今回はマグロの島、久米島に行ってきました。
以前、泳がせに夢中だった頃1度だけ来たことがあるのですが、
その時は久米島ならではのパラシュート釣法で、そりゃもう良く釣れました。
しかし、今回はジギングorトップで釣るッという強い心意気での挑戦。
季節的に(パヤオのキハダ)はどうかな・・・という不安要素もありましたが、
思い立ったら行かずにはいられない弾丸釣行です。
*1日目*
今回2日間お世話になった船は”祐太丸”
(餌釣りはもちろん、ジグやルアーも得意としている船長と聞いたので期待が持てます)
儀間漁港から走ること1時間半。最初のパヤオに到着。
すると、早くも水面ではナブラのざわつきッ
有無を言わさず、ルアーでトップからスタート――――
が、しかし・・・・
ナブラの小魚を捕食しているのは、極小サイズのキメジで、ルアーに喰ってくるのも
A4サイズかシイラばかり。。。。もちろん、リリースです。。。
トップで駄目なら、ジギングにチェンジ。
パヤオの釣りはドテラ流しだと思っていたのですが、久米島は常にスパンカーを立て、船を風に立てての状態なので比較的ジグも直下に落ちていきます。
すると、一発目にして相方にHIT
が、しかし・・・・
トップと変わらないサイズ。。。( ̄Д ̄;;
若干サイズUPといったところでしょうか。
依然としてキハダと呼べるような子は上がってこず・・・行き詰まり状態です。
おまけにこの日はまったく潮が効かず、トップでもジギングでも数が伸びませんでした。
パヤオの使用時間17時を目前に、恥じる事無く降参状態。
常に目の前にナブラがあるにも関わらず、正直こんなにもドキドキしなかった事はありません。喰ってくるのは警戒心が無く、大きくなろうと必死なキメジばかりなので何だか、やる気を削がれます・・・
気持ちを入れ替え、帰りしなGTをやろうという事になったのですが、
港から10分くらいのポイントでエンジンをかけたまま海岸線にキャストする立て方で、、、
相方、ものの5投くらいにしてGTキャッチ
この時、相方がGTを船べりまで寄せてきていたので、タモ入れを船長にお願いしようと思ったのですが、船に搭載してあったのはベイトすくうの?程度のタモしか無く、私が
「船長タモは?」
と言うと、、、、
「ギャフ打っていい?」
って、一瞬、何を言い出すんだこのおっさんと思いましたが、ギャフはやめて欲しいという事をやんわりと伝え、タモにはみ出しながらの引き上げでした。
その後、ぽぽこがカスミを順調にキャッチしたのですが、、、、
写真を撮ってリリースした後に、またしても船長が
「カスミ美味しいのに~~」
って。。。。σ(^_^;)
解らなくはないけど、、、船長は一応ルアーマンの気持ちも汲み取ろうとしてくれているのですが、基本的に漁師っけが強いので、キャッチ&リリースという概念はほぼ無いんでしょうね。
けれども、リリースしている私自身も一連の動作、自己満足でやっている事もあったのですが、、、、、
パヤオでマグロを釣った時のルアー(フックはバーブのトリプル)のままでGTをやろうとした時、相方に
「アホかッッ?今までどれだけGTやったッ?リリース前提の魚にバーブ付いてたらいかん事くらい解るだろ。」
と言われ、正直自分が恥ずかしかったです。バーブ付いてた方がバレにくいだろうと内心思っていたのは確かだし。。。。姑息な自分が顔を出しました。
バーブがあると、確実に魚のダメージは大きいですしね。
そう思うと、相方はGTに対しての思い入れが生半端なものでは無いのだろうと改めて感じました。
(そんな中、祐太丸の船長は以前、素潜り漁をしていて畳1じょうはあるであろうGTをモリを突いたのですが、奇しくもキャッチに至らず、その後ダイバーからの情報で頭にモリが刺さったGTが悠々と泳いでる姿を見たという情報がッ。一体、何が何だか解らなくなる。。。)
で、、、、、
この日の水揚げ?はリリース出来なかった子達が並べられたのですが・・・・
自らの意志でキャッチしたいと思う様な魚は釣れず・・・・・
翌日に期待ですッ・・・・・・
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この日、晩ごはんに行く際タクシーの運転手さんが幸運にもハブを発見
役場に持っていったら、大小問わず¥2000で買い取ってくれるそうです。
そしてその後、道のど真ん中にまたしても
”出たッッッ”
ハブの死骸。。。。難なく2匹目キャッチ
マグロ釣らんと、ハブキャッチしてどうする・・・ですね。
(タクシーの運転手さん、この日だけで¥4000の臨時収入に大喜びでした)
で、私達が食したのが山羊料理”丸吉”
山羊刺しが凍っておらず、しっかりとしたミルキーな風味を味わえます。激ウマです
ここのところ、沖縄方面に行ったら山羊汁に目がなく大好物となっています。沖縄本島では山羊汁によもぎが入っているのですが、
久米島では長命草が入っています。こりゃまたイケます。
(お店の固定電話は無いのですが、直接お店に行けば大抵営業されています)
山羊汁で精をつけ、いざ翌日にリベンジッッ
*2日目*最終日
船長から車をお借りして、ホテルから儀間漁港へ向かいます。
送迎とか、互いに気遣うので車を借りれた方がお互い楽なのはありますね。
早朝、秋めいた空に心休まります。
AM7:00出航
この日も前日と変わらない状況。まさにトップにもジグにも喰ってこない。
が、しかし1つ違うのが・・・・・・
パラシュート(餌)導入。
もうこうなったら、どんな手段を使ってでも良型マグロを釣り上げたいッ
前日、ジグとルアーしか使わない私達に対して、”パラシュートをしたら?”と勧める船長。
確かに、祐太丸の船長は餌釣りに関して相当の腕利きという事を聞いていたので、ここは可能性の高いパラシュートをやるべきだという決断に収まりました。
タックルはジギング竿にPE3号。それにパラシュートの仕掛けを装備してもらったのですが
根擦れは無いにせよ、大物が喰ってきたら竿を立てれないしもののシステムです。
けれども、、、、刻一刻と時間が過ぎるばかりで餌にさえ喰ってこない。
あと2回落として駄目なら島周りのGTをやろうという事だったのですが、
ギリギリのところで、ぽぽこにHIT
引きはさほど強く無かったのですが、ようやくのHITという事もあり
おのずと巻き上げも不自然な程ぎこちなく、慎重になってしまいます。
そして、上がってきたのは10キロ無いくらいのマグロ。
餌で釣ったにしては物足りない感じもしますが、今回のパヤオで一番の良型でした
そして最後に少しGTをやろうという事で立ち寄ったトンバラ岩。
潮風関係なく、岩に向けてキャスト一周コース。(^▽^;)
途中、ぽぽこのルアーに背びれを立てて襲い掛かるカジキがバイトしてきたにもかかわらず、トリプルフックだったのであっけなくフックアウト。
最後の最後まで希望を捨てずにキャストを続けたもののGTバイトは無く帰還となりました。
とまぁ、、、、
今回の釣行、思い返せばジグかルアーでマグロを釣ろうとしていたのですが
蓋をあけてみれば、やはり久米島のマグロは定着したパラシュート釣法に勝算がある様な気がします。(郷に入れば郷に従え。的な。)
けれども今回、ジグにルアー、餌を使ってのパラシュート、終いにはエビングを使い、ありとあらゆる釣法を駆使したうえでのこの釣果。
不思議と妙なやり切った感はあります。
船長だけは今回の釣果に
「ごめんね。久米島はこんなもんじゃ無いんだよ。」
と申し訳なさそうな感じだったのですが、遅くまで延長してくれ、何とか釣らせてあげたいという思いはビシバシ伝わってきました。
次に久米島に行く際はハイシーズンを狙って、再び祐太丸
でリベンジしたいです。
で、最終日の夜は釣ったマグロを”松乃屋”さんの持ち込んで調理していただきました。
おもてなしの心という名の形で、出てくる料理のボリュームも凄かったです。
釣ったばかりのマグロはプリプリの触感系で、寝かしたマグロとはまた違った美味しさがあります。こうして釣った魚を食べながら今回の釣行を振り返るのも
また、至福の時
さぁ、2014年の遠征も残り2回となりました。無論、全力で挑みたいと思いますッッ