昨日に続いて7つのボディの話です。
肉体以外の6つのボディ、それぞれの役割とそのボディに対応する、地球上の領域、階層について書いてみましょう。これはコーヒーフィルター(笑)
・エーテル形態
エーテル形態とは、私たちの『記憶』を司ります。
現代の科学では脳が記憶を司るとされていますが、実際には記憶そのものはこのエーテル形態の内側に保持され、脳はその記憶の受信機の役割をしているとノウイングでは言われています。
エーテル形態の階層は2層に分かれ、私たちの肉体側の記録を保持している部分と、魂側の記録を保持している部分に分かれます。
・アストラル体
体外離脱という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
眠りにつく前に、体が浮いた感じがして、家の外を浮かんでいた…なんて話をたまに聞きますよね。対外離脱をするとき、私たちは肉体を離れて、このアストラル体領域にまで意識が拡大していると言えます。
神智学などでは、星気体とも呼ばれ、この体外離脱状態で、他の星々へ旅をすることができると言われています。
またこのアストラル体の階層は3層にわかれ、上位、中位、下位アストラルと呼ばれます。上位は天国のような世界、下位は地獄のような世界であると言われ、死後の世界や、霊界といったものは、実際にはこの3層のアストラル階層からくるイメ-ジと言えます。
・コーザル形態
人類の集合意識を司る場所が、このコーザル形態・領域です。
この領域にまで意識を完全に拡大した場合、個人の人間としての悩みや葛藤は解放され、オリジナルの魂としての個性を意識の内側に取り戻すことが可能となります。
覚醒を果たした状態は、肉体を持ちながら、この領域にまで到達した人と言えます。
・メンタル体
思考エネルギーを司る場所が、このメンタル体・領域です。
地球のエネルギーと、人類の集合意識のエネルギーとが組み合わさり、地球の周りに思考エネルギーの層を形成しています。メンタル体は、その領域と個人とを結ぶ、コンセントのような役割を果たします。
・セレスティアル形態
セレスティアル次元とは、地球を取り囲む、ガーディアンや天使存在達が存在する領域を指します。
セレスティアル形態とは魂が物理次元に降りるための最初に身にまとうボディであり、魂意識を内包し、下位ボディにむけてのハーモニクスの調節を果たす役割をします。
・キリスト体(ブッディー体)
結合した魂が放つ、魂のエネルギーと源、その輝きそのものを、キリスト体と呼びます。
実際のキリスト教などとは直接の関係はありません。
文化によっては、この体をブッディ体と呼ぶ場合もあります。
覚醒を超えた、光明、解放の段階を達成したイエスキリストや仏陀の達成した意識状態からとられた名であると言われています。
忘れてはいけないことは、私たちの源は誰しもがこの状態であるということです。
と、ここまで書いてきましたが、この7つのボディ、階層は実は私たち日本人にとってなじみ深いものです。
一体どこが…?と思われる方もいるかもしれません(^_^;
この話は死後私たちが、肉体を離れ49日忌を迎える頃に、あの世へ行くという日本人なら誰もが聞いたことがある仏教の話とぴったり対応するのです。 九品仏の六地蔵
現代の49日の法要は古来インドや、中国に由来すると言われています。
49日忌の概要としては、宗派によってもそれぞれ違いはありますが、概要としては似通っており、死後7日ごとに、あの世での7つの関門を通り、そこで生前の罪を告白し、穢れを落とし、7日×7カ所=49日の日に、次にどの世界に生まれ変わるのかが決まる、そのために生きているが供養や感謝を送ることで、死者の支援となる…といったものです。
この7つの関門を、49日かけて通過する…という下り。
この7つの関門とは7つのボディの領域をそれぞれ通り抜ける話とぴったり対応します。
死後、最初の7日間、私たちは肉体の領域を離れ、個人の記憶の領域であるエーテル形態をまず通過します。
ここでは、生前の記憶の整理をする期間を過ごします。
次の、7日間後(死後7-14日)、私たちは先程書きました、上位、中位、下位、それぞれのアストラル階層を通過します。
いわゆるあの世のイメ-ジはこのアストラル階層でのものです。
この時の人は自分自身を何者として扱うかにより、それぞれの階層での体験が変わります。
閻魔様が、生前の行いを映し出す鏡を見せ、罪人の罪をあばき、舌をぬく地獄のイメ-ジを実際に下位アストラルの領域で体験する人もいるかもしれません。
また極楽のような光景を上位アストラル階層で体験する人もいるかもしれません。
死者が自分自身を何者とするかによって、死後の体験が変わる、この過程は『チベット死者の書』に詳細にわたって書かれています。
そして次の7日間(死後14-21日)で、コーザル形態・領域へ到達します。
私たち日本人が、イメ-ジの内側で持つ、先祖様たちが待つ場所。
自分に近い顔をした、近しい人たちが待っている本当の故郷。
そんなイメ-ジはこの領域を通り抜けるときに体験するものです。
そしてこの領域では、『すべてはひとつ』『ワンネス』『ユニティ』などと呼ばれる意識状態に死者は到達します。
私自身がアカシックレコードにアクセスし、この領域に意識的に至ったとき、私自身のふるさとへようやく帰って来たのだという、とてつもない安心感がありました。
そして故郷の村の長老が私を出迎え、『ようやく帰って来たな…!ここから本当の世界なのだよ』と話してくれたのです。
いま思い出しても、魂が震える瞬間でした。
この先の領域はここでは省きますが、このように死後私たちは七つの階層を通り抜け、純粋な魂へと近づいていきます。