ちょっと面白いデータがありますので、
ご紹介しますね。
バンダイキャラクター研究所の調査なんですが、
それによると、全世代を通して、
キャラクター商品に対して恥ずかしいと思う人が
2割に満たない人数と、
かなり低い数字が出ているんです。
さらに、一番キャラクターへの指示が
低い男性のシニア層でも、
好きなキャラクターがあると答えた人が97%。
積極的にキャラクターが好きという人
(身の回りにキャラクターグッズのある人?)こそ、
もっとも関心の高い女性10〜30歳代で2割程度、
男性は全世代を通して1割弱と少数ですが、
シニア層でも積極的にキャラクターに
愛着を持っておられる方がいるのです。
にもかかわらず、
キャラクターもののビジネス書はヒットしないなど、
いまだにビジネスをする側では、
キャラクター=子供のものという認識が
あるような気がします。
しかし、冷静に考えてみれば、
電車の中で少年漫画を読んでいる中年男性は
沢山見かけますし、テレビや漫画雑誌で
育ってきた人口は全体の2/3にも及びます。
すでにキャラクターに対する認識は
変わっていると言えるでしょう。
大人がキャラクターを持つ意味は
いくつかあるでしょう。
まず、子供と決定的に違うのが、
主体がこどもである場合。
子供と同じものを持つことで
コミュニケーションをとったり、
絆が生まれたりするということですね。
てことは
今まで子供向けに商売をしてきた方たちには、
大人向けの商売にもチャンスが生まれる
ということですね。
次に懐かしいキャラクター。
これは何も古くからの
キャラクターだけの話ではありません。
例えば昭和三十年代をキーワードに、
そのころ活躍したモノ・コトを
ピックアップすれば
広くアピールすることができますね。
実現可能かどうかはともかく、
ダイハツのミゼットをキャラクターにし、
現物のミゼット(レプリカがあればいいのに・・・)で、
御用聞きすれば、間違いなく覚えていただけますね。
そこまでは無理にしても
レトロフューチャーを意図したグッズと
オリジナルキャラで、
同じようなことは可能でしょう。
そして、最後が自己主張。
たとえばディズニーストアで売っている
高級なミッキー柄のネクタイ。
ディズニーランドのショップには
数十万円もするグッズがあります。
ま、そこまでいかなくても、
単に流行っているからという理由で買ったり、
特に男性に多い、大人買いと呼ばれる
コレクショングッズの買い付けなど、
大人が自分のために
キャラクターを手にするコトが増えています。
これらは、もともとは
キャラクターグッズに関する調査ですが、
そこから見えてくる“今の大人像”
というものがあると思います。
それらは、決してキャラクターを否定せず、
むしろ彼らの目にかなうなら、
新しいビジネスチャンスになりうるということですね。
それらを意識して、私たちも
積極的にキャラクターを
ビジネスに取り入れましょう。
それでは次回、お楽しみに。
京橋のデザイン会社 株式会社 ツワイス
東京都中央区京橋1-3-2 モリイチビル4F
受付時間/10:00〜18:00(土・日・祝を除く)
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