こんにちは、ふじおです。
10/6のブログでご案内した、岡山きょうだい会の「第4回リアルボイスTODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会&学生福祉国会in岡山」に参加しました。
私は、11/4(土)のSHIRITAI勉強会の中から、藤木和子さんの講座(2)「障害児者のきょうだい~知りたい、聞きたい、話したい、ここだけの話~ ミニ講演+座談会」と佐藤伸隆さんの講座(3)「あいサポート運動について」を拝聴しました。
佐藤さんの「あいサポート運動」については、以前も取り上げたので、今回は藤木さんの講演について報告します。
以前ブログでも紹介しましたが、藤木さんは聴覚障害者の弟さんを持つ、健常のきょうだい当事者です。
弁護士や手話通訳士をしながら、自らもSODAの会の代表としてきょうだい支援の活動をされています。
幼少の頃から、生まれてきた弟さんの耳が聞こえないということが解り、特に意識することもなく、自然に弟さんを受け入れたそうです。
藤木さんにとっては、それが当たり前の光景だったのです。
こうしたきょうだいとしての自分を受け入れるのは、人によって様々です。
自然と受け入れられる人もいれば、親などの周囲の人から障害のある兄弟姉妹を大事にし、サポートするように幼少期から言い続けられることが重荷に感じる人もいます
講演の中で、藤木さんはある中学3年生のきょうだいの言葉を教えてくれました。
「聞こえる・聞こえないの前に、人間として、一人の私として見てほしい」
周囲の人は、障害のある兄弟姉妹を思う余り、きょうだいを一人の人間として尊重することを忘れがちになるのです。
藤木さんも人知れず一人で悩んでいた時期があったと言います。
大学生のある時、新聞できょうだい会の記事を目にします。
そして自分と同じ境遇の人が他にもいることを知ります。
その会に参加し、自分の思いを打ち明けてみると、「人生を真剣に考えている証拠だ。」「自分を大切にして。」「自由だよ。」などの励ましの声をもらったと言います。
参加したある人は、「きょうだいには幸せになってほしい。」と言ったそうです。
私もそう思います。
障害が有ろうが無かろうが、同じきょうだいです。
平等に扱われるべきです。
親として、きょうだいに過度の重荷を背負わせるべきではありません。
親はどうしても障害を持つ子どもにばかり注視しがちです。
きょうだいにも同じように配慮をしなければならないと思います。