まず,この物語の概要から。

 

 ・主人公かばんちゃん:突如ジャパリパークに出現

自分が何のフレンズかわからない“(フレンズ:各々得意とする側面を有し,動物がヒト化したもの)

ボクって相当ダメな動物?“

⇒これは,思春期のアイデンティティクライシスの真っただ中にあって,苦悶する子どもの心を表現していると考えられます。

 

・最初に出会うサーバル:かばんの同伴者(案内役)。サーバル自身も完璧ではないが,常にかばんを勇気づけ,そして時に助け(助けられ)共に歩む存在。
⇒これは,友達(仲間)や親,教師など,子どもに寄り添い(時に)導く存在と考えられます。また,その子自身の中にある養護的心性と考えることができるかもしれません。

 

★主人公かばんちゃんが他のフレンズとの出会いをしながら,困難を乗り越え成長していく物語

⇒自身のアイデンティティを獲得していく物語といえるでしょう

 

と,ここまでは他にも良くあるお話なのですが・・・

 

                             つづくのです・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けものフレンズというアニメをご存知ですか?

 

このアニメは2017年1月から深夜枠で放送されていたアニメですが,中高生(大学生~も)を中心に流行となり,何と今年の8月には朝の番組になって再び放送されるという異例の作品です。

 

ストーリーは,wikipediaによると,

「動物が人間の姿をした「フレンズ」と呼ばれる少女たちが暮らすサファリパーク型動物園「ジャパリパーク」を舞台に、パークに迷い込んだ少女の正体や仲間がいる場所を知るための冒険と旅を描く。」

となっています。

 

では,このアニメ何がそんなにウケたのでしょうか??

 

次回,その謎に心理学的に迫りたいと思います!

 

つづく

 

 

最近,講演などでもマインドフルネスについて話して欲しいという依頼がちょくちょくあります。先日もとある研修でマインドフルネスについて紹介し,数息観(すそくかん)という瞑想法について参加者の皆さんに体験していただきました。

 

マインドフルネスとは元々は東洋の思想,瞑想に端を発しているもので,「注意を払う特定の方法で,意図的であり,現時点に焦点を定め,価値判断を下さない(Kabat-Zinn1994)」「「今ここ」の体験に気づき,それをありのままに受け入れる態度および方法(大谷,2014)」などと紹介されています。

 

私たちは日頃頭の中であれやこれやと考えていますが,そうではなく,「いま,ここ」の体験に注意を向けましょうというものです。

心理学でも認知行動療法の分野において,マインドフル瞑想の効果について実証的な研究が蓄積され,新たな気づきが生まれたり仕事の能率向上が期待されることから,Yahoo!やGoogle等の大企業が始業前にこの瞑想を取り入れるなどして注目を集めています。

 

今日もたまたまとあるテレビ番組でマインドフルネスが特集され,頭が“スッキリ”するということで紹介されていました。

 

私たち日本人には特別珍しいようにも思わないこの瞑想ですが,欧米人にとっては非常に興味深く映ったようです。やはり文化の違いは大きいですね。

心理学においても欧米の理論や技法が進んでいるように感じてしまいますが,意外と東洋的な思想や文化の中に新たな気づきのヒントがあるのあかもしれません。