以下の記事は上記からの抜粋です。
みなさんは、「科学的に安全」と聞いて、どんなことを想像しますか?
“研究者・科学者によって証明された安全性“と思う人が多いのではないでしょうか。
ところが、実はこの言葉にはまやかしがあるのです。
自然科学系の研究者は、基本的には事実に基づき、実験や研究の成果を論文にして発表します。
そこには「安全(safety)」とは書かれていないのです。
同様に、「危険(dangerous)」とも書かれていません。
では何が書かれているのでしょうか?
その例として、「ある部分までは安全だが、ある部分は危険かもしれない」というように書かれています。
これは、科学論文を書く際に、最も基本的な決まりです。
科学は、絶対の安全(もしくは危険)は保証しません。
科学に基づいて安全か危険かを決めるのは、私たち社会の側なのです。
2023年4月、ティモシ―・ムソー教授は、トリチウムに関連する科学文献約70万件を調査し、トリチウムが人体などに及ぼす生物学的影響を扱った約250件の研究を分析して、文献レビューをまとめました。
分析の結果、大部分の論文は、トリチウムによる被ばく、特に内部被ばくがDNAの損傷、生理機能と発達の障害、生殖能力と寿命の低下、ガンなどの病気のリスク上昇といった、重大な影響をもたらす可能性を示していました。
多くの論文が、DNAの一本鎖および二本鎖切断、優性致死突然変異の増加、あらゆる種類の染色体異常、遺伝的組換えの誘発などを報告していました。
トリチウムは遺伝毒性と発がん性を有しており、生殖系にも生物学的な影響を及ぼす恐れがあるとみられています。
(略)
国や東電が主張し喧伝している「科学的に安全」とは、実は「科学的に」ではなく、科学論文の「安全かもしれない」という一方的な結果だけを集めて、国と東電が「恣意的に」主張しているだけにすぎないのです。
(略)
トリチウムの発がん性関連の研究は、わずか14件しか見つかりませんでした。
その14件も、マウスなど実験動物を用いたもので、人に対するトリチウムの発がんリスクを調べた研究はありませんでした。
(略)
トリチウムとがんに関する現在の知識は、十数件の実験的研究と、ほんの一握りの疫学的研究があるだけです。
すなわち、トリチウムががんを引き起こすことはない、と主張する科学的根拠はないということです。
はてさて、皆さんは、どちらの主張を信じますか?
いいとこ取りだけの大本営発表、それも税金で大々的に広報されている方を信じてしまうんでしょうか。
それとも、きちんと冷静に事実に基づいて科学的な判断をしている方でしょうか?
この記事は、最後に次のように結んでいました。
トリチウムの生物学的な影響に関する研究が極めて少ないのは、研究資金が投入されていないことを反映しているといえるでしょう。
正常に稼働している原発から排出されている最も多い放射性物質がトリチウムです。
原発の利用を推進するために、意図的に研究されてこなかったとも考えられます。
少なくとも科学的見地においては、廃炉作業中に発生している汚染水を今のままの方法で海洋放出しても、自然界や生態系、人体に影響はないとは、どうしてもいいきれないのです。
以上
いや~マジで、政府が宣伝するようにトリチウム水がそんなに人体に無害で安全だと言い切るのなら、是非、アルプスの天然水で思いっきり希釈した『ALPSの安全な処理水』ペットボトルを製造して、政府のお偉方や東電の社長以下職員の皆さんで一斉に飲んじゃうデモンストレーションでもやってみたらどうなんでしょうね。
ついでに政府の言う事を鵜呑みにしているホリエモン他大勢の皆さんも飲んじゃって、貯蔵タンクを一刻も早く空にしちゃいましょう!😎
風評被害、風評被害と言うけれど、海に放出されたら直ちに全世界の海に均一に希釈されて広がるものでは無いことは、ちょっと考えれば誰にでも分かる事だ。
結局は、汚染源の周辺が一番放射性レベルが高くなるのも分かりきった話しだろう。
今後何十年と放出し続けなければならないことは政府も認めざるを得ない事実だ。
風評被害が風評では無く、実害が明らかになったとき、一体誰が責任を取れるというのか?
政府が今やっていることは、自分達の利権のために、福島の漁民や海を見殺しにする犯罪行為そのものだ。
いずれ歴史が証明するだろうが、その時ではもう取返しは付かないだろう。
ここまで書いて、私には宮崎駿の「風の谷のナウシカ」に出てくる『腐海』の映像が頭に浮かんできた。
あの世界でも愚かな人間達は利権のため戦争をやめない。
「大地の怒」であるオームに踏み潰されるまで、馬鹿は死んでも治らないのだろうなあ・・・☠️