マーケティングの入門書として書かれた
絵本があります。
『ドクター・オガワに会いにいこう。』
この絵本を手に取った人はわかると思いますが、
絵本の割には文字が多い(苦笑)。
完全に大人向けの絵本です。
47号で書いた大人向けに
キャラクターを使ってもいいんだよという話の実践版が、
偶然にも号外で紹介した絵本だったわけですね。
で、今日はさらに大人向け商品にも
キャラクターを使うメリットについてです。
まず、大人が意外とキャラクター好きだというのは、
調査を見るまでもなくハッキリしていた
ということを説明します。
ミッキーマウスの年齢をご存知ですか?
11月18日生まれで、
もう90歳を超えるおじいちゃんなんです。
ドナルドダックだってもう80歳を超えています。
そして皆さんもご存知の通り、
両雄とも現役バリバリで活躍しています。
それだけ長い間、第一線で活躍しているということは、
子供だけでなく年配者にも人気があるということです。
そして数年前から沢山の70年代アニメが
実写でリメイクされまています。
子供にだけ人気があったキャラクター(主にPTAのNG。
大抵は暴力的、エッチということ)というのは、
後者のように一時(主要ファンが大人になるまで)
期市場から消える場合が多いです。
逆に幅広い年齢層に支持されているキャラクターは
ずっと一線で活躍しています。
どっちにしろ、
相当数の大人のファンがいるということですね。
冷静に考えるとわかるのですがこれは凄いことです。
例えばテレビコーマシャルで
芸能人をよく使っていますが、
黒木ひとみさんのように、
幅広い年齢層に支持されている方でも、
年齢的なものがありますから、
子供からは支持されない。
それだけでなく、人間のことですから
嫌いという人が必ず出てきます。
それに対してキャラクターは、先に書いたとおり、
実は大人にもファンがいるように、
幅広い年齢に支持され、
そして、なにより嫌われることが少ないのです。
それでは次回、お楽しみに。
京橋のデザイン会社 株式会社 ツワイス
東京都中央区京橋1-3-2 モリイチビル4F
受付時間/10:00〜18:00(土・日・祝を除く)
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つまり比較的多くの人に親しまれる要素を持っているということ。
これは私たちがキャラクターを使う大きなメリットでもあります。
それから、ミッキーマウスのように長く愛されるためには、
単にかわいいだけのイラストではダメで、人格と呼べるものが必要です。
そこにはストーリーがあり、サブキャラクターがいて、
ひとつの世界ができあがっている必要があります。
そういうコミュニケーションできる要素があるから、
キャラクターは多くの人に好かれ、長い期間愛されるのです。
私たちの仕事の成果も、キャラクターと同じように
多くの人達に指示されるものでありたいですね。