秩父神社-秩父夜祭⑵(埼玉県秩父市) | ハニーちゃんがゆく!

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秩父夜祭⑴のつづき


令和5年12月3日参拝

わたしってこんなひ弱だったかな、なんと日が暮れる前に歩けなくなりまして‥w

疲れた足を休めるためWi-Fi完備の喫茶店でIQOS吸ってウトウトしたら回復 (*´Д`)y-~~

休憩大事ね〜!

外に出たらすっかり暗くなってたので急いで秩父神社へ行きました。



神社の真ん前に止まってた夜祭仕様の下郷。

昼間の下郷と全然違う w(*゚o゚*)w



御神幸を前に不安気な表情の神馬さん。

人が多くてお疲れなのかも。

そんなときに恐縮ながら煮豆を一皿お供えしてお下がりの肌守をいただきました。



相変わらずおまいりの列が出来てるとこ、略儀ながらこの位置で「二拍手一礼」拍手



境内あわただしく、いつでも出発できそうな様子。



外に出るとすごい数の高張提灯が集合してた。

ムードに酔ってぽわんとしてたから100個くらいあるような気がしてたけど、高張のご奉仕は26〜7町会とのことです。



高張は天神地祇社(全国一之宮)に並んでいたお供物に随行します。

秩父中から集まった高張と、諸国66にちなみ66本の鉾を立てたという京都祇園祭の起源がかぶります。

 

神幸行列:先導大麻.大榊.猿田彦.楽人.錦旗.御手箱.太刀箱.各町会の高張提灯と供物.神社神饌.大幣.神輿.宮司.総代2頭の神馬
→6台の屋台が続く



社務所の前に何台か集まってるけど他の屋台はまだ市内曳きやってるようで、ギリ廻しを見ようと本町の交差点へ行ってみることにしました。



昼間一番に見た上町屋台きた。

雪洞に明かりを入れて、囃子手さんも扇子を提灯に持ち替えてます。



Oh 考えてることは皆同じだったようで、沿道は見物人でごっちゃごちゃ。

ギリ廻し見物なんてとんでもない、

立ち止まることすらできないのでもう少し先へ行き行列を待ち構えることにしました。

中町きた。



囃子手さんに手を振ったら提灯ぐるぐる反応してくれた!

ノリいい \( ˆoˆ )/



歳だわ〜。座りたくて飲みテントに避難。

もちろんタダじゃ休めませんから生くださいッ(‥とか言って全然飲みたくないんですけど〜!)。



神社の行列がきましたっ。

先頭はふさふさのクヌギに藁の蛇。

令和元年の宵宮で氏子さんが一生懸命準備してるのを額殿で見学したことありました。

蛇とは今夜から冬眠に入り春になったら現れるという、秩父に水をもたらす龍神さま。



御旅所に向けてお神輿そろりそろり‥

こうして妙見さんは諏訪神社(本妻)の側を通過して武甲山(男神)を遥拝する御旅所へお出かけします。



ディアドラ号かな!

警戒するから夜の馬には近づかない方がよい。

二人がかりで馬を引くのはそれだけ危険な状態が予想されるからなのです。



中近笠鉾(屋台スタイル)

古くは中村だったのが、いつからか中近の町名が成立して中村・近戸の両町合同奉曳になりました。

電線が張られるようになった大正時代から花笠で飾った姿はなかなかお目にかかれない。



中近見返り。

白く浮き上がる三基の御幣が尊い✨



下郷笠鉾(屋台スタイル)は6町会の集合体ということで、ただでさえカッコいい囃子手さんが6人もいて豪華さが増してます👀

(下郷のファンになっちゃいましたw)



うっとり下郷を見送ったとこで飲みテントに戻りビールを飲み干しました。

そろそろわたしらも動こうじゃないか。



宮地屋台を見ていた19時30分ごろ。

激しく打ち鳴らす拍子木の合図で賑やかだったワッショイの声とお囃子の演奏が一斉に止んだ。



花火の音が鳴り響く中、静かに屋台が進む。

これが本妻のお諏訪さんに気づかって前を通るときは静かにするってやつなのですね🥺

曳き回しルートの変更があって番場町を通らなくなった今も風習が続いてることに感動✨



聖人通りの十字路でギリ廻しを見物 ヘ(゚▽゚ヘ)

てこで屋台を持ち上げて、



てこ棒を抜いたら、



準備はよろしいかしら?と声を掛け合い、



ゆっくり屋台の向きを変えますよっと、

とっとっとっと‥、



ぐるぐる〜‥っと廻ってます〜‥、



「ちょっとアナタ!」

夢中で見物してたら近すぎて怒られました。

ごめんなさ〜い(´・ω・`)



反省しながら人混みへ‥。

屋台と花火、これが見たかったのよ〜 (゚∀゚)

巡行と花火は同時にやってるので開けた場所に来ればよく見えるのですね。



ああっ、

屋台の後ろ姿と花火に思わず涙が‥(´;ω;`)



涙を拭きながら団子坂へ移動します。

秩父まつりが一番盛り上がる場面は引き続き宮地屋台に見せていただきました。

ここは場所を確保するのが大変でした‥。



登りきって屋台の角度が変わった瞬間、囃し手さんはもちろん、屋根の上で舵取りをする方達が大きく提灯を揺らす姿に感動しました(泣きっぱなしw)。



御旅所への立ち入りは規制が敷かれ、飲みテントで飲食する場合は入れるけどその隙に写真撮影はNGです。

知らずに買い物しながら撮って叱られた一枚


落ち着くまで花火鑑賞しましょう ٩( "ω" )و 

人気の場所はいくつかありますが、打ち上げ会場が羊山公園なので割とどこからでも見れることが分かりました。

昼間だと目立つ電線や建物も夜になると気になりませんし。

ここ市役所の駐車場なんだけど、用意された折りたたみ椅子に空きが多くて余裕で座れました✨



斎場祭が終わると有料ゾーンだったはずの御旅所が開放されました。

堂々と写真を撮れるぜぇグー



神馬さんたちお疲れさま🙏

昼間ずっと煮豆食べてたのに今度は飼葉もぐもぐで全然お顔を見せてくれません。

お元気でなりより。



うろちょろしてる間にシンガリの本町が入ってきてました(本町が動いてるとこ見てないんだよね)。



そういえば、秩父まつりは屋台が6台出てるはずなのに御旅所に集合しているのは5台だけ。

(一台トラブルで動かなくなったらしい)

(6台そろわないのは残念)

(事故でなければいいけど)

道ゆく人々の会話が聞こえてくる。



どうしたんでしょうねぇ、なんて話しながら帰りの駐車場へ向かっているとウワサ通り立ち往生している屋台を発見。



下郷でした(゜д゜)

白木が美しい姿そのままに、囃し手6人が降りて華を失った感。

一生に一度の晴れ姿で御旅所へ入れなかったのは本当に残念😢



ハマが壊れたそうでもぐって作業する方が‥。

屋台は動けず翌日に撤去されたようです。

文化財を道路にひと晩放置できないから道路使用許可とか警備とか大変だったでしょうね。



わたしたちは日付けが変わる前に秩父を出ましたが、このあと未明に屋台は各町へ戻り、神社神輿も還御となりました。

さすがに最後までは見れなかったw

屋台と花火もきれいだったけど、帰りの駐車場から見た夜空が心に残っています。

花火に照らされて気づかなかったけど、令和5年の秩父夜祭は雲ひとつなく晴れた満天の星空の下に行われていたのでした。


ーーーーーー✂︎ーーーーーー


・どーでもいいはなし

秩父神社でいつもいただこうと思って忘れていた念願のお札をいただいてきました!

いつだか番場町の民家に貼ってあるのを見てずっと気になってたのです。

六根清浄+北斗七星+出雲神と軽く情報量が多いこのお札は魔除けとして出入り口に貼るんだって。

日御碕宮は秩父宮さまお手植えのイチョウの近くにありますよ。

見かけたのが白いお札だったので授与所で

「日御碕宮の白いお札ください」

「え、白いのですか‥ちょっと待ってて‥確認したら今も昔も赤いのしかないそうです」

わたしが見たのは日焼けで色が抜けた いにしえのお札 だったことが判明しましたw

秩父の信仰がギュッと詰まったお札、みなさんも授与所でいただいて。