サバくのは誰だ。 | 薬剤師アイの生活日誌 

薬剤師アイの生活日誌 

 調剤薬局という特殊な職場の、実情について書きつづったブログです。

 意外に知られていないくすりに対する様々な知識などもアップしていきます。

 世間知らずといわれないように読んでいる、政治経済の本なども紹介していく予定です。

  こんばんは、アイです。

  妹のドジ子(仮名)が勤める総合病院の、外科の若先生がアイの薬局に来ました。
  何の用かと思ったら、釣りが趣味なようで、わざわざ北海道まで行って釣ってきたそうです。



  バカでかいクーラーボックスに詰め込まれたタラ、実に17匹。 
 
  ・・・いやそんなに持ってこられても困るから(´・ω・`)



  2、3匹程度もらって、それ以外はやんわりと断ろうとしたのですが、
  実際はこの倍も釣りやがったようです。

  

 北海道から空輸されてきた魚を見て、嫁(看護師)がついにキレたとのこと。
 半分減らしてくるまで帰ってくんな
と言われたそうです。そりゃそーだよ。

しかたなく病棟に持っていったようですが、ナースステーションの看護師たちには、
 「キモい」 「サバくのメンドくさい」 「そんなんより生キャラメルがよかった」 とことごとく不評。
 

  先生がなかなか帰んないのがジャマだったようで、ドジ子が、
 
 「うちのお母さんとお姉ちゃんたちならヒマだから、きっと美味しく調理してくれますよー
 \(^o^)/ 」 


  と、そんなキラーパスを出したせいで、こっちに来てしまったようです。

  
   ・・・まぁドジ子のヤツは後でコロスとして、全てありがたく受け取りました。
  

 
   スーパーでパック詰めの魚が主流になったのは、誰だって手を血まみれにして
  面倒な手間をかけて、サバきたくなんか、ないからです。
  
   釣りバカというかバカ釣りというか、釣るのは自分が処理できる範囲内にしろよとまでは、
  言わないけどさぁ。

   手伝ってくれるのは食べることだけなら、何もかもがそらぞらしい。




   gachyonさん、緑川さん、ぬりかべさん、ausadhi薬剤部長、コメント、ありがとうございます。

   gachyonさん、おひさしぶりです('-^*) お元気でしたか?
   アイも九州のド田舎の出身なので、田舎者のいやらしさというの、わかる気がします。
   ウソが多いのは、どこでも同じですね。

   あの病院にしょっちゅう通院していた人たちは、どこかおかしいってこと、
  ホントはわかってたんじゃないでしょうか。

   自己責任を放棄してそらぞらしいことを言う人に対して、gachyonさんが怒りを覚えるのは、
  当然だと思います。 

   ちっぽけな自分のメリットを優先して、気づいた異状に目をつぶらずにアクションを
  起こしていれば、あるいは誰も死ななくて済んだかもしれないのに。

 

   緑川さん、コメント、ありがとうございます。
   いまや医療事故のニュースは日常茶飯事ですが、アイが不満なのは
  報道内容があまりに浅すぎるということです。

   メディアの連中というのは、ほんっとに勉強してないんでしょうね。
   
   患者をとりちがえたとか、クスリをとりちがえたとか、そんなのは結果に過ぎない。
  医療機関の報告をなーんも考えないでそのまま発表しただけじゃないか。バカめ。

   一体全体なぜ?そんなありえないことが起きたのか?そこを追求しなくちゃいけないと、
  思います。

   まあだいたいは、カネの問題だったりするんですけどね。

 
  
 
   ぬりかべさん、コメントありがとうございます。
   イヌは、いいですよね。アイも九州の実家でイヌを飼っていました。
   あの頭が悪く、節操もなく、やかましく、教えてもすぐ忘れてしまい、
  鍛えがいがあって、純粋でまっすぐな愛情を持つ生き物。

   神様が造りたかった理想のヒトというのは、ひょっとしたらイヌだったのかもしれないなんて、
  くだらないことを考えることがあります。



   
   
  ausadhi薬剤部長、コメントありがとうございます。
  日薬の委員になられたのですね。どんどんエラくなっていきますね!(≧▽≦)

  ふと、アイは考えてしまいます。
   
  世の中には正当あるいは推測、時代遅れあるいは革新的なエビデンスがあふれていて。
 
  誰かが下した判断結果を否定するというのなら、それは否定した人が責任を
 とらなければなりません。
 
  
  もし、自分がその立場になったとしたら。

  お茶を濁さずに、断ずることができるでしょうか。

 
  
 

  アイのブログは、何度も言ってますが、「考える」ことがテーマです。

  2008年も、半分が過ぎようとしています。
  今年もまだまだいろんなことが起きるでしょうが、来年の今頃には、裁判員制度が
施行されることとなります。

  アイは、考えてしまうのです。

  もし先日の秋葉原の大量殺人事件が起こったのが、来年の今頃だったとしたのなら。
  選ばれた裁判員たちは、どのような判決を下すのでしょうか。 


  裁判員制度は、重大な刑事事件に対して、適用されます。
  具体的には、

  殺人
 強盗致死傷
 
 障害致死
  危険運転致死(スピード違反や飲酒運転)
  放火
  身代金誘拐
  幼児虐待による死亡。
 


  などです。


  裁判員制度は、地方裁判所で取り扱われる事件が対象となります。
  
  去年だけでも10万件以上の刑事事件の起訴があったようで、その全てを裁判員制度の
 対象にすると、それこそ毎年裁判員役が回ってくることになってしまいます。なので、
 国民の関心の高いような重大な犯罪に限って、裁判員が抽選で選ばれることになります。



  当事者にとって事件の大きい小さいはないと思います。ですが、通知が来た時点で
 少なくともその事件は、
 
決して面白半分で引き受けていいような
レベル
じゃない。


 
  ・・・って事は、 間違いないでしょうね。

 
  
  
  6月17日に、幼女を5人誘拐、4人を殺害した宮崎勤が、死刑になりました。

  事件を起こしたのが1988~89年ですから、20年も経過してからの死刑です。
 20年ですよ?いまさら犯人殺したからって、何がどうなるというんでしょうか。
  
  
  
  ロクに勉強もしてない朝日新聞の記者ごときに、鳩山法相が何を言われる筋合いもないです。
  ですが、裁判員制度が施行される1年前の今だからこそ、20年前の凶悪殺人者が死刑になり、
  新たに凶悪殺人事件が発生した今だからこそ、アイは日本の死刑制度について、
  もう1度よく考えてみてはどうかと思うのです。

  
 
  あなたは人に「死ね」と言える?


  
  
  死刑制度に賛同する人はいるでしょう。
  ですが自分自身が裁判員として、人に死刑を下すというその覚悟は、あるのでしょうか。
  
  殺す、命を奪うというのは、紙にハンコを押してハイオッケーみたいな、
 軽いもんじゃないはずです。

  罪のない誰かが、執行人として、人の命を奪わなければならないのです。
  罰せられはしなくてもぬぐえない、人殺しという罪を負って。

  それともあなたが、死刑執行人になってくれるとでも、言うの? 

 
   
  アイは、イヤです。

  できることならだーれも殺さずに済みたい。きっとみんなそうでしょう。
  だから、アイは死刑制度に反対です。

  ロクに考えもせずに死刑をあっさりと肯定するなんて、自分はカンケーないとか、
 きっと誰かがやってくれるさなんて、情けない他人任せ根性じゃないの?

  必殺仕事人とか、悪即斬とか、デスノートとか。
  いいオトナなんだからさぁ、現実と区別つけなよ。
 
  無期懲役や死刑が確定した犯人を何十年も国民の税金で養うなんてけしからんなんて、

  ちっちぇ-こと言うな。
  
  刑期が長くなりそうなヤツは片っ端から死刑にすれば、いいとでもいうの?
  

  誰だって自分が犯罪者になるとは、思ってはいないでしょう(たぶん
 
  もし何かの拍子で道を踏み外してしまった時、どうするのさ。
 牢獄の中でも税金払えと言われて、内臓売る契約でもするか?


 

 
  もちろん凶悪犯罪に巻き込まれて、家族や親友、恋人を殺された遺族にとっては、
 犯人は許せるものではないでしょう。
  
  ぶっ殺してやりたいと思うのも、当然です。
  とうてい自分の感情をSAVEできないというなら、しょうがないですね。
  墓穴が増えるだけです。

  でもそれは法律とは、別の話。
    
  復讐して、さらに返しの復讐をして、またさらにその返しの・・・
  本能に近い憎しみの連鎖を断ち切るのは、人間が長年経験と研鑽のうちに積み上げてきた、
 努力しかないんです。

  「復讐するは我にあり」とは聖書にもある、自ら復讐するなということ。
  その権利を神に、まあとりあえず国に預けることにより、法治国家というものが成立する。
  

  そして復讐のために、国が個人の命を奪っちゃあ、ダメなんだよ。
   
  


  

  
  
  「あーもーやだ」


     夜の12時。

     血まみれの包丁を投げ出して、母親がイスに腰を落としました。

     解体したタラ、実に14匹。さすがに限界のようで、燃え尽きて真っ白になってます。 

     はじめはアイがトライしたのですが、実はね、あんまりお魚なんてサバいたこと
   ないんですf^_^; 

     1匹目をすぷらったにしてしまって、見てられなくなったのか、母親が代わってくれました。
     洗い、サバき、ゴミを片付けてるうちに、いつのまにかこんな時間。早くおフロ入りたい・・・

  
  
     
     禁煙した父親は最近寝るのが早くなって、11時にはとっくに寝てしまいました。
 
     アイより器用で戦力になるかと期待された妹の恵(仮名)は仕事で疲れきっていて、
    ネコの手以下です。フロにも入らず顔だけ洗ってソファーで腹だして寝てます。
    3週間同じパジャマ着てます。また太ってしまって、もうこの服が1番ラクだとか。
    この使えないブタめ。

 
    「見ててだいたいわかった。やってみるよ。」

    「手を切らないようにね」

    イスに座ったままそう心配気に言う母親。そんなレベルか。
 
    


    アイは、人間はほんのちょっぴりずつでも、進歩していると確信しています。
   
    死刑制度のある国が年々減少傾向にあるというのも、きっとその証拠のひとつ。

    裁判員制度がはじまるということは、選ばれた裁判員は、おそらく必ず、
   殺人事件に立ち会うことになるでしょう。

    みな忙しい中呼ばれるとしても、早めに穏便に済ませたいからって、
   裁判官の意見に流されることなど、許されません。
   
    実刑を決めたのなら、それは裁判員も片棒を担いだということ。そういうことなのだから。

    アイは考えてしまいます。

    裁判員に選ばれたとして、自信を持って決断したとしても、  
  
    法廷で、容疑者や傍聴席から「人殺し」とか「助けてくれ」と言われて。    
    
    果たしてアイは、ブレることなく、いられるだろうか。
   

    
    塩でぬめりをとったタラを前に、
ちょっとドキドキしながら、立ちすくむアイ。
   
    「本日も遺体は真実を語る」なんてバカなこと言いながら、軍手を装着したりして。

    包丁を構えます。

    タラは傷みやすい、そして、明日も仕事はある。 
 
    ・・・このボテ腹め。

    

    負ける、もんか!


 

   
    書き間違えたノートの
ぺージを丸めて捨てた

     僕がもしも神様なら
こんな風に何も迷わず

      問題ばかり後を絶たないこの星も僕らのことも

       手のひらでつぶして
ゴミ箱に捨ててしまうのかな

         でもいつも通り太陽は昇り窓の外街は忙しなく動き
  
           それを見ているこの僕だって
こうしてちゃんと生きているよ

              シャンペンと紙吹雪で迎えた21世紀は

              映画やテレビが描いたような
愛の未来そのものじゃなく

                そんな未来を築くために
僕らに与えられた

                 限りのある 大切な時間なんだ
そう 僕らはまだ生かされてる
                      
                  何かを期待されている






     
 to be continued・・・⇒