11月も半ばを過ぎて、少しずつ寒さが増してきましたね。
そろそろ冬だし、ボーナスの時期だし。新しい服でも買おうかと思って銀座に出かけたのですが、
そういえばH&Mという店がOPENしてたのを思い出しました。
先月来た時はバカみたいな大行列だったけど、もうぼちぼち大丈夫だろと思って
立ち寄ってみたのですが、まだ混んでいました。
せまい店の入り口には警備員の怖いおじさんたち。寒風が吹く中、イライラしながら
店内をのぞきこむヒマな群集。行列の最後尾は道路を挟んでずっと先であり、
もはや並ぶ気も起きません。
若い店員さんがでてきて、行列に服のカタログを配りはじめました。
せっかくだしもらって帰ろ、と思って一部くださいと店員さんに話しかけたのですが、
「はぁ?ダメダメ!並んでる人優先
だから!あっち並んで!」
・・・怒られてしまいました。
まあ、去年新宿にあるクリスピークリームドーナツの店に並んだことがあるのですが、
あの時は並んでる途中で店員さんが熱いドーナツを1個プレゼントしてくれて、でも並んでない人
にまであげるということはさすがにしません。
帰ることにしました。もう2度と寄らないでしょう。駅からけっこう遠くてめんどうだし。
赤が鮮やかなH&Mの看板を、無表情で見上げるアイ。
コストパフォーマンスでリーダーシップを取ることに勝るものなし、か?
2009年4月から、全国の調剤薬局のほとんどが、オンラインによる診療報酬請求を
義務づけられます。(病院や診療所は2010年4月から義務化の予定)
いままでは、一ヶ月分の診療報酬請求書を、その地区の薬剤師会で集め、それぞれ
国保と社保に一括で届けるというのが通常のスタイルでした。
調剤薬局が患者さんひとりひとりの請求書つくる → 地区の薬剤師会に持って行く →
薬剤師会が国保・社保にまとめて届ける。
いや別に、調剤薬局が直で国保と社保に届けにいってもいいんですけどね?
近所ならまだしも毎月、東京なら国保は飯田橋、社保なら池袋にわざわざいくの
メンドーじゃないですか。
だから近所にある地区薬剤師会が配達を代行して行うわけです。
もちろん薬剤師会は任意で加入するものであり、入ってない薬局は地区で集めてもらえません。
大手チェーンの調剤薬局は、薬剤師会に加入してないこともあります。それは企業パワーで何とか
やってるんでしょう。
これがオンライン請求の義務化により、
調剤薬局でデータ作成 → 国保・社保に送信する。
と直接パソコンを使ってダイレクトに送れるわけです。
大変けっこうなようで、でもこのことにより、困ってしまう存在がいます。
それが、薬剤師会。
東京では地区の薬剤師会は、毎月のレセプト集配時に、薬剤師会費を払います。
地域によって違いますが、処方せん1枚に対し○○円。定額じゃないんです。
処方せんを多く受け付けている薬局ほど、薬剤師会費を多く払わなければなりません。
これっておかしなことです。
例えば同じテナントに入ってる店が
アンタんとこは流行ってないからこれだけでいいとか、
オマエは儲かっているからもっと払えとか、
そんなこと納得できるでしょうか?
常識的には毎月いくら、という定額なはずなのに、
いまでもこの慣習がまかりとおってます。
結論からいえば、薬剤師会というのは必要です。ただ会費が高すぎる。
処方せん1枚あたりいくら、という会費制で、あまり流行ってないとこでも
加入しやすくするというのはわかるけど、上限額は必要じゃないか?
地区の薬剤師会で、情報を共有しあい、緊急災害時に備えて薬剤を備蓄し、
それを普段は少量在庫で薬局に小分けしたりしてデッドストックを減らす手伝い
をしたり、夜間救急の病院や診療所と協力して会営の薬局を運営したりとか、
薬剤師会というのは存在意義が確かにあります。
でも会費が高い。毎月の薬剤師会費だけではなく、地区の薬剤師会に入るということは
東京都薬剤師会、そして日本薬剤師会に加入するということでもあり、そちらはそちらで
ちょこちょこちょこちょこ会費を請求してきます。
もうすぐ忘年会のシーズンですが、去年もごーせーな会場でやりましたけど、
参加してもしなくても、会費は徴収されます。
ぶっちゃけ、アイの薬局が1年間で薬剤師会に払った会費は、約40万
けっこうバカにならねーと、思いません?
もちろん薬剤師会に入らなければ、必要な情報をまわしてもらえない可能性もありますし、
周りの加入している薬局からハブにされたりします。
でも、ねぇ。毎年40万浮くなら、それは社員やパートさん、そして患者さんに還元したりも
できるわけです。
今回の、オンラインによる診療報酬請求の義務化は、いろいろ設備投資を自腹で
持たなきゃならないというデメリットはありますが、
「毎月レセプトをわざわざ遠くまで持っていかなくていい」という地区薬剤師会の最大のメリット
をなくしてしまうことにもなります。
これを機に、薬剤師会を脱退しようと考える調剤薬局が出てくるのではないか。
アイはそう考えています。
そりゃあ、オンライン請求の義務化に会を挙げて反対もするわけだ。
H&Mをあきらめて、食事をすることにしました。
銀座のおいしいお肉屋さんです。
ランチでステーキを食べました。普段ファミレスで、肉が熱い鉄板の上でじゅーじゅーいいながら
運ばれて来るのに慣れてるせいか、すでに切り分けられたお肉が器に盛られてくると、
不思議な気分になります。
子供の頃から、肉好きの父親に連れられてよく来ている店ですが、以前より接客態度が
ずいぶんよくなった感じ。
昔は淡々としたタンパクな接客でしたが、この店員さんアイのこと知ってるの?といった感じで
フレンドリーに次々と話しかけてくるので、驚きました。
単なるウワサだけど、最近売り上げ落ちてるって聞いたしな。
熱いほうじ茶をすすりながら、年季の入った店内をぼーっと眺めるアイ。
オンラインによる診療報酬請求の義務化に対し、薬剤師会がどうでるか。
アイの所属する地区の薬剤師会が発表した内容は、予想していた一番悪いケースでした。
要するに、いままでとできるだけ同じにしようというものです。
各薬局でオンライン請求の設備を整えるのではなく、薬剤師会の事務所に
オンライン請求用のパソコン端末を設置します。
そして各薬局はいままで通り、決まった日・決まった時間に一ヶ月分の請求書データが入った
フロッピーディスクを持参し、薬剤師会が代行して請求業務を行い、そして薬剤師会費も
いままで通り払ってもらうということらしいです。
オンラインの意味が
まるでねぇ。
確かに、各薬局でオンラインの設備を整えるのは面倒なことです。
パソコンも満足にそろえられない零細薬局のために、薬剤師会がサポートしてくれるということ
自体までは、間違っていません。
しかし、自分のところで設置できる薬局まで決まった日時に顔を出せというのは、
どーゆーことだ?
薬剤師会費はこれからも直接、各薬局が事務所まで支払いに来いとのことらしいです。
振込み不可!なぜだ!?
しかも決まった日・決まった時間内に払いに来ることが、各薬局に課せられます。
そんなに欲しけりゃ
オメーらが薬局まで取りに来りゃいーじゃねーか!
地区の薬剤師会のオンライン請求説明会に参加したのですが、
なにがなんでも毎月薬剤師会に顔をださせようという圧力があって、
平静を保つのがかなり大変でした。
「毎月、直接お顔を合わせてみなさんとお話がしたいんですよ」
バカな。
「せっかく薬剤師会で設置したのですから、できれば会員である薬局さんの多くが
薬剤師会のシステムをご利用していただけたらなと思っております。」
会費を払わせようという、魂胆がミエミエだよ。
説明会の時のことを思い出し、腕組みをしながら、歯噛みするアイ。
最悪従うしかないけど、なんとか振込みで済ませられるように働きかけてみよう。
確かに直接来ないと、薬剤師会費ゴマかそうとする薬局もでてくるかもしれない。
ていうかさぁ、定額にすりゃこんなトラブルも起きねーんじゃねーか?薬剤師会の
必要性は認めてるんだから、もうちょっと健全な運営を・・・
「○○様、何かお気に召さなかったでしょうか?」
店員さんが心配そうに話しかけてきました。笑って手を振り、席を立ちました。
薬剤師会に入ってれば、薬剤師国保や日本薬剤師会年金などの優遇措置も受けられます。
ですが、薬剤師会から、
多額の政治献金が
流れているのも
周知の事実なわけで。
そこにはアイの薬局から集めたカネもあるわけで、正直、納得できないこともあります。
あと東京都薬剤師会。薬剤師会員には三井住友VISAのゴールドカードが作れるって、
そんなのいらないから。東京都薬剤師会員なら年会費タダって誰が払ってんだよ。
そんなカード持ったって、いまどき誰かにくだらない自慢するぐらいしか役に立たないじゃない!
悔しいけど、アイはまだ地区の新参者。
いまここでスタンドアローンな行動を取れば、必要のない敵を作ることになるでしょう。
周辺には実際、最初から薬剤師会に加入してない薬局もいくつかありますし、様子見というか、
じわり・じわりと脱退する薬局が今後周辺に増えてくるようなら・・・ですかね。
まあそれで薬剤師会が危機感を持って、会費が適正と思われるものに近づいていけば、
最良なん、だけど。
コートのポッケに手を突っ込んで、ブーツを鳴らし、銀座の街を歩くアイ。
オンライン請求用のパソコンとHUBとLANケーブルをビックカメラで買って、
キルフェボンで両親と2匹のブタにケーキを買ったら、今日はおしまい。
他人には期待しない。
もっと何倍も、強くならなければ。
アイが、アイであるために。
to be continued・・・⇒