どうも料理芸人、もとい、餃子芸人クック井上。です!
今年2025年も餃子にまみれた1年でした。

東京以外にも、青森、山形、宮城、福島、岩手、新潟、石川、静岡、埼玉、神奈川、千葉、兵庫、大阪、香川…
お店さんのうんまい餃子、個性的な餃子、あったかい餃子、かわいい餃子…
地方でたくさんの愛おしい餃子に出会えました!
地方のお店さんを巡ると思いもよらない出会いがあります。

今秋、青森市で『漫々亭(まんまんてい)』という町中華を発見。
埼玉にも、さっぱりスープに挽肉・ニラ・生姜・ニンニクのピリ辛餡がかかった「スタミナラーメン」が看板メニューのお店『漫々亭』(そして名前は違うがメニューがほぼ同じの同系列店『娘々(にゃんにゃん)』)がある。
〝もしや、何か関係がある?〟と思い、繋がりや歴史をネットで調べてみるも、どうもはっきりしない。AIに聞いても、そうした繋がりをはっきりと示す記事は無いようです。
▲こちらがさいたま市『娘々』の餃子とスタミナラーメン
たた、僕が小さい頃から通っているさいたま市『娘々』は、元々は青森の地元の同級生が始めた町中華。
青森市に『娘々』と同系列の『漫々亭』と同じ名前の町中華…、全く無関係だとは思えない。
ひとまず暖簾をくぐってみよう。
お邪魔するとベテランの女将さんがお一人で切り盛りされていて、カウンターには中高生くらいのお孫さんがいらっしゃった。
メニュー表に目を向けてみる。
埼玉『漫々亭』『娘々』の代名詞とも言えるメニュー、「スタミナラーメン」の名前がない。
やはり青森『漫々亭』と埼玉『漫々亭』は無関係なのだろうか???
とりあえず餃子を注文してみる。
そしてガブっと餃子に齧りついた瞬間、無関係ではないと確信した!!
口と鼻腔いっぱいに広がる、「五香粉」のフレーバー!
八角やシナモンなどが入った中国系のスパイスミックス「五香粉」は、埼玉の『漫々亭』『娘娘』の餃子にも使用されている。「五香粉」の量こそ違うが、味付けやキャベツの細かさなど、餃子の方向性が埼玉の『漫々亭』『娘娘』同じ!
自家製ラー油をコップに入れるスタイルも一緒だ!
これは聴いてみるしかない。
〝すいません。こちら『漫々亭』というお名前ですが、埼玉の『漫々亭』とはご関係あったりされますか?〟
すると女将さん
〝うちの主人が昔、埼玉の『漫々亭』で働いてました。独立してもう54年になります。〟
やっぱり!!凄い!!!!
続いてお店の歴史について女将さんが話してくださった。
〝私が23歳、主人が25歳の時にこのお店を建てたんですよ。主人は50代前半で早くして亡くなりました。でも、せっかくのお店だから、そこからは私1人でやってるんですよ。頑張りました!◯◯ちゃん、何食べる???〟
ささっとお孫さんにチャーハンを作る女将さん。
貴重なお話を伺い、とても胸が熱くなるとともに、ご高齢になられても細い腕で重い中華鍋を振り、お店の暖簾と看板を守り続けてらっしゃる女将さんに尊敬の念。
〝(僕からお孫さんに)お婆ちゃんに美味しいお料理作ってもらえて幸せだね!お店の味も守ってくれていて感謝だね。〟
そう話しかけると
〝はい、幸せです!〟
心がじんわりポカポカ、素敵な気持ちになった。
ここで一つ、気になった事があったので質問してみた。
〝すいません、埼玉の『漫々亭』『娘娘』といえば「スタミナラーメン」が有名ですが、こちらのメニューにないんですか?〟
すると女将さん
〝昔はやってましたよ。でも今は私1人でやってるから、メニューには載せて無いんですよ。もし良かったら作りますよ^ ^〟
えーーーっ!
〝い、い、いいんですか???食べたいです!〟
と大興奮の僕。
〝僕もたまに作ってもらいますよ。美味しいですよ!〟
とお孫さん。
なんだよ、この感動の展開は( ; ; )
〝お待たせしました。お口に合いますように〟
合う!合うに決まってる!いや、もう合っている。
餡がかかっていない部分のスープをひと口。
すっきりとしながら出汁の力強さが感じられるお味に思わず目を閉じる。
餡の部分は、辛いけど埼玉の『漫々亭』『娘娘』のように生姜・ニンニクは入らず、とても優しい餡。
旨辛、ではなくパンチを抑えた優唐。
もしかしたら今や埼玉のソウルフード筆頭との呼び声も高い「スタミナラーメン」の原型かも?
さいたま市から約700kmの青森市で「スタミナラーメン」「餃子(五香粉入り)」はしっかりと息づいていました。
この日お話を伺い、また54年間〜ご主人様がお亡くなりになられた後もその細い腕でお店の暖簾と看板を守り続けて来られた歴史と思いと愛を想像し、感動と感謝の念。
もうウルウル号泣しそうになりながらお店を後にする時、青森は突然の豪雨。大雨警報。
〝これ持って行って。また青森に来たら立ち寄ってくださいね^ ^〟
傘を差し出してくださった時の優しい笑顔!
女将さんとお孫さんと固い握手を交わしてお別れしたことは言うまでもありません。
僕は幼少期にオカン以外の餃子を初めて『娘娘』で食べて感動し、餃子の魅力を知るきっかけをいただきました。
今回、『漫々亭』『娘娘』の原型を作られたお一人であるご主人様の味、そしてその味を守り続ける女将さんにお会いできたのは我が人生の宝。
あゝ、幸せな時間だった!!
てなわけで…
2025年の餃子のお仕事の色々
講談社『大人の週末』「JAPAN餃子大賞」審査員
日本テレビ『DayDay.』
小学館『BE-PAL』
『きんちゃいみまさかマーケット』
TBS系列『ゴゴスマ』
日本テレビ『日テレTHEグルメDAYフェス』
…
手作り餃子会もたくさんやりました🥟
餃界人餃子会
ジビエ餃子会
料理研究家上田淳子先生アトリエ餃子会
TBS熱狂マニアさんお取り寄せ餃子優勝『全開口笑』周年記念餃子会
新潟古町ジョー×クック井上。餃子会
餃子は平和な食べ物やなー😌🕊️
2026年も、また素敵な餃子を包み、包まれよう🥟