昨夜になって報道された以下の記事。

 

 

 

 

このニュースで判ったことは、本来水素ガスを排出する管に、ALPS処理の最初の工程であるセシュウム回収装置の洗浄液が放出されてしまった。

気体を放出する管に液体が入って外部に漏洩した・・・というありえない話。

報道では16個ある放出弁のうち10個が開いていたという。

 

 

以下が東電の記者発表資料。

何故か、報道よりこちらの方がよっぽどわかりやすい・・・?

https://www.tepco.co.jp/decommission/information/newsrelease/reference/pdf/2024/1h/rf_20240207_1.pdf

 

 

セシウム回収工程の洗浄ならば、当然セシウム以外のストロンチウムなどの放射性物質は残存していたのだろう。

5.5トンで22億ベクレルは、あくまで想定値で実測値じゃないからね。

 

ちゃんと、汚染土壌は回収処分するのかね?

 

協力企業の作業員の汚染防止対策が、どこまで本気で対策されているのか?

結局協力企業任せじゃないのかなあ・・・むかつき

 

 

 

だいたい、これから何十年もかけて貯蔵タンクの汚染水をALPSで処理して、残った処理できないトリチウムと1割の核種を海洋投棄し続けるんだけど、それって、まともにちゃんとALPSで処理して放出するんだろうか?

そのうち、もうみんなが忘れたころになると、いい加減な処理だけで、海水で基準値以下に薄めれば大丈夫とか言って、海洋投棄するんじゃないか?

 

誰が東電の海洋投棄の「処理水」の放射線濃度をチェックしているんだ?

 

去年から放出された汚染水は、2次処理することなくそのまま希釈されるだけで海洋投棄されていた。

東電の資料にも、2次処理:無しとちゃんと書いてある。

もちろん放出前の汚染水の放射線濃度など測定してはいない。

資料にある5兆ベクレルとかは、あくまで過去の測定値から経年変化を加味した推定の評価値だ。よく見れば資料の欄外の脚注にそう書いてある。

 

このことについては、以前以下のブログに書いた。

 

 

 

 

問題は、デブリの処分さえ未だ1gも出来ない状況である以上、多分この福島第一の汚染水の処理は半永久的に続く可能性があると言うことだ。

 

 

この点についても、以前のブログで書いた。

 

(上記から引用)

 

で、疑問は、

全部で860兆ベクレルとなっているが、じゃあ政府が言っている、今後は年間22兆ベクレルを守りますはどうなるんだ?🙀

 

小学生でも分かる計算だが、

860を22で割れば、約39だけど、

ちゃんとやれば40年近くもかかるのか?

 

今後も発生するALPS処理水を加味したら、これまで10年間で溜まった処理水が860ならば、40年後は

単純計算でも約34,400兆ベクレル溜まってしまうけど、永久に放出し続けるということだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上

 

そうなのだ、年間22兆ベクレルを守れば、絶対に40年では終わらないのだ。それはトリチウムの半減期が12年であっても、新たにデブリの冷却で使われる汚染水が生じてしまう以上、極めて厳しいと言えるのだ。

 

現に事故後の10年間で860兆ベクレルが溜まってしまっている。

しかも東電の資料では、2013年から検出限界値以下にALPSで処理できているとしながら、検出限界値以下に出来たのは全体の約3割の量でしかなかったという現実。

その3割の貯蔵タンクから、ALPSで2次処理することなく海洋投棄を始めているのが現状だ。

 

残された処理できない「トリチウム水」と1割の核種を実際には何の処理もせず、ただ海水で基準値以下に薄めて、海洋投棄しているに過ぎない。

 

基準値以下に薄めたトリチウム水では、生物濃縮もしないし、飲んでも大丈夫とか、全く阿保な宣伝しているが、

それは、今後どれほどの量のトリチウムを海洋投棄しても安全だと錯誤させたい連中のプロパガンダだ。

 

 

トリチウムの人体に対する影響について、以下のブログでも書いた。

 

(上記から引用・・・改竄される前の「原子力百科事典」のトリチウムの項)

 

トリチウムはトリチウム水(HTO)の形で環境に放出され人体にはきわめて吸収されやすい。また、有機結合型トリチウム(OBT)はトリチウムとは異なった挙動をとることが知られている。動物実験で造血組織を中心に障害を生ずることが明らかにされ、ヒトが長期間摂取した重大事故も発生している。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上

 

 

 

基準値以下のトリチウム水ならいくら飲んでも大丈夫、レントゲン1回の放射線量より低いとか宣伝されてるが、

以下のような記事もある。

 

 

(上記から引用)

 

放射能の含有量で言えばトリチウム水はそんなに強くはありません。それが放射するエネルギーは少なく、皮膚を貫通できる種類の電子ではありません。しかしそれを飲み込むとなると話は別です。一度体内に入ると、そのベータ粒子は高い可能性でガンを引き起こします。

 

その可能性はラジウムのようなものから出るハイエネルギーのガンマ線よりも高くなるというデータもあります。

 

科学者は実際にトリチウム水がどれほど危険なのかというはっきりとしたことを理解しておらず、それをコップに入れて人に飲ませたりはしていませんが、それに触れることはよくないと考えています。

 

私たちはみな自然と微量のトリチウム水に接触することがあるのですが、それは問題ありません。問題となるのは、トリチウム水が原子炉に用いられていて、原子炉漏れなどの事故が起きた時の話となります。

 

ですから私はお勧めしませんが、もしあなたがどうしても重水を味見してみたいと思われるようでしたら、それがトリチウム水ではないということだけは確認してください。死にたくはないでしょうからね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上

 

よ~~く考えよう~♪、命は大事だよ~~~♪