Vol.046 競合分析 | アメブロ,ホームページ(WEBサイト),キャラクターで集客できるデザイン戦略

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25年の経験で得た集客や販促のノウハウを、飲食店や士業等のお店や小さな会社向けに、飯田橋の広告制作会社(株)ツワイス代表 藤谷が語ります。

■Vol.046 競合分析

前回書いた「ひねりを利かせる」の延長にあり、
この前段で書いた「店自体をファサードと考える」
とも関連するのですが、
競合分析について考えたいと思います。

私たちがキャラクターを採用する理由は、
競合に先立ってお客様に覚えていただいて、
ご利用を促進するためですね。

ですから競合の状況を調べておく必要があります。

とはいってもそれほど大げさなことではありません。
カーコンビニ倶楽部のように全国展開をする
チェーン店ならいざ知らず、
普通は商圏の同業他社の状況を確認するだけで充分です。

このとき注意したいのが、
競合に先行しているキャラクターがあった場合。

そのときは、どんなキャラクターを、
何のために、どんなカタチで使っているのか
ということろまで見てください。

単に看板に普通の犬の絵が書いてある程度なら
恐れる必要はありません。

逆にありふれたパンダとかの動物でも、
ものすごく不細工に描かれていたり、
大笑いしていたり表情豊かな場合は要注意です。

そんなときは、どんな使い方をしているか
しっかり調べる必要があります。

もし、その競合が商圏のトップ企業であったり、
まずありえませんが、使用しているキャラクターが強力で、
そのブランドを超えてその商品そのもののイメージとして
定着してしまっているような場合は、
後発が参入するのは相当大変です。

そのような場合は、
キャラクター導入自体を再考するか、
大きく方向性を変えるなどの仕掛けが必要です。

もうひとつは使おうとしているキャラクターと
似たキャラクターの存在。
これは必ず確認しなければなりません。

ここで重要なのは競合関係に使われていない
というのはもちろん、むしろ他の業種で、
認知されているキャラクターの存在です。

他の業種で認知されている
似たキャラクターが存在した場合、
そのキャラクターがこちらに
悪影響を与える可能性もあります。


逆に、いいイメージをもたれているようなら、
お互いに競合関係にないわけですから、
そのイメージに相乗りするという
姑息な手段もありますね。

カーコンビニ倶楽部の場合、
企業で魔女が使われているという事例は皆無でした。

唯一、意匠登録されていたのが
「奥様は魔女」のキャラクター。

両方ともアメリカンイラストのテイストですので、
似た印象はあるかもしれませんが、相似性はありません。

さらに「奥様は魔女」は
40〜50歳代にはいい印象があるので、好都合でした。

もちろん、向こうはアメリカの
コンテンツそのものが商品の会社ですから、
こちらから積極的に
アプローチをするようなことはしませんでした。
いくらお金が取られるかわかったもんじゃないですからね。

最後は脱線してしまいましたが、
結局はオンリーワンを作ることが
大切だということですね。

それでは次回、お楽しみに。