大谷ルールのすごさ | 気まぐれ社労士の徒然日記

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2015年11月に社労士試験に合格。2016年5月より、社労士登録、8月に開業登録。自分の興味の赴くままに日記を書いています。

昨日は、ヒューストン・アストロズとロサンゼルス・エンゼルス(・オブ・アナハイム)の対戦で、大谷選手が1番打者・投手として出場しました。

 

今日はヒューストンでの試合のため、大谷選手がこの試合最初の打者でした。

 

 

最初の打席は四球でしたが、ここからエンゼルス打線が爆発。

 

なんと、1回表にして大谷選手は2度目の打席に立つことになりました。

 

 

そして2打席目では2塁打を放ち2打点。

初回にして、エンゼルスは6点を取りました。

 

1回表が終わり、1回裏は投手として登場。

 

 
6回1死まで16者連続凡退を続けていました。
ただ、そこからヒットを打たれたということもあり、無失点ながら大谷投手は6回を投げ切った時点で投手としての役目を降りることに。
そして、このままエンゼルスが逃げ切り、大谷投手は今シーズン初勝利を挙げることになりました。
 
さて、7回裏開始前に投手交代が起きるのですが、ここで指名打者のいわゆる大谷ルールが適用されることになります。
 
まず、7回表終了時点では、エンゼルスは以下のようなオーダーでした。
 
1. (投) 大谷
2. (右) ウォード
3. (一) ウォルシュ
4. (三) レンドン
5. (中) マーシュ
6. (捕) スタッシ
7. (左) アデル
8. (二) ウェード
9. (遊) ベラスケス
 
通常であれば、投手だけを代える場合、1番打者の大谷選手に代えて次の投手を出すことになります。
しかし、新ルールによって、先発投手が交代するとき、その選手をそのまま指名打者にすることが可能になりました。
 
7回裏のスタートから、エンゼルスの投手は大谷選手に代えてテペラ投手へ。
その時、大谷選手を指名打者として置くことによってベンチに退かずに済むようになったのです。
その結果、7回裏開始時点では、次のようなオーダーになりました。

 

1. (指) 大谷
2. (右) ウォード
3. (一) ウォルシュ
4. (三) レンドン
5. (中) マーシュ
6. (捕) スタッシ
7. (左) アデル
8. (二) ウェード
9. (遊) ベラスケス
    (投) テペラ
 
これは、指名打者ルール採用史上初めてメンバーが増えるということになるのです。
 
原則として、指名打者使用可能な試合では、スターティングメンバーを組む時、指名打者を使うかどうか選択することができます。
しかし、最初に指名打者を使わないと決めたら、その試合は最後まで指名打者を使うことができず、プレイヤーの人数はずっと9人になります。
 
その概念を覆し、途中から指名打者が使用可能になるというのですから、まさに大谷選手のための大転換とも言えます。
 
大谷選手、一人で大リーグのルールまで変えたのですから、大したものと言わざるを得ませんね。