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OUTSIDE OF 総務屋

社外から総務事務を行うお仕事ブログ☆社外だからこそ見えるモノもあるんです。

ある相続のお話。

遺産の中に残金が千円未満の口座があった。

こういうケース自体はさして珍しいものではありませんし、依頼者の中には手を付けない方もいる。
ずっと気になっていたので、今回の依頼者に少額口座に手を付けない理由を質問してみた。

依頼者曰く「亡くなった時点で銀行に相談したら、必要書類の一覧を渡された。それによると、戸籍一式と相続人全員の印鑑証明が必要だと言われた」とのこと。

確かに戸籍一式と印鑑証明は口座に限らず自動車、不動産でも当然求められるものなので銀行が言っている事は間違ってはいない。

さらに詳しく依頼者の話を聞くと「たかが数百円のために戸籍と印鑑証明を取り寄せる事を考えたらマイナスでしょ」と言われた。

確かに依頼者の言うとおり、戸籍一式と印鑑証明を取得するとマイナスになるのは目に見えている。
これでようやく理解出来ました。

・・・でも、印鑑証明と戸籍って普通、窓口の取扱は原本確認した上、コピーを保管するから原本はその場で還付されるハズなんだけどな。

こうやって金融機関が私物化しちゃってる少額口座って結構多いんだろうな。
ある日突然発生する出来事――それが相続。
入院生活が長いと、こういうことも予見できるんでしょうけど、実際は突発的だったりするので何から手を付ければ良いのかすら分からないケースもあると思います。

以下、相続の簡単な流れを大雑把に記載致しますので、活用して頂けたら幸いです。



遺産分割の流れ(遺言書が無い場合)

1. 故人の逝去(この時点から相続が開始されます)

2. 相続人の確定

3. 相続財産の調査、査定

4. 遺産分割協議開始(協議がまとまらない場合は調停、裁判へ移行します)

5. 協議が終了したら遺産分割手続(各種名義変更など)

※1 遺言書が存在する場合は、家庭裁判所で遺言の検認の後遺言書を開封してください。
※2 相続税の申告は相続開始があったことを知った日から10ヶ月以内です。

相続人の確定→遺産の調査、査定→分割協議or 調停→分割手続



相続人の確定

相続人というのは法律で定められており、それ以外の方は相続人になることができません。

まず、最初に故人の配偶者と子(法定相続分は配偶者1/2、子1/2をこの数で割ったもの)
子がいない場合は、配偶者と故人の直系尊属(配偶者2/3、直系尊属1/3)
子も配偶者もいない場合は、配偶者と故人の兄弟姉妹(配偶者3/4、兄弟姉妹1/4)
※ 配偶者も生存せず、子が存在する場合は子が相続人となり、 次順位の方は相続人とはなりません。

この相続人の中で配偶者以外の相続人が既になくなっている場合は、 その子供が相続人となります。これを『代襲相続』といいます。

この相続人の中に相続に関して不正な利益を得ようとした者、 家庭裁判所で相続人の廃除をされた者が存在した場合、その方は相続人となることはできません。

これらの条件をクリアした方が相続人となります。

と、小難しい理屈を並べましたが、手続で言う所の相続人の確定とは、故人が亡くなった時から出生に遡るまでの戸籍、原戸籍、除籍謄本の取得及び法定相続人の現在の戸籍を取得する事と考えて頂ければ充分かと思います。



相続財産の調査、査定

相続人の確定が済んだら相続財産の調査、査定をします。

相続財産は、不動産、貴金属等故人が所有していた物に限らず、 故人が契約した権利や義務も相続財産に含まれます。 従って、場合によっては借金などの債務を相続することもございますので注意が必要です。

そして、複数の不動産があり、所有している不動産が把握できない。という場合は、 市町村役場で『固定資産評価証明書』を取ることにより、故人の名義の固定資産の一覧がわかります。

相続財産の確定が済みましたら次は相続財産の評価となります。
この評価は、不動産なら不動産業、自動車なら自動車販売業… という具合に専門家に査定してもらうべきです。



遺産分割協議

遺産を分割する割合は法律で定まっていますが、必ずこれに従わなくてはならない。 と言うわけではありません。この場合、協議の結果が法律より優先されます。
ここで注意していただきたいのは、遺産分割協議は多数決でなく、相続人の全員一致が必要だ ということです。

先ほど少し触れましたが、負債も相続財産に含まれるので、 場合によっては相続放棄をすることもあるでしょう。 この場合、相続開始を知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所で相続放棄の手続きが必要になります。



遺産分割手続き

遺産分割協議が調ったら遺産の分割手続きです。
以下に手続きが必要な財産を列挙します。

不動産→法務局
自動車→陸運局
保険金→保険会社
預貯金→金融機関
↓のリンクと似たり寄ったり(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=V5ghJt2ScjA

手抜きでスンマセン(笑)
相続の仕事で戸籍謄本を取りに区役所へ行ってきました。

17時ギリギリで滑り込みセーフで用意してた職務上請求書を出す。

ギリギリだったのでヒヤヒヤものでしたが間に合ったのでほっと一息。

喫煙所で一服する頃にはあがっているだろうと思いながら一服。

一服が終わってもまだあがっていない。

ま、そんな時もあるか。

・・・5分経過

・・・・・・10分経過。

他の交付待ちの人は用が済んでいく。

遅い。

・・・・・・・・・15分経過。

ワタクシより後の人まで用が済んでいく。

・・・・・・・・・・・・20分経過。

違う区だから時間掛かっているのかな?

・・・・・・・・・・・・・・・30分経過。

ワタクシ以外誰もいなくなった・・・。

さすがに頭に来たのでまだ出来ないのか確認。

さらに待つ事数分。

出てきた回答は、死亡届を出して間もないから戸籍簿に記載されていないとのこと。

出来上がりはいつになるのか聞くと、来週の木曜とのこと。

・・・・・遅すぎる。

確かに戸籍は総務省と法務省が関わるから多少時間掛かるのは仕方ないのかもしれないけれど2週間って時間掛かりすぎでは??

っていうか待ち時間を返してくれ!!
皆さんはデートプランを立てるときにどんなプランを立てますか?

遊園地?映画?酒だけ?

ワタクシは酒だけ(笑)

ま、それは置いておいてデートをするときって失敗したくないから有名どころ行きがちですよね?

それでもって有名どころ行くと常に思うんですけど従業員ってバイトばかりなんですよ。

ま、有名っていうか大手はシステム自体が優れているから手っ取り早く頭数揃えられるバイトやパートが集められれば正社員の数は一握りで充分なんではないかと思うんですわ。

何が言いたいかというと、散々大手に金を落としておいて今更ブラック企業が云々って言うのはどうなのかなと思うんですよ。

大手に金を落とし続けた結果が中小企業の経営圧迫。

当然中小企業には金が流れないから数少ない従業員を使い倒すわけです。それしかやりようないんだもん!


中には従業員の給料より安い給料で頑張っている社長だっているのに従業員は自分の会社はブラック企業だと宣う。本当は人手なんて全然足りてないのに雇うに雇えないから従業員に無理を言っている事実をどれだけの人が知っているんだろう?

従業員の生活のために会社を畳めないというにもかかわらず・・・。

消費の意識を変えないと景気回復なんて夢のまた夢だろうな。

こういう事こそ義務教育で教えるべきなのではないでしょうか?
ワケが分からないうちに時間ばかりが過ぎている今日この頃・・・

今日も朝から販促品を作っていたところ、見込客ゲット♪

販促品そっちのけで相談者の元にすっ飛んでいく。

見積を口頭にて提示。手続が複数になるので料金は高くなる。

安くしたいなら自分で出来るところは自分でやればその分費用は浮く云々・・・

取り敢えず明後日までに自分でできるか検討するということで本日解散!

ま、紹介者がいるから決まるだろうな。なんて考えながら帰路につく。

事務所到着。

気がつけば辺りは暗くなっております。そういえば朝から何も食べてなかったっけ。

常備しているカップ麺にお湯を注ぐ。

待つ事3分。

またお湯切る前にソース入れちゃった。

疲れたのでもう寝ます(笑)
ポストを空けるとチラシの山・・・

その中でもピザ屋が一番多い気がする。ほぼ毎週入ってますし(笑)

ワタクシも一応商売をやっているのでポスティングには興味があります。

チラシに付加価値を付けるためにクーポンを付けたり無料サンプルを付けるなど工夫がされている事はチラシをちょっと見た事があればお分かり頂けると思う。

言い換えれば定期的に配布しても怒らせない為とも言える気がする。
クーポンって期間限定だし期限切れだから新しいのを配布していると言い訳できる(笑)

確かに定期的に配る事は重要かもしれない。

じゃあウチでもクーポンやら無料サンプルをやるかと言えばそれは無理!

クーポンは不当な誘致と言われかねない。無料サンプルは出来ない事はないけどターゲットを考えると不可能ですから。
だから私たちはサンプルの代わりに無料相談に置き換えてチラシを配布するんですが、反応はイマイチ。

考えてみたら、いきなりワケの分からない輩が無料相談受けますよ!と言ったところで実際に困っている人にとって相談するってすごく勇気がいる事ですもんね。しかも実際の書類作成は有料で決して安いモノではありませんし。

さて、どうしたものか?と常に考えながらせんべいを食べていたら、その袋が目に付いた。

煎餅の袋ってちょっとしたウンチクみたいなのが書かれていますよね。

餅米とうるち米の違いとかその他色々と・・・

商品とは直接関係ないというかど~でもいいようなことなんですが何故か読んでしまうんですよね。

これだ!

ワタクシのチラシにも商品とは直接関係ないけどちょっと役に立つことを書いてみよう♪
それを幾つか作れば定期的に配布しても受け手は読んでくれる・・・筈。

読んでくれればワケわかんねー奴って気持ちも薄れてくるだろうし(笑)

早速ネタを考えなくちゃ。月位置ペースで配布するとして12個くらい考えますか♪
総務をやっている方は登記簿謄本を目にする機会が多いかと思います。

一般の会社を見慣れてしまうと医療法人の登記簿謄本を見たときに違和感を感じるかもしれません。

そんなわけで医療法人の登記簿謄本の見方を書いてみます!

一般の会社の登記簿謄本には・・・
「商号」会社名ですね
「本店」本店の所在地です
「公告をする方法」官報とかインターネットによる方法の別
「会社成立の年月日」設立の日です
「目的」事業目的です(許認可を申請する場合は事業目的に記載されてないと受けてくれないので変更登記しましょう)
「発行可能株式総数」その会社の株式発行の限度。これ以上発行する場合は定款変更と登記します。
「発行済株式の総数並びに種類及び数」今現在発行した株の数。小規模なら株の種類は普通です。
「資本金の額」言わずもがな・・・ですな
「株式の譲渡制限に関する規定」株を譲渡する場合は株主総会等の承認が必要とか書かれています。会社乗っ取りを未然に防ぐための規定です(任意)
「役員に関する事項」役員の氏名が記載されます。代表は住所も記載されます。(有限会社は全員住所氏名)
「取締役会設置会社に関する規定」取締役会設置の場合は記載されます。
「監査役設置会社に関する規定」監査役設置の場合は記載されます。(取締役会設置なら監査役も設置しなくてはならない)
「登記記録に関する事項」設立の日や移転の場合はいつ、どこから移転したのかが記載されます。

総務の方なら見慣れた光景ですね。では、医療法人の場合は?
「名称」法人名ですね
「主たる事務所」会社で例えるなら本店です。
「法人成立の年月日」これは会社と同じです。
「目的等」ここには「目的及び業務」と「開設場所」が記載されます。開設場所とは病院やクリニックの所在地です。
「役員に関する事項」ここには理事長の住所氏名が記載され、その他の役員に関しては記載されません。
「資産の総額」会社の資本金に当たる項目で、事業年度終了毎に変更します。
「登記記録に関する事項」これも会社と同じです。


予め知っていた方が仕事が捗ると思いますので書かせて頂きました♪
意外と「事業計画」を検索してこのブログにたどり着く方がいるようですし、たまたま新規での事業の相談があったので、ワタクシの事業計画を実況してみたいと思いテーマを追加してみました♪

これからクリニックの開業を検討している方を始め、新規事業を起こそうとする方の参考にして頂ければ幸いです。

※一応守秘義務があるので、事業内容等は現在のところ公表しかねますので予めご了承下さい。

さて、まず考えるべきは、現状の分析と問題点の把握。そしてワタクシとお相手のメリット・デメリットの洗い出しです。


【現状】
(ワタクシ)
新規ビジネスをやりたい!でも、金無し・土地無し・従業員無し・コネならどうにかなるかな・・・って程度。

(お相手)
遊んでる会社を稼働させたい!その為の土地はあり。資金は・・・これから考えていこう。



【問題点】
会社と土地の問題は解決済み。ワタクシの本業を活かせばコネも何とかなる。
やっぱ資金だよな・・・。収支の計画によっては頓挫するかも?
取り敢えず必要な資金の洗い出しと収支の計画を立てない事にはどうにもならん!!
ま、もし失敗しても機材売り払うルート(貸しのある古物商)は確保出来てるし損失は最小限に出来るな。



【メリット・デメリット】
(ワタクシ)
直接ではないけど本業にも関わる仕事なので話自体はありがたい。失敗すると事業計画を練った時間が無駄になるデメリットがあるけどブログのネタになるから良いか♪

(お相手)
遊んでる会社が稼働するし従業員も元々類似の業務をやってきているから仕事があれば即稼働できる。
設備と許認可の投資がデメリットか・・・。許認可はワタクシが無料でやれば問題無いな。
問題は設備だな・・・。



【検討項目】
・その会社の財務状況と設備状況(これ見ないと話にならない)
・必要な設備
・資金をどうするか?(自己資金?借り入れ?リース?)
・収支の予測
・売り上げの分け方をどうするか?(提携契約書作成だな)
・従業員数から商圏を決める(市場規模と既存業者の数も検討しないと)
・入札参加の検討(今回は間に合わないので次回の公告日の予測)
・いつ始めるか?



取り敢えずはこんなもんでいいかと・・・あとは会社の財務状況次第で変更していきます♪

頓挫しないようにがんばります♪
あるお客さんから「遊んでる会社が一件あるんだけど有効利用できない?」と相談を頂きました。

実は自分としてもやってみたいビジネスがあるので会社作ろうかと思ってたんですが、ヒト・モノ・カネ全てが足りなくて頓挫していたので、渡りに船です。

ビジネス立ち上げの際に一番気になるのが集客ですが、これは自分の顧客が流れていくから問題無い。
後は顧客一件当たりの月額単価を割り出せば・・・悪い数字じゃない!
これからもっと詳細に分析していくけど・・・

本業(行政書士)って税理士とかと違って毎月の手続がない(記帳なんて面倒だし)っていうのが今の最大の弱点なんですが、これなら税理士以上のメリットを提示出来るから本業も好循環になるだろうな。

さて、これからスポンサーが納得する様な事業計画と業界の動向を詳細にチェックですわ。

がんばりま~す♪