今週の追加エントリー☆[3月第4週]
ドラマを見る余裕がやっと生まれた週末である。
3/26追加しました☆
松本清張ドラマスペシャル 顔(再放送)|ノスタルジックな大写し
刑事の現場(再放送)[第2回 運び屋を追え]|2事件並行はちょっと無理?
刑事の現場(再放送)[第2回 48時間の壁]|原田芳雄の手ごわい容疑者
悪党~重犯罪捜査班[最終回]|ゴールデンで戦隊物演出!
刑事の現場(再放送)[第1回 苦い逮捕]|ハードボイルドにしびれる
3/25追加しました☆
大切なことはすべて君が教えてくれた[第9回]|これは本当に恋愛ドラマだろうか
3/21追加しました☆
巨人の星(再放送)[第177~178回]|正捕手への道(吉原物語)&生命を投げる魔球
2011年春ドラマ ラインナップ☆彡
俺たちの旅[第8回 男の胸には哀しさがあるのです]|なつかしのちり紙交換
美しい隣人[最終回]|謎すぎて消化不良
スクール!![最終回]|日本人の大好きな学園もの
最上の命医[最終回]|動画サイトで見たよ
悪党〜重犯罪捜査班[最終回]|ゴールデンで戦隊物演出!
| 2011年1月21日 - 金曜 21:00 - 21:54(54分) 制作局 ABC・テレビ朝日 脚本:深沢正樹 演出:小松隆志、塚本連平 音楽:朝倉紀行 ゼネラルプロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日) プロデューサー:中込卓也(テレビ朝日)、飯田新(ABC)、川西琢(テレビ朝日)、伊藤達哉(MMJ) 制作:ABC、テレビ朝日、MMJ 主題歌 [編集] オープニングテーマ:4Minute「WHY」 主題歌:S.R.S「Real Lie」 * cast 横浜港町警察署刑事課第四係 富樫 正義 - 高橋克典 里中 啓一郎 - 小泉孝太郎 飯沼 玲子 - 内山理名 柴田 安春 - 鈴木浩介 山下 学 - 平山浩行 津上 譲司 - 八神蓮 横浜港町警察署 猪原 勇作 - デビット伊東 石黒 孝雄 - 梅沢富美男 平松 亜美 - 松原夏海(AKB48) 三枝 由美 - 桃永 神奈川県警 前島 隆造 - 村上弘明 その他 里中 理恵 - 原田佳奈 富樫 のぞみ - 宮武美桜 藤井 佐知代 - 大森暁美 森川 明日香 - 滝沢沙織 西村 和也 - 敦士 *ゲスト 警視庁長官官房長 - 石丸謙二郎 民政党元幹事長 - 山田命郷 藤堂秘書・岩村 - 滝藤賢一 国交省政策局長 - 城西良太 |

里中の留守中に自宅に上がり込んだ前島は、駆けつけた富樫と里中に「今回の事件から手を引け」と脅すと「俺に牙をむくと大切なものを失うことになる」とすごんで出て行く。富樫は全寮制の学校に行くと言い出した娘ののぞみを止めずに突き放す。翌日、富樫たちの不正を告発する怪文書が公となり署内は騒然。第四係は謹慎を命じられ、藤堂殺害事件は猪原ら第一係が引き継ぎ、明日香の殺害未遂は単なる事故と片付けられた。すべては前島の仕業か!? 憤る玲子や山下に富樫は「手を引く」と宣言。富樫は明日香の入院先を訪れるが、石黒が見張りを申し出る。街中で襲われた冨樫は柴田と撃退、明日香を襲ったのは藤堂秘書・岩村だと柴田から聞かされる。藤堂を殺したのも岩村か。意識を取り戻した明日香は、岩村の背後に警察庁幹部や与党大物政治家がおり、前島にはもう後がないと語る。明日香を転院させる偽装で岩村の手下を捕らえた富樫たちは岩村を逮捕する。その頃、前島は中華街で警察庁長官官房長の黒沢、与党元幹事長の白川、国交省幹部らとテーブルを囲んでいた。前島を脅す黒沢らに前島は日本刀を突きつける。そこに到着した富樫と里中。後から来た猪原は前島に手錠をかける。富樫は安心した黒沢らを恫喝する。猪原は前島を殺そうとしたが富樫に止められる。前島は行方不明になり、前島が握っていた政治家の不正証拠がマスコミに送られ、検察も動き出すことに。それぞれの生活に戻っていった第四係の面々だったが、冨樫は突然腹を刺される。玲子の元彼・西村だった。腹からこぼれる大量の血…。
いやー、笑いがとまらない最終回だった。
まったく、大胆きわまりない冒険であった。
前回の第8回から最終回にかけて、急に戦隊物の演出になってしまった。
警視庁長官官房長を演じる石丸謙二郎が、
テーブルを叩いてスプーンをくるりとひっくり返す技を意味もなく披露するのだが、
これは「仮面ライダー電王」で石丸が見せていたものだ。
(ちなみに石丸氏はスプーンに興味が尽きないらしいwww石丸氏のブログを参照)
話は前回幕切れの、小泉孝太郎の家に上がりこんだ村上弘明との対面から始まる。
村上の前には寿司桶がwww
小泉の細君はなにやら村上にたぶらかされているようなのだが、これがかなり怪しい。
村上の愛人なのではないかと思ってしまう過剰な演出である。
横浜の海岸通り(ここは本当の神奈川県警があるところだ)を冨樫が歩いていると、
泥酔した仲間を介抱していたサラリーマンの二人連れが
急に暴徒に変身して後ろから冨樫に斬りつける、
どこからともなく現れたキノコ(鈴木浩介)が加勢して無事に難を逃れる。
さらに、重傷を負った滝沢沙織を担架で移送する医師と看護夫たち、
すれ違う医師や掃除夫に化けた男たちが突如短刀を出して担架を襲い、
担架に被せた布をとり払うと、横たわっていた内山理名がトンファーを構えている、
そして看護夫に化けた平山浩行が白衣をかなぐり捨て、ジャキーンと警棒を伸ばす、
慌てた暴漢の逃げ道を、物陰からスッと現れた小泉孝太郎と高橋克典が塞ぐ。
BGMといい、切れ味といい、これらは完全に戦隊物ないし仮面ライダーの演出技術である。
そしてラストシーン、伊勢佐木町の青江三奈のでかい看板の前で刺される高橋克典。
かっこよすぐるwww
「俺たちゃ いつも一緒さ」という半音調の展開部がおかしな、
村上弘明の「おいらはチャンピオン♪」という謎の歌は、謎のまま終わってしまったが、
元々それを歌っていたらしいのは村上の父親であった。
貧窮のうちに父親を亡くした船上生活者としてのルサンチマンが、
神奈川県警警務部長である村上の
「横浜を掃除する」というフシギな意思の根底にあるらしく、
数々の食べ物へのこだわりも、飢えに苦しんだ少年時代と関係があるらしいのだが、
しかし県警の人間のわりに、あまりに横浜に集中しすぎじゃないか、
と横浜市以外の神奈川居住者は思うであろう。
何の説明もない船上生活者(1961年というテロップだけが出る)というのが、
そもそも横浜を知らない人には謎である。
(横浜に住んでいる人ですら、よく知らないのではないか)
さながら横浜市警という感じだが、そういう組織はない(横浜市警察部というものはある)。
終戦直後には横浜市警察本部という自治警察が1954年に神奈川県警になるのだが、
神奈川県警が横浜を中心として組織されていったことは確かであり、
ドラマのバックボーンはそういったことを踏まえているのかもしれない。
ともあれ、週末のゴールデンでこれだけ荒唐無稽なものを放送してしまった心臓は、
たいしたもので、このドラマを見過ごさずにいられたのは幸運だったと思う。

☆他の回の「悪党~重犯罪捜査班」
第6回|「おいらはチャンピオン♪」の続き
第5回|ムダの満載がユニーク
第4回|サブストーリーが楽しすぎる
第3回|中途半端な出来栄えだなあ
第2回|急転直下
第1回|面白すぎる
鉄の骨|評判通りの秀作
| 2011年3月22日 - 25日 (初回)2010年7月3日 - 31日(全5回) 脚本 - 西岡琢也 音楽 - 川井憲次 演出 - 柳川強、松浦善之助、須崎岳 制作統括 - 磯智明 製作 - NHK名古屋放送局 * cast 一谷組 富島平太:小池徹平 遠藤安男:豊原功補 西田吾郎:カンニング竹山 柴田理彩:小谷早弥花 竹下庄一:秋野太作 吉川良哉:矢島健一 尾形総司:陣内孝則 松田篤:笹野高史 永山徹夫:大河内浩 白水銀行 野村萌:臼田あさ美 園田俊一:宅間孝行 山関組 三橋萬造:中村敦夫 和泉勇人:金田明夫 市原範一:真実一路 真屋建設 長岡昇:志賀廣太郎 迫水頼久:石田太郎 トキワ土建 山本勲:高橋一生 榊原保:渡辺哲 一谷・真屋・山関と共に談合をするグループ 田中勝:田中実 牛島雅彦:草見潤平 岸原薫:菅原大吉 社長:沼崎悠・阿部六郎 その他 細井:ヨシダ朝(第1~2話) 三橋満子:高林由紀子(第1・3~5話) 城山和彦:北村総一朗(第2話~) 坂元敦志:寺島進(第2話) 富島八重子:松田美由紀(第2-3・5話) 北原慎二:小市慢太郎(第3話~) 長岡妙子:烏丸せつこ(第4話) メーカーの社員:近江谷太朗(第4話) |

2005年、一谷組勤務3年目の富島平太は土木部営業一課に異動。大手ゼネコンの代表者が集まり、公共事業の割り振りを調整する「談合」が仕事だった。違法行為に抵抗を感じつつも、巨額プロジェクトの受注、会社の命運を握る仕事にやりがいを見出していく平太。怪文書で談合を告発された一谷組はチャンピオン(受注業者)を外される。数々の官製談合が摘発され、社会全体が厳しい眼を建設業界に向ける。常務・尾形総司は「一谷つぶし」が進んでいる事実を掴む。業界が競争相手を減らすために、一谷に仕組んだ陰謀だった。尾形は山関組顧問・三橋萬造の監視役を平太に命ずる。平太と同郷である三橋は、彼に心を許していく。「一谷つぶし」の裏側で多額の金が三橋を通じて政治家・城山和彦に流れていた。ゼネコン業界の深い闇に迷い込んだ平太は、恋人・野村萌(臼田あさ美)にも言えない深い葛藤を抱えることになる。検察の強制捜査のメスが大手ゼネコンに入り、ついに「談合」崩壊の時が訪れる中、平太は――。
昨夏ドラマの秀作で、評判は聞いていたのだが、
第1回の録画に失敗したので再放送を待っていた。
今回も地震のために一部ズタズタになっていたが…
童顔そのものの小池徹平は怪作「おひとりさま」以来で、
オヤジ祭りの中に投げ出される子羊のようである。
なにしろ上司が豊原功補と陣内孝則、社長が笹野高史、
そして渡り合うのが中村敦夫に金田明夫、
無駄に美声の志賀廣太郎w、田中実、草見潤平、菅原大吉といったオヤジ達である。
さらに社長クラスのジジイどももたくさん。
渡辺哲まで出てくるにいたって、
これは一種のヤクザ映画なのだとようやく気づいた。
これらオヤジ軍団のゼネコン営業畑は全員ダークスーツ、
雀荘やホテルの一室、空き倉庫、川岸などに集まって、
マフィアの結束にも似た談合の「調整」を続けるのだが、
あからさまに怪しすぎねえ?
豊原功補と金田明夫がかっこいいねえ。
建設省OBを演じているのは誰かと思ったら秋野太作だった。
数少ない女優のひとりは小池のカノジョで臼田あさ美、これはNHKらしいキャスティング。
志賀廣太郎の奥さんに烏丸せつ子で、これは迫力があった。
小池のお母さんは若杉じゃね?と思ったが、
松田美由紀は現実にも龍平や翔太の母親なわけである。
臼田あさ美が銀行マンに心を揺らがせるくだりなど、
不要なようで、ちゃんと考えられたつなぎで、悪くない。
ほぼ最終回まで緊迫感が持続する、すぐれた脚本であった。
怪文書を書いたのは誰だったのだろう?
