。

写真撮影のみの場合は各テーブル上にフォトプロップスHAPPYバルーンポーズカードなどのアイテムを用意して

ゲストの皆様と一緒に写真撮影を楽しみます。

 

キャンドルサービス

幸せな新郎新婦から愛のお裾分けというのが一般的な意味です。

おふたりが手にするトーチからの炎をテーブルキャンドルに点火する際に会場を暗転させることで

その雰囲気もまた素敵なものになります。キャンドルサービスと各卓写真を合わせる方もいらっしゃいますが

会場照明の暗転、明転を繰り返すことになるので雰囲気が落ち着かなる場合もあるので

キャンドルサービスひとつにするのがおすすめです。

 

キャンドルリレー/キャンドルブロー

先にあげたキャンドルサービスは各テーブル毎におふたりから火を灯していきますが、

キャンドルリレーは手持ちの小さなキャンドルをゲスト全員にお持ちいただき各卓代表者が新郎新婦から炎を、

各卓代表者からそのテーブルの方にその炎を回していきます。

そしてすべてのゲストに火が渡ったら一斉にその火を吹き消します。これがキャンドルブローです。

火を消すことで分けてもらった幸せを閉じ込めるという意味があります。

キャンドルブローを行う時は会場の照明は暗転、BGMもかけずに行うと吹き消した時に静寂と暗闇が一瞬に訪れ、

意味である幸せを閉じ込める瞬間を感じられとても神聖な雰囲気に包まれます。

キャンドルサービス同様に各卓写真と合わせるのはおすすめできませんがとても素敵なイベントです。

 

ミニ鏡開き

約20㎝くらいの小さな鏡樽を各テーブルに用意しておふたりが鏡を開いていきます。

樽の中にはお菓子やプチギフト、おみくじなどいろんな物を入れる事ができます。

各テーブル毎で「よいしょ~!」と威勢のいい声が上がり盛り上がります。鏡開き後にテーブルの皆様と

写真撮影もできます。鏡開きが和をイメージさせるので和装で行うと雰囲気もでます。

 

果実酒作り

スペインのカクテル【サングリア】を作る方が多いようです。

各テーブルにフルーツを用意しておふたりがテーブルにお越しになったらおふたりが持つ大きなビンに

フルーツを入れ、すべてのテーブルを回ったら結びに新郎新婦がワインをふたりでビンに注いでサングリアの完成です。

それをゲストに振舞います。みんなで作ったその場だけの特別なカクテル、とても素敵ですよね。

 

そんな素敵なイベントだからひとつご提案です。

サングリアはワインをフルーツに最低でも30分以上漬けてできあがるカクテルです。

披露宴中、しかもお色直し後30分はほぼ結びへとつながる時間帯です。実際に召し上がれる方って多くはありません。

せっかくのカクテルですし美味しいものをしっかり提供したい!と思うのは私だけではないはずです。

 

ならば、

 

挙式後に新郎新婦とゲストが合う時間は各会場あると思います。(ウェルカムドリンクを提供している時間帯など)

そのタイミングでゲストにフルーツをビンに入れていただき新郎新婦がワインを入れるセレモニーを行う。

「このあと披露宴でこのカクテルを皆様に振舞いますのでお楽しみに~!」とひとつコメントを入れたら

しっかり漬かった美味しいカクテルをゆっくり楽しんでいただけるのでは?と考えます。

これから果実酒作りをご検討の方、ぜひご参考にしていただけたら幸いです。

 

それとお酒が召し上がれない方用にノンアルコールドリンクもお忘れなくジュース

 

ビアサーブ

分かり易く例えるなら野球場のビールタンクを背負っている売り子さんです。その売り子さんの様に

新郎がビールタンクを背負い、新婦がおつまみやお酒を召し上がらない方様のソフトドリンクのボトルを持ったりします。

ここで経験談ですが、このイベントについて以前議論をしたことがあります。100名近いゲスト数でしたが。

「ひとりひとり全員にビールをサーブしたい。」とのことでした。進行はその他にも多く組まれていました。

当時キャプテンだった私は

「ひとりひとりに気持ちを伝えたいのはわかるけど100名全員にサーブをすると30分以上はかかってしまい披露宴が大幅に押すことになる。その後も宴席は控えているので押すことだけは許されないよ。」と担当に伝えました。それでもふたりの意向と譲らない担当。

 

「ならばキャンドルリレーの様に各卓にピッチャーを置いてそこにサーブ。それをみんなに提供して差し上げる。予定にはないかもしれないけどそのピッチャーから各テーブルでグラスに注いでもらってキャンドルブローみたいに全員で乾杯して飲むというのはダメかな?」

と提案したらおふたりに相談して採用されました。単に受け入れていたらとんでもない時間の披露宴を行うことになっていたでしょう・・・。

 

以上が代表的なテーブルラウンドです。それぞれに意味や思いがこもっていて素敵なイベントです。

ただしキャプテン経験者として言えるのは「披露宴時間はテーブルラウンドで決まる。」ということです。

先にもあげたようにすべての希望を進行に取り入れると時間は大幅に押します。

却って進行があまりない歓談中心の披露宴ならひとつのテーブルに新郎新婦が滞在する時間は増えます。

更にこれが少人数の披露宴であればもうひとつのテーブルラウンドのご提案ができます。

それが、

各卓食事

各テーブルにおふたりのお席を用意してお料理がそれぞれのテーブルでお食事をしながらお話しを楽しむというものです。

これは列席数やテーブル数が多かったりするとすぐに次のテーブルに移動しなくてはならないため

却ってふたりもゲストも落ち着けない状況になってしまいますので少人数の披露宴のみおすすめです。

 

結びに、当時私が料理提供時間などのコントローラーをしていた時のお話です。

その日の披露宴当日にゲストの中でお誕生日の方がいらっしゃいました。新婦からの要望で

当日ご提供するウェディングケーキのお皿に「Happy Birthday 〇〇!」というメッセージを入れてほしいと希望がありました。

おふたりがテーブルラウンドを行う予定時間がケーキ提供時間より少し前でしたが私はキッチンスタッフに無理を言って

「ケーキ提供時間はラウンドが始まってからにしてほしい。」とお願いしました。

理由は「メッセージ入りのケーキをおふたりがお誕生日の方のテーブルに着くタイミングで出したい。」

そこで喜びはその場で多くの方と共有できるし、新婦の希望を超えるいいサービスができると思ったからです。

 

その旨を当時のシェフパティシエに伝えたら即了承をいただき予定していたタイミングでケーキを提供し、

そのテーブルはとても幸せにあふれていました。

 

少しタイミングをずらすだけでゲストにも新郎新婦にも予期しない喜びと幸せが生まるのです。

それが会場としてのプロのおもてなしです。

このようなおもてなしができる会場で私は結婚式を挙げたいし、周りにもすすめたいです。

 

 

 

次回は7月16日更新です!お楽しみに!