こんにちは
ご訪問ありがとうございます。



前回の続きです。

前回のお話はこちら




私は日曜日の朝、「健康カプセル」という

番組を見ています。

先週の番組では熱中症と脳梗塞を

取り上げていました。



通常はサラサラと流れている血液も、

猛暑なのに水分を摂らないでいると、

血管の中がドロドロとしてきます。

そうなると、より一層血液同士は

くっつき合う性質を持っていて、

血管が詰まりやすくなるそうです。

猛暑の中、体がだるくなって

めまいやふらつき、吐き気がすると

1番に熱中症を疑ってしまいますが、

実は脳梗塞であることも。

脳梗塞と熱中症は初期症状が似ている

のだそうです。

そのため、熱中症なのか脳梗塞なのかを

正しく見極める事が大切だそうです。



血管が血栓により詰まって、

左脳の言語を司る部位が損傷すると、

意識があるのに言葉が出にくいという

症状が現れるそうです。

私の母はまさしくそれでした。

一晩で何も話せなくなり、

こちらが言っていることも

理解できなくなりました。

数ヶ月して少しだけ単語がでるように

なりましたが、病室の窓から見える

大きな看板の平仮名さえも、

読むことはできませんでした。



また、片方の目が急に見えなくなったり、

視野の一部が欠けたりする場合も要注意。



そして今回大きく役立った情報は、

脳梗塞になると、顔の左右どちらかが

麻痺して口が動かなくなるそうです。

そのため、水を飲んだ時に

口の片側からこぼれたりする場合は

脳梗塞のサインと考えられるそうです。



これらの症状が見られた場合は、

躊躇する事なく救急車を呼びましょう

とのことでした。



そんな番組を見た翌日に、

友人の母が熱中症のような状態で

動けなくなっていたのを

発見したのです。

言葉が途中から不明瞭になっています。

だから私は、迷うことなく

おばちゃんに麦茶を飲ませてみました。

そしたら案の定、

おばちゃんの口の端から

麦茶はチョロチョロこぼれたのでした。



私の母が脳梗塞を発症した時、


「頭が痛い。

 動きたくないからもう少し寝てる。」


と言った母の言葉を受け、

それから5時間経過するまで

私は母を寝かせておきました。

そして母は5時間後には、

自分の名前も、トイレの水の流し方も

分からなくなっていました。



母が脳梗塞を発症した話はこちら。



発症して4時間半以内なら

つまりを溶かす薬の投与が有効なのだ

そうです。

また、24時間以内なら

カテーテルを脚から挿入して

脳に詰まった血栓を取り出す治療法も

あるとか。

だけど、私は少なくとも5時間は

そのまま寝かせておいたのです。


あの時すぐに救急車を呼んでおけば…


何度そう思ったことか。

だから今度はためらう気持ちは

少しもありませんでした。


なんとしてもおばちゃんを助ける!


その思いだけでした。




続きます。