難聴児子育て支援サークル「つな館」の徒然日記
  • 30Jul
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      インクルーシブ教育を考える

      こんにちは、ふじおです。先日7月17日のNHKのETV特集で放送された「僕らが自分らしくいられる理由」を観ました。副題「奈良のインクルーシブ中学校」にある通り、インクルーシブ教育を実践する奈良県御所市立大正中学校のドキュメンタリーです。この中学校にはLGBT・LD(学習障害)・自閉症・知的障害の生徒や複雑な家庭の生徒など多様な生徒が同じクラスで学んでいます。クラスには障害がある生徒も健常の生徒もいっしょに席を並べています。「生活班」と呼ばれる班分けがされており、1年間ずっと同じ席・同じ班で、メンバーも同じ。障害を持っている生徒も自分のことをよく理解しているクラスメイトが支えてくれるので安心して学校生活を送ることができます。生活面(授業など)をみんなで支え合うという考え方です。生活班を通して、お互いを理解しようとする、理解してくれる人がいると安心感が生まれます。それだけで学校が居心地の良い場所になります。この学校で30年以上教鞭をとっている向木校長は言います、困り感を持って生きている子(障害を持っている子や発達障害を持っているグレーゾーンの子など)をしっかりと個別支援しながら、それをとりまく集団を作っていって、人間関係の関係性の中で、お互い高まっていくのだと。特別支援担当の教員も、LDの生徒であったら、高等養護学校という進路を選んでしまいがちだが、この学校に赴任して、普通高校という選択肢もあり、普通高校という選択肢も念頭に、しっかり生徒を見ていく。そのためには1年生の時からきっちり手立て(ケア)しいやなアカンということをこの学校で学んだという。生徒一人ひとりの特性を理解し、その生徒らしさを尊重する。その思いは生徒にも通じています。「先生は僕らが自分らしくいることを応援してくれる」と。大正中学校には伝統のクラス活動「集中ホームルーム」があります。年に1回、自分の悩みや気持ちをクラスのみんなに語るというものです。自分が自閉症であること、日頃言えなかったクラスメートへの思い、母親への複雑な思いなどなど。それに対してクラスのみんなも、それぞれの思いを告白します。お互いのモヤモヤした気持ちをさらけ出すことで、より深くお互いを知り、理解しようということにつながっていくのです。向木校長は生徒に言います、君たちは色鉛筆。みんな同じ色だったらオモロないやん。いろんな色があるからオモロいねんと。まさに、多様性があることが人間社会を豊かなものにしているのです。生徒は障害であったり、家庭環境であったり、様々な事情を抱えています。生徒の多様性がある中で、生徒と生徒、生徒と教員が、お互いを思いやり、相手を理解しようと努力する姿勢こそが大切なのではないでしょうか。「インクルーシブ教育(包括教育)」は、障害の有無に関わらず個々の個性やニーズなどの多様性を尊重し、いっしょに学ぶことです。多様な生徒がいるということを、実際のクラスで身近に感じ、接して、それが当たり前だと、何の違和感も感じなくなるような社会を築くためには、就学時期から浸透させる必要があるのだと思います。また、そのための環境作りには、教員からの個別支援だけでなく、児童・生徒が率先して互いをフォローし合う意識を育てることが、今後の教育現場の課題だと思います。

  • 23Jul
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      「第2回リアルボイス」開催のご案内

      こんにちは、ふじおです。4月30日のブログでも予告しましたとおり、「第2回リアルボイスTODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会in岡山」の開催が決定しました!障害のある兄弟姉妹を持つ「きょうだい」達の声から私達を取り巻く社会に気付くイベントです。障害者やその保護者の支援が叫ばれている陰で、そのきょうだいは隠れた存在でした最近ヤングケアラーの問題でクローズアップされ始めましたが、まだまだ社会的認知は遅れていますこのイベントをきっかけにもっと「きょうだい」のことを知っていただきたいです!開催日:2021年10月16日(土)・17日(日)会場:岡山市勤労者福祉センター(岡山市北区春日町5-6)<主なプログラム> ①リアルボイスTODOKERU発表会:きょうだい達の思いを、演劇形式で解りやすく発信します。②リアルボイスSHIRITAI勉強会:インプロ(即興演劇)・座談会・講演会と多彩な講座を通じて、様々なきょうだいの立場を考えます。また「あいサポート」運動について解りやすくご紹介します。 [講師陣]小松原修(佐賀大学准教授)、江西あきよし(岡山住みます芸人)、稲葉伸次(くらや社長・B'z稲葉浩志の実兄)③福祉無料相談コンシェルジュ:岡山県内の6市が参加予定。「どんな支援が受けられるのか知りたい」「どこの窓口に相談すれば良いか判らない」など、聞きたいけど聞けなかった疑問や相談をこの機会に聞いてみよう。①発表会や②各講座は、参加費が必要です。各500円(ワンコイン!)となっています(③福祉コンシェルジュは参加無料)。①~③は全て事前のお申込みが必要です。参加方法は会場にお越しになるかオンラインで参加するかをお選びください。ただし、会場での参加は定員がございます。また今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、会場での参加を中止する場合がございますので予めご注意ください。③福祉コンシェルジュは市によって相談窓口の日時が異なります。詳しくは下記のHPでご確認ください。申込方法やイベントの詳細は、リアルボイスHP第2回リアルボイス「TODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会」in岡山 :: リアルボイス第2回 real voice 「TODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会in岡山riaruboisu.webnode.jpをご覧ください。たくさんのご参加をお待ちしております

  • 29Jun
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      閑話休題『ギガタウン 漫符図譜』のご紹介

      こんにちは、ふじおです。今日は梅雨で外出できず晴耕雨読ということで、先日読んだ『ギガタウン』をご紹介します。いつもカタい話ばかりでは良くないので、たまにはコーヒーブレイクといきましょう。この漫画は大ヒット映画「この世界の片隅に」の原作本の作者こうの史代さんの作品で、『この世界の片隅に』とは打って変わって、楽しく漫符を学べる4コマ漫画です「漫符」というのは、漫画の中で使われている効果線などの漫画特有の記号のことです。例えば、よくアメコミとかでも使われている、眠っていることを示す「Zzz」や起こっていることを示す「」がそうです。まず本書の目次を見て下さい。目次自体が漫符の索引になっています。一話ごとに、1つの漫符を取り上げて、その漫符を使い方が解りやすく物語仕立てで描かれています。タイトルからも判るとおり、登場するキャラは『鳥獣人物戯画』という絵巻に出てくる兎や蛙です。『鳥獣人物戯画』は社会や美術の教科書にも出てくるのでご存じの方は多いでしょう。この絵巻は漫画のルーツとも言われています。絵巻を右から左へスクロールして見ていくと、ストーリーが展開するでしょ。“戯画”と言われるように、例えば動物が擬人化されて描かれています。第一、兎と蛙が等身のはずがありません。皆さんがよく目にしている、兎や蛙が走ったり相撲を取ったりしているのは、実は全4巻の内の最初の「甲巻」の絵で、巻によって作者も異なります。「あとがき」に、『別冊宝島 マンガの読み方』に触発されたとありますが、この本は漫画の読むための法則を解説したモノで、漫画評論の第一人者、夏目房之介さん(夏目漱石の孫!)等が執筆しています。残念ながら絶版です。私はまだ古本屋に普通に置いてあった30年程前に購入していたので所蔵しています。そもそも日本の漫画のコマ割りや記号を作ったのは、漫画の神様手塚治虫だと言っても過言ではありません。そのコマ割りをさらに斬新にレイアウトしたのが石ノ森章太郎(『サイボーグ009』や『仮面ライダー』の原作者)です。その辺りことを夏目さんは石ノ森さんに直接聞いたとテレビで言っていました。話が逸れてしまいましたが、『ギガタウン』は漫画の元祖である『鳥獣人物戯画』のキャラを使って漫画の記号である「漫符」をユーモラスに紹介した解説本なのです。漫画に興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい

  • 18Jun
    • 『自閉症の僕が跳びはねる理由』のご紹介の画像

      『自閉症の僕が跳びはねる理由』のご紹介

      こんにちは、ふじおです。今回は6月11日のブログで予告した通り、『自閉症の僕が跳びはねる理由』をご紹介します。著者は東田直樹さんです。この本は東田さんが13歳の時に書いた著書です。Q&A形式で、自問自答するスタイルで書かれています。タイトルにある通り、東田さんは自閉症です。例えば「跳びはねるのはなぜですか?」という問いには、「僕は跳びはねている時、気持ちは空に向かっています。空に吸い込まれてしまいたい思いが、僕の心を揺さぶるのです」と答えています。東田さんに何かが起こり体が硬直(自分の思い通りに動かなくなること)した時、東田さんは「縛られた縄を振りほどくように、ピョンピョンと跳びはね」ます。そうすることで「体が軽くな」ると言いますまた「大きな声はなぜ出るのですか?」という問いには、その時見た物や思い出したことに対」して、「それが刺激となって、言葉が出てしまうのです。止めることは難しく、無理に止めようとすると、自分で自分の首を絞めるくらい苦し」いと言いますこれらのように、周囲から見ると、奇っ怪な行動と思われがちですが、自閉症の方には自制できない辛苦があるのです。しかし悪いことばかりではありません「物を見るときどこから見ますか?」という問いには、私たちと「見えてるものは同じでも、見えるものを受け取る力が違う」と言います。彼らは「最初に部分がとびこんでき」て、「その後、徐々に全体が分かる」のです。「どの部分が最初に目に入るかは、その時の状況で違い…色が鮮やかだったり、形が印象的であったり…目に入ってその部分一点に心が奪われて、何も考えられなくなる」のだそうですまた「手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?」という問いには、「光を気持ち良く目の中に取り込むため」だと言います。「光を見ていると、僕たちはとても幸せなのです。…降り注ぐ光の分子が大好きなのでしょう。分子が僕たちを慰めてくれ」るのだそうです何てステキな感覚なのでしょう。私たちが日常生活をしていて、こんな感覚を覚えることがそんなにあるでしょうか?副題の「会話のできない中学生がつづる内なる心」とある通り、人と会話でうまくコミュニケーションがとれない東田さんは、言葉を示すという手段を長い時間苦労の末、身に付けます。東田さんのお母さんは「鉛筆を持った僕(著者)の手を、…上から握って一緒に書」いたり、文字盤を指し示したりすることで、「話そうとすると消えてしまう僕(著者)の言葉をつなぎとめておく」方法を身に付けさせたのです。やがてパソコンで文字を打つこともできるようになり、私たちの知らない自閉症の方の豊穣な心の世界を見せてくれたのです巻末の「おわりに」で、東田さんは言います。「僕が自閉症を説明することで、僕たちの障害が、決してわがままや自分勝手からきているものではないことを、みんなに理解してもらいたいです。みんなが僕たちのことを分かってくれたなら、僕たちは一筋の光をてに入れることができ」るのですと。その光の分子は、彼らを慰め、そして私たちをも優しい気持ちにさせてくれるに違いありません。

  • 11Jun
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      「僕が跳びはねる理由」を観ました

      こんにちは、ふじおです。新学期も始まり、早6月になったというのに、いまだにコロナ禍は治まらず、つな館でもいろいろと企画しているのですが、長期間イベントが開催できず、臍を噛んでいる今日この頃ですさて、今回は先月末シネマクレールで観た映画「僕が跳びはねる理由」をご紹介します。この映画は、日本人のある本が元になっています。それは、東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』です。この本は世界34か国以上で出版され、世界的ベストセラーとなり、NHKのドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」でも放映されて話題となったようです。実は数ヶ月前にこの本を購入して、積読(つんどく)状態(所蔵はしているが、未読のまま本の山の中に埋もれている)でした。この本を読む前に、この映画が上映となると知って、とりあえず観ました。この映画は、東田さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』をヒントとしながらも、インド・イギリス・アメリア・シエラレオネの少年少女5名が登場するドキュメンタリー形式です。この映画に原作者である東田さんやその家族が登場しないのには理由があります。東田さんはその理由を「僕が出演することで、僕個人に注目が集まってしまい、映画そのものが別の意味を持つようになるのではないか」と危惧したからだと言います(映画パンフレットに掲載の東田さんのインタビューより)。こうした東田さんの思いにより、監督のジェリー・ロスウェルさんは「世界の異なる地域に住む会話のできない自閉症者の日常的な体験を描くのと同時に、自閉症に対する直樹君の考えを明らかにするべきだと思い」、「自分(自閉症児)が人と違うことや自分が自閉症であること、そして他者から自分自身がどう見られ、どう思われるかを認識することが重要だと感じた」そうです(映画パンフレットに掲載のロスウェル監督のインタビューより)。実際アジア・ヨーロッパ・アメリカ・アフリカと、オセアニア以外の地域に住む5名の自閉症のある少年少女が取り上げられています。特にシエラレオネ(西部アフリカ)のジェスティナさんは、自閉症により、突然奇声をは発したり、ズブ濡れになりながら海で遊んだりします。地元では、そうした自閉症児の行動から「悪魔の子」と後ろ指をさされると言います。実際地元に住めなくなり引っ越したという人もいました。ジェスティナさんのご両親は、無知による偏見の強いシエラレオネで、自閉症についてもっと理解してもらおう、同じ自閉症児を持つ保護者同士がつながろうと、相談会や集会を開くなど啓発運動を行っているそうです。ロスウェル監督はインタビューの最後に、「この映画を通じて、…自閉症の人たちそれぞれの特性や彼らが直面する様々な問題を理解すると共に、会話でコミュニケーションを取れない自閉症の人たちに対する見方を変える一端を担えればと思っています。…共感し、また認識することで彼ら(自閉症者)との連帯やサポート体制を築いて、より『自閉症に優しい』世界を構築することができると」締めくくっています。自閉症に限らず、障害や人種など、様々な差別的な事象に対して、問題意識を持ち、それに対する偏見を持たず、知ろうと努力し、当事者と同じ目線で考えていけるよう、自分自身を切磋琢磨したいものです冒頭で紹介した東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』も、その後読みました。その本については、次の機会にご紹介します。

  • 30Apr
    • 【速報】第2回リアルボイスの予告

      こんにちは、ふじおです。昨年8月に開催した岡山きょうだい会のイベント「リアルボイス」の第2弾を開催することになりました。「第2回リアルボイスTODOKERU発表会&SHIRITAI勉強会in岡山」(仮称)です。“きょうだい”とは、障害者の兄弟姉妹(健常者)のことを指します。障害児を持つ親は、つい障害児ばかりにかかりっきりになり、健常のきょうだいをなおざりにしたり、我慢を強いたりします。また、きょうだいも障害児のことで学校でからかわれたり、いじめられたりするケースがあります。そういった学生時代を過ごし、社会人になった後は、親から親亡き後の障害者の世話を託されます最近話題のヤングケアラーの問題も含まれます。きょうだいは、人知れず悩みや不安を抱えているのですそんなきょうだいの存在をもっと広く知ってもらいたい!そのための啓発活動の一環として、昨年から「リアルボイス」というイベントを開催しています。まだ詳細は公表できませんが、開催日だけ、このブログをお読みの方にいち早くお知らせしちゃいます!開催日:2021年10月16日(土)・17日(日)ちなみに開催場所は岡山市内です。現在鋭意準備中です!また詳細が決まりましたら、随時お知らせしますね。どうぞお楽しみに

  • 22Apr
    • 「旅立つ息子へ」を観ましたの画像

      「旅立つ息子へ」を観ました

      こんにちは、ふじおです。今回は、今週シネマ・クレールで観た「旅立つ息子へ」を紹介します。この映画は、自閉症スペクトラムの息子ウリと、ウリの父アハロンが織りなす物語です。アハロンはウリと二人暮らし。別居中の妻タマラは、自閉症の息子の将来を憂い、親なき後を思い、全日制の施設へ入所させようとします。アハロンはウリを施設に入れることには反対でしたが、シブシブ入所させるため、ウリを施設に連れて行こうとします。大好きな父親と離れ離れになることにパニックを起こしたウリは、乗り換えの駅のホームでグズリ始めます。それを見かねたアハロンは、そのまま施設には向かわず、ずっとウリと暮らすことを決め、逃避行をするのです。しかしアハロンが、途中傷害事件を起こし、警察に逮捕され、ウリは施設に入所することになったのです。アハロンは釈放されましたが、しばらくウリに面会することはありませんでした。久々にアハロンのいる施設を訪れたアハロンは、施設にも慣れ始めていくウリを見、再び父のいる自宅には戻らず、施設に残ると言って施設の部屋に入っていくウリの後ろ姿を見て、寂しくも成長した息子を優しく見守るのでした。この実話に基づいた作品のメガホンをとったのは、イスラエル人の監督ニル・ベルグマン。本作で、アハロンを演じたシャイ・アヴィヴィはイスラエルアカデミー賞主演男優賞、ウリを演じたノアル・インベルは同賞助演男優賞を受賞しています。特にアヴィヴィは、本当に自閉症スペクトラムではないかと思わせる迫真の演技!彼の父が自閉症スペクトラム施設の職員で、小さい頃から施設の友達と触れあってきた経験があるとのことだったので、リアルな演技も納得。息子ウリを心配し、自分が一生息子の面倒をみることを誓う父アハロンの気持ちはよく解ります。自閉症スペクトラムのために、健常者のように自立して生活することは難しいし、かと言って自分と離れて施設で生活できるか不安。自分が亡き後の息子の生活は心配なものの、とりあえずは息子といっしょに生活するしかないと考え面倒をみる。私も娘の将来を考え、親なき後の生活を憂慮して、娘が自立して生活していけるよう、家庭の内外で働きかけをし、さらに障害者の生活をより良くすることを夢見て、活動をしています。障害児を持つ父として、父親の覚悟を大いに共感させられた作品でした。本作に興味のある方は、4/29(木)までシネマ・クレールで上映されています。、

  • 16Apr
    • 入学までの準備

      こんにちは、ふじおです。先日入学式の模様について報告しましたが、今回はその前にした準備について書きます。ご承知のように、娘は老松小学校の難聴学級に通うため、学区外から通学していました。細君が車で毎日送迎していました。中学校も再び学区外からの通学になるので、今度は一人で通わなければなりません。自宅からバスで倉敷駅に行き、そこから学校まで自転車。春休みの間に、私といっしょに2回バスで倉敷駅へ行く練習をし、駐輪場や駅からの道順を確認しました。バスでは、整理券をとって、乗車料金表の見方と降車時の障害者手帳の提示の説明をしました。4月10日の土曜は、初めて娘一人でバスに乗って倉敷駅へ行き、私たち夫婦と合流。自転車を購入して、駐輪場へ行き、自転車の施錠の仕方やバス乗り場までの動線を確認しました。その後は、新しい自転車の乗車訓練も兼ねて学校まで行きました。翌日の日曜には、再び一人で倉敷に行き、いっしょに入学する友だちと合流。登校時の待ち合わせ場所を確認した後、ゆっくりお茶しておしゃべりしたようです。小学校から学区外だったため近所に同窓の友だちがおらず、小学生が普通にするような、放課後や休日に友だちと遊ぶということができなかった娘。学区外に通わせることを選択した親として、娘に申し訳ないと感じていました。少しでも友だちに会えればと、土曜に小学校で行っていた卓球で友だちと会うため送迎もしました。今回やっと気軽に友だちと会って遊べるという、小学生にとって当たり前のことができます。なので、私からの提案で友だちとお茶して来いとお小遣いを渡して送り出したのです。夕方になり、バス停へ迎えに行くと、娘は晴れやかな顔で帰ってきました。ちょっぴり大人びた娘の姿に成長を感じた一日でした。

  • 13Apr
    • キセキの入学式の画像

      キセキの入学式

      こんにちは、ふじおです。今日は娘の入学式でした。小学校の卒業式は晴天に恵まれ良かったのですが、入学式当日の予報は雨。せっかくの入学式が雨だなんてイヤだなーと思っていましたが、朝起きると雨はあがっていました!朝食をとっている時は、晴れ間が出たりして。中学校に向かう道すがら、虹もさしていて、これは奇跡!と娘の晴れ女ぶりを実感しました。入学式は、3月の卒業式同様、規模を縮小して来賓は呼ばず、新入生・保護者・教職員だけの式典となりました。「学校長式辞」は、2月22日のブログでも報告したクラコソ主催の講演会でご講演いただいた松本一郎先生です。ポジティブな行動支援を実践されている松本校長の話に触れ、入学を楽しみにしていたのですが、ひょっと4月の人事異動で、「フタを開けたらいなかった」だったらイヤだなと一抹の不安を感じていましたが、本日もおられました。ホッ松本校長の式辞の中で、「グッド・ビヘイビア(GB)・カード」のことにも言及されていました。GBカードは先生から生徒へ、生徒から先生へ、そして生徒同士で交わすコミュニケーション・ツールです。「GBカードは、他人(ひと)の良い所を見付けてカードに書くこと」と、松本校長は話されました。昔、テレビで見た世界名作劇場の「愛少女ポリアンナ物語」で、主人公ポリアンナが亡父の遺言であった「良かった探し」を実践したことにも通じるような行動だと思います(愛少女ポリアンナ物語については、次の機会に詳しく書きたいと思います)。互いに相手の良かったことを発見し、それを本人に伝えるポジティブな行為を通して、より良い関係づくりを構築すれば、きっと充実した学校生活を送れるし、人生の重要な期間を過ごすことにもなります。人生を振り返った時、まさに人生の軌跡を見出すことができるのです。式典が終わると、各自所属のクラスに向かい、担任教諭から説明を受けました。保護者は廊下の窓からその様子を伺います。クラスでは難聴学級の担当教諭が娘の難聴について、簡単にレクチャーしてくれました。小学校からいっしょに中学校にあがった同窓生が多いので、難聴のことも多くの友だちが理解してくれていると思います。ところで、西中学校の校舎は、昭和12年竣工の国内でも数少ない大規模な木造校舎、それも現役!まさに重要文化財(重文)級の校舎です。今年3月にようやく大規模な改修工事が終わり、今日の入学式を迎えました。老松小学校に入学した時も、新校舎ができたばかりでしたが、娘はリニューアル校舎と縁が深いようです。校舎の廊下は100m以上あり、こりゃ雑巾がけのし甲斐があります教室の雰囲気は、ドリフの学校コントに出てくるような様相。この学び舎で過ごしたことは、きっと思い出に残ることでしょう。こんなステキな中学校に入学できて、娘はラッキー、奇跡的な縁です。担任教諭の説明が終わるのを待っている間、新入生の様子を見に来られた松本校長にお会いし、子どものSNSについて意見を交わしました。これからの中学校生活が楽しみです私にとっても良い人生の軌跡になる予感がして胸膨らんでいます。これってまさに“キセキ”(GReeeeNかよ!)

  • 30Mar
    • 「瞽女GOZE」を観ましたの画像

      「瞽女GOZE」を観ました

      こんにちは、ふじおです。今日は久々に映画を紹介します。今回の作品は現在(~4/8まで上映)シネマ・クレールで公開中の映画「瞽女GOZE」です。「瞽女」で「ごぜ」と読みます。現在の私たちには耳慣れない言葉です。「瞽女」とは、かつて盲目(視覚障害者)の女性が三味線の門付け芸を行いながら諸国を漂泊する旅芸人のことです。手引き(先導者・健常者)と親方と弟子が一組となって巡業します。この映画の主人公である小林ハルさんは、最後の瞽女と言われ、2005年に105歳の生涯を閉じます。ハルさんが瞽女を廃業したのは1973年。ほんの半世紀前まで瞽女は存在していました。現在のように、視覚障害者をはじめてとして障害者に対して、社会で保護しようという考えが希薄だった時代、障害者が生きていくことは想像以上に難しいことでした。この映画で描かれたハルさんも生まれた時、視覚障害児と判った祖父母は、世間体を考え、ハルさんが生まれたことを隠そうとします。最大の保護者である父もハルさんが幼少の頃に亡くなってしまいます。ハルさんが親なき後も生きていけるように、母はハルさんを瞽女にすることを決意します。小林家に馴染みのある瞽女の親方に弟子入りさせることになったのですが、弟子入りする前に自分の身の回りのことは自分でできるようになることを言い渡されます。その日から母は、母親ではなく鬼になることを決意するのです。挨拶の仕方、髪の結い方、着物の畳み方…、当時女の嗜みであった裁縫のために、小さな針の穴に糸を通せるようにならなければなりません。健常者でもなかなか小さな針穴に糸を通すことは難しい。それをハルさんはやらなければなりません。できないハルさんに対して、母はできるまで食事を与えません。ただ「全身を使って視ろ」と言います。そんな厳しい母をハルさんは、鬼だと思います。しかし糸通しができなければ食事をとらせてもらえません。ハルさんは母の「全身を使って視ろ」という言葉を思い出し、糸の端と針の穴を口の中に入れ、舌で穴と糸を感じ取って、ついに糸を通すことに成功するのです。やがてハルさんは、瞽女の親方に入門します。最初は雑用から始まり、三味線の稽古など厳しい修業が待っています。それは想像を絶する厳しさです。ハルさんは様々困難を乗り越え、やがて瞽女の親方となることができました。ハルさんが弟子をとることになった時、しつけや稽古を厳しくつけていたハルさんに弟子の女の子は、「親方は鬼じゃ」と言われてしまいます。その時、ハルさんは厳しくしつけていた母の想いに初めて気付くのでした。現在障害者に対し、社会的に基本的人権が保障され、様々な支援を受けることができます。しかし、自立して生活するということに関しては、程度の差こそあれ、困難を伴うのはいつの時代も変わりありません。難聴の娘を持つ私も、娘が将来-特に親なき後-独り立ちできるかが一番の心配事です。ハルさんの母ほど厳しくありませんが、時として厳しく娘をしつけることがあります。しかしその後、厳し過ぎたのではないだろうかと自戒の念にかられることがあります。どこまで厳しくすればいいのか懊悩します。試行錯誤ではありますが、本人の意思を尊重しながら、本人の気付きに誘えるように諭していきたいと思っています。「瞽女GOZE」はそんなことを考えさせられた作品でした。

  • 19Mar
    • とうとう卒業式を迎えました

      こんにちは、ふじおです。とうとう来てしまいました、小学校の卒業式!学区外から通って早6年。この日を迎えることになりました、感無量細君と二人で出席しました。フィンガーズのなぅさんも合流し、会場の体育館へ向かいました。フィンガーズのねこぱんださんも倉敷市内の他の小学校で卒業式を迎えました。コロナ禍で、式典の規模は縮小され、在校生や来賓の出席はなく、コンパクトにされていました。その代わり、6年間の思い出のスライドショーや一人ひとり将来の夢を語った動画が放映されました。これはこれで、スマートな卒業式になって良かったのではないでしょうか。準備してくださった校長先生をはじめ諸先生方に感謝申し上げます感心したのは、校長先生からの祝辞。ロジャーを装備し、横にスクリーンを設置して祝辞の内容を字幕表記。難聴児はもちろん、健常児にも解りやすい祝辞になったのではないでしょうか。こういったことが普及すれば、障害の有る無しに関わらず、みんなが解りやすい学校になると思います。卒業式終了後、子どもたちがスマホで友達と自撮りしたり、先生と撮ったりしててビックリこんなにスマホを持っているのかー。スマホの普及率おそるべし!先月娘といっしょにスマホ・デビューした私とはエライ違いです。娘が入学した頃はどうなることかと思いましたが、友達もたくさんでき、学校生活をエンジョイしたようです。私自身もこの6年の間にはいろいろありました。総合教室(特別支援学級)の役員になったのを皮切りに、倉敷市特別支援学級親の会の理事になり、教育委員会へも毎年要望活動をし、つな館を立ち上げ難聴児と保護者の支援活動をしてきました。つな館つながりで知り合った岡山きょうだい会のメンバーと今、イベントの実行委員としても参加しています。今年10月にイベントを開催するので、またお知らせします。昨年からコロナ禍で、つな館としてなかなか活動できていませんが、世情が落ち着いたら、再開していきます。以前告知した寺OYA!も水面下で着々と準備を進めていますよ、お楽しみに6年前は、こんな活動をするとは思ってもみませんでしたが、そのおかげで素晴らしい友人や仲間に出会いました。これからも仲間ととともに、障害児や障害者の支援活動ができたらと思っています

  • 22Feb
    • PBIS(倉敷モデル)の倉敷での実践の画像

      PBIS(倉敷モデル)の倉敷での実践

      こんにちは、ふじおです。1/25付のブログでお知らせしたとおり、昨日ライフパーク倉敷にて、子育て・教育を考えるつどい「考えてみませんか 今どきの中学生のこと」講演会に参加してきました講師は倉敷市立西中学校の現役校長、松本一郎先生です。松本先生は、総社西中学校で3年間教頭職にありました。総社市では、心理学に基づいた「だれもが行きたくなる学校づくり」に取り組んでいるそうです。総社西中学校に勤務していた際に、総社市の取り組みに触れ、倉敷市教育委員会に異動した後、倉敷でもPBISに取り組むようになったそうです。PBISとはPositive Behavioral Interventions and Supportsの頭文字をつなげた用語で、直訳すれば、積極的な行動的介入と支援という意味で、一般的に「ポジティブな行動支援」と訳されているようです。この考え方は、行動分析学と謂われるもので、アメリカの心理学者バラス・F・スキナーによって創始されました。PBISの基本的な考え方は「良い所を見付けて、そこを評価し、本人に伝えていく」ことです。親でも子どもに対して、教師でも生徒に対して、「○○したらダメだろ!」「何で□□したんだ!」といった失敗したことに対する責任追及(失敗の責任追及)をしてしまいます。一方、PBISでは、その人ができたこと、良い行動をしたことを評価する(成功の責任追及)を実践します。これは身近な人にするほど効果が上がります。このPBISを学校に応用します。すると、「生徒の自尊感情を高める」「生徒が良い行動が増え、学校が落ち着く」「教師との人間関係が改善し、学力が向上する」などの効果が生まれるというのです。松本先生は西中学校の校長に就任し、このPBISを実践します。松本先生が西中学校で導入したのが「グッド・ビヘイビア(GB)チケット」。教師が生徒に対して、できたことや良い行動にをGBチケットに記入し、本人に渡します。これを続けるうちに、教師から生徒へ渡していたものが、生徒同士でGBチケットを渡し合うようになっていきます。こうした取り組みは学校に浸透し、生徒の郊外での良い行動へとつながり、教員自身の気付きにもつながり、正の連鎖へと好循環をもたらすのでした。松本先生のPBISは倉敷モデルとして、このコロナ禍でも応用され、苦境に立たされている医療従事者に対して、感謝の気持ちをGBチケットに書き、それをエール倉敷の用紙に貼って倉敷市内の病院へ贈られました。松本先生は最後に、ある担任教師のエピソードを教えてくれました。“GBチケットは良い行動をしたことに対するご褒美ではなく、人間の尊厳を伝え合うメッセージカードだと思う”と。今回、松本先生のお話を拝聴して、4月から安心して西中学校へ送り出せると確信しました​​​​​​​

  • 01Feb
    • 中学校の入学通知書が届くと……

      こんにちは、ふじおです。本日わざわざ休みをとって教育委員会へ行って来ました。それは、入学先の中学校を変更する手続きをするためです。事の発端は、先週「入学通知書」が我が家へ届いたことに始まります。開封一番、ええええええええええええ!細君と二人で何でぇぇぇぇぇぇぇぇ!というのも、昨年から娘とも話し合って進学先を西中学校の難聴学級に決め、担任の先生とも話を進めていました。昨年末に倉敷市教育委員会の特別支援教育推進室より、特別支援教育支援委員会が検討した結果、西中学校難聴学級に入級することが望ましいとの判断をしたとの通知が届いていました。年明け1月には西中学校に赴き、校長・特別支援教育コーディネーター・難聴学級担任教諭と面談し、授業等での支援についてお願いし「入級届」を提出していました。そして教育委員会学事課から届いた「入学通知書」には地元の中学校に入学するようにとの通達でした。夫婦としては、老松小学校と西中学校との面談や手続きをとってきただけに驚きを通り越して憤慨していました。翌日、教育委員会学事課へ問い合わせることになったのですが、細君は興奮して何を口走るか判らないというので、私が電話することになりました。いざ翌日私が昼休みに電話すると、「住民票のデータから該当者へ案内している」「変更する場合は、『入学通知書』と印鑑を持って変更申請する」「変更を希望する児童については、連絡を受けてから変更申請の案内をしている(学事課から連絡することはない)」「平日の17:15*までに学事課に来るように」とのことでした。*倉敷市役所では木曜日に限り1階の窓口は19時まで受付できる。話を聞く内に、私までも思わずヒートアップしてしまいました。とりあえず今日休みをとり、学事課で変更手続きをとることになったというわけです。学事課へ行って、文句を言っても現状は変わらないので、とりあえず特別支援教育推進室に行って今回の経緯の説明を確認し、今後改善してもらえないか協議することにしました。まず特別支援教育推進室の室長に話を聞いてもらい、学事課の担当者にも加わってもらい3者で面談しました。学事課としては、「あくまでも住民票をもとに通知をしている」「必要なら『指定学校変更申請書』を提出してもらって変更手続きをとっている。ただし『指定学校変更申請書』は郵送で手続きも可能」「特別支援教育推進室からは変更の連絡は受けていない」とのことでした。郵送で手続きを学事課が言う前に私が提案したら、それはできると。しかし電話ではそんなことは一言も言っていなかったぞ!だから休みとって来たのに!特別支援教育推進室としては、「教育支援の観点から西中学校難聴学級を推薦しただけ」「老松小学校へも学区外から通っていることは把握していなかった。したがって学事課へも情報提供していない」とのことでした。ここでも縦割り行政の実態は否めません。同じ教育委員会内でも連携ができていないのです。しかし、文句ばかり言ってもしょうがありません。今後も私たちと同じ境遇にならないよう改善を求めることにしました。まず特別支援教育推進室は学区外から通学していることを把握していないとのことでしたが、昨年11月教育委員会に要望した際も、老松小学校難聴学級の児童内訳が学区内2名学区外2名と冒頭で伝えていました(要望書については事前に文書で渡している。室長も出席していた)。しかし、特別支援学級でも知的障害や発達障害の学級は各校に設置されていることが多いですが、難聴学級は老松小学校しかありません。だから学区外からの通学が難聴学級ではありうるということを、今年度着任した室長が知らないのも無理はないのかもしれません(良いように考えれば)。なので、老松小学校難聴学級には娘以外にも学区外から通学している児童もいるので、学校変更する可能性があることを意識してもらうようにお願いしました。学区外の児童は少ないので、それを把握して学事課へ提供することはできそうでした。ただ1月に学事課が「入学通知書」を一斉に郵送する前に予め変更して通知することは必ずしもできるとは限らないとのことでした。それは進学先を即決できないご家庭もあるからです。個々の家庭の事情にはよるものの、特別支援教育推進室が学校変更する児童を小学校と連携して把握し、事前もしくは「入学通知書」送付時に「指定学校変更申請書」が届くよう、学事課とも連携して手続きできないか、検討してみるとのことでした。今後、中学校入学の変更手続きで改善されていくことになれば、私が教育委員会に訴えた甲斐があった思います

  • 25Jan
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      「子育て・教育を考えるつどい」のご案内

      こんにちは、ふじおです。今日は講演会「考えてみませんか 今どきの中学生のこと」のご案内です。講師は、倉敷市立西中学校の松本一郎校長先生です。「広報くらしき」2月号(649号)の「地域情報掲示板」(33ページ)でもお知らせしています。日 時 2月21日(日) 14~16時会 場 ライフパーク倉敷 1階 視聴覚ホール (駐車場あり)定 員 40人(事前申込制)テーマ ポジティブな行動支援で笑顔あふれる学校に~生徒たちの宝物~松本校長先生は、西中学校に赴任される前の教育委員会におられる頃から「ポジティブな行動支援」に取り組み、西中学校で実践されています。『ポジティブな行動が増え、問題行動が激減! PBIS実践マニュアル&実践集』という本にも担当執筆しておられます。「ポジティブな行動支援」とは、私たちは日常、ついネガティブな行動に対して注意を向けがちです。そこで、教師によるポジティブな声かけをすることで、学級や学校がポジティブな環境になり、いじめのようなネガティブな行動問題を未然に防いだり、減少させたりできるというものです。松本校長先生が西中学校で実践している「ポジティブな行動支援」という新しい生活指導の考え方と実際のエピソードをお話しいただきます。現役の中学校校長が生の声を披露してくれるまたとない機会です!託児所もありますので、老松小学校区の幼児や児童をお持ちの方は、将来入学する中学校の参考にぜひご参加ください(託児所は2/14までにお申込みください)。この講演会は、倉敷の子育てと教育を考える会の主催です。コロナ禍ですので、例年の講演会と比べ定員も少なく(ソーシャル・ディスタンスを確保するため)、事前申込制になっています。お手数ですが、参加希望の方は、事務局まで電話かメールでお申込みください。メール:k170307@mx1.kct.ne.jpTEL:086-463-4697皆さまのご参加をお待ちしています。

  • 17Jan
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      「こどもたちのことばとこころをはぐくむ講演会9」に参加しました

      こんにちは、ふじおです。本日はZoomのオンラインで開催されたキッズ*ファースト主催の「こどもたちのことばとこころをはぐくむ講演会9 マターナルセンシティビティ」に参加しました講師は早島クリニックの院長で、キッズ*ファーストの理事長でもある福島邦博先生です。今回のテーマは「マターナルセンシティビティ」について「マターナル(maternal)」とは「母親の」という意味、マタニティー(maternity=母性・妊婦)の関連語ですね。「センシティビティ(sensitivity)」とは「感受性」という意味、センス(sense=感覚)の派生語です。つまり、「マターナルセンシティビティ」とは、直訳すれば「母親の感受性」ということですが、ここでは広く「母親をはじめ子どもと対応する養育者の子どもを察知する力」という意味合いでしょう。保護者や支援者が、子どもの心の動きにどうやって気を配るか、子どものサインをどう察知し、それに適切な声かけや行動をするかということがテーマでした。一昔前に「ベビーサイン」ということが取りざたされましたが、それは乳幼児期だけでなく学齢期に入っても子どものサインを読み解くことが必要だということですね。福島先生はマターナルセンシティビティの4つの要素として、①子どものシグナルに気がつく②的確に解釈する③適切に反応する④迅速に反応するを説明されました。①子どもの言動(シグナル、サイン)に対して、なぜそのような言動したのかを子どもの視点に立って、その意味するものを②正確に読み解き、③適切なタイミングで、④適切なやり方で迅速に対応するということです。しかし、言葉で言うのは簡単ですが、実践となるとこれはなかなか難しい日常生活のなかで、子どもが発するサインを敏感に察知し、それに対してネガティヴな言葉で返すのではなく、会話のなかでポジティヴな言葉で子どものサインを適切な言葉で、即時に返す。一朝一夕にできることではありませんが、日常的にそれを意識し、ポジティヴな声かけができるように少しずつ身につけるしかありません昨日キッズ*ファーストに娘を訓練に連れて行ったのですが、待っている1時間の間に読もうと思ってたまたま持参していた『マンガでわかる子どもが一週間で変わる親の「この一言」』(波多野ミキ著・三笠書房)は、ポジティヴな声かけのスキルを意識する参考になるなと思いました。この本は波多野さんの『子どもが一週間で変わる親の「この一言」』(知的生きかた文庫)のマンガ版で、読むのには取っつきやすいと思います。興味のある方は、読んでみて下さいこのブログでも、何度か書きましたが、私は「子育ては見守りと寄り添い」だと主張してきました昨日娘を連れていく車のなかで、ふと「子どもに心を寄せる」という言葉が思い浮かびました。「子どもに心を寄せる」ことが見守りであり、寄り添いであることを端的に表すフレーズを思いついたのです今回の講演のテーマである「マターナルセンシティビティ=子どもの心の動きに寄り添う力」に相通じていて、不思議なセレンディピティを感じました

  • 01Jan
  • 20Dec
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      小児科でのひとコマ

      こんにちは、ふじおです。昨日娘と二人で小児科にインフルエンザの予防接種に行ってきました。なかなか予防接種できる所が無くて、探していたのですが、かかりつけの小児科で今入荷してできるとのことだったので、朝イチで受診してきました(放課後は予約でいっぱい)。大きくなって、なかなかこの小児科に行く機会は少なかったので、久々に訪れました。受診が終わって、待合で待っていると、子どもを連れた若いお父さんがチラホラ。お父さんも小児科に連れて行くことは良いことです。もしもの時に、お父さん以外連れて行けない状況になったら困ります。いざという時のために日頃からの関わりが重要です。お父さんたちの中に、子どもに絵本を小さな声で読んであげている人がいました。そういえば、小学校の参観日や運動会でも、お父さんをよく見かけます。私が小学生の時は、父兄参観といっても来るのはお母さんばかり。今回のコロナ禍もあり、子どもとのコミュニケーションの重要性を肌で感じています。たとえ反抗期であっても、思春期であっても、適度な距離感をとりながら、コミュニケーションをとりながら、日常的に子どもと関わり続ける。担任の先生や他の保護者の方など学校と積極的に関わる。そうしたことを通して、子どもとのより良い関係・風通しの良い関係が築けると思います。小さい子に読み聞かせをする若いお父さんを見て、そんなことを思いました

  • 15Dec
    • 「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」を観ましたの画像

      「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」を観ました

      こんにちは、ふじおです。昨日は有給休暇をとって映画を観てきました先月まで忙しくて週休1日だったので、一段落ついて、休みをとりました。昨日はシネマ・クレールで2本観たのですが、その内の「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」をご紹介します。ホセ・ムヒカはウルグアイの元大統領で、現在上院議員を勤めています。ムヒカ元大統領は2012年の国連の持続可能な開発会議でのスピーチで一躍有名になり、日本でも『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(汐文社)という絵本で紹介されベストセラーになりました。ムヒカが来日した際、東京外語大学で学生に向け講演しました。その中で学生に向け言います。「人生で一番大切なことは歩むことだ。転んでも立ち上がり、再び歩むんだ」と言います。つまり歩み続けること--行動し続けることが大切だと訴えます。そして「自分で考える」ことが重要だとも。自分で考え、口で言うだけでなく、実際行動する--陽明学でいう「知行合一」です。実はムヒカは、大統領になる前は、当時軍事政権だった政府に対して反政府ゲリラとして活動していて、13年近く収監されていました。その収監中にたくさんの本を読み、いろいろと考えを巡らしたと言います。その読書体験を通して、どんな困難に対してもブレない信念が持てるになったようです。私も一昔前職場の人間関係で困っていた時に日本(例えば『徒然草』)や中国の古典(故事成語など)を読んで、自分を見失うことなく乗り切ることができました。人間悩むことは、今も昔も変わらないんですね。皆さんもいろんな本を読んだり映画を観たりして、いろいろと思索を巡らせてみてはどうでしょうか

  • 12Dec
    • 「こんな夜更けにバナナかよ」を観ましたの画像

      「こんな夜更けにバナナかよ」を観ました

      こんにちは、ふじおです。もっと早くにアップしようと思っていたのですが、なかなかできず……。今回は先週テレビで観た「こんな夜更けにバナナかよ」についてです。この映画は公開当時から夫婦で観てみたいねと話していた作品で、結局公開時には観られず、今回テレビ放映を期に満を持して夫婦で観ました。この話は、主人公で、難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけという鹿野靖明34歳。鹿野の生活支援ボランティアをする医大生の田中久。田中の恋人で、田中に誘われ、ひょんなことから鹿野の生活支援ボランティアを手伝うことになった安堂美咲の3人を中心に、鹿野と彼を助ける生活支援ボランティア(鹿野は“ボラ”と呼んでいる)が関わり合う中で心境が変化し、強い絆を持つという話です。タイトルの副題「愛しき実話」とあるとおり、実在した人物鹿野と彼のボランティアを描いた渡辺一史のノンフィクションが原作です。主人公の鹿野を演じるのは大泉洋。ボラの医大生田中を三浦春馬。田中の恋人安堂を高畑充希が演じています。自分では動くことができない鹿野。施設で一生過ごすことは嫌だと、施設を出て自立生活を開始します。その鹿野の一人暮らしを支えるのが24時間の生活支援ボランティアたち。タイトルにあるとおり、鹿野が夜中にバナナが食べたいと言い出し、安堂が探し回り、漸く1本バナナを買ってくるということから物語が始まります。ボラに対してワガママとも思える要求をします。鹿野がこうした要求をするのは、「障害者だって自立して生活をしたい」ということ。自分で動けないことはボランティアの助けを借りればいい。講演などをとおして、自分の自立生活を発信することで、同じような境遇を持つ障害者に自立できるんだという希望を与えることにつながっています。障害者の自立支援の問題。アメリカで起こったこの問題提起は、日本では法的な整備も含め、まだまだ充分ではありません。障害者だって、ただ生きているだけの生活に満足するでしょうか?いえ、健常者と同じように、好きな所に行きたいし、好きなものを食べたいはずです。障害があるというだけで、行動を制限される。そういった境遇を受け入れ、諦めている障害者の方も多いはずです。家族もそう思っていることでしょう。しかし、障害者にだって自由に生きる権利があります。もっと声を上げていいんです。自力でできない分は、他力で補う。他力で本願が叶うよう、行政が法を整備し支援体制を構築すれば、障害者にだって、健常者と同じように自立生活ができるようになるはずです。そしてそうした社会体制は、障害児を持つ親にとっても、自分亡き後の我が子の将来を思う時、安心につながるでしょう。“できない理由を探すより、できる理由をたくさん探す方が楽しくないですか?”

  • 20Nov
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      教育委員会との話し合いに参加しました

      こんにちは、ふじおです。11月18日(水)倉敷市役所にて、倉敷市教育委員会(以下、市教委)との話し合いに参加しました。これは倉敷市特別支援学級親の会が主催し、田辺昭夫市議のご尽力により毎年開催している会合で、市内の市立小中学校にある特別支援学級に所属する保護者が参加し、市教委に日頃困っていることや改善項目などの要望を訴えるものです。今年は新型コロナウイルス感染症対策として全員マスク着用、途中で窓を開けて換気しました。多くの参加校から寄せられたのが、①支援員の増員②老朽化したトイレの改修以上2点の要望でした。①支援員の問題は、毎年のように議論されてきました。支援員は就業時間がフルタイムではなく、また夫の扶養に入っている方が多いことから税金の関係で就業日数も調整しがち。ADHD(注意欠陥・多動性障害)の児童やパニックになりやすい児童の在籍する特別支援学級だからこそ、ひとたびパニックなどを起こすと支援員の手をとられ、他の児童の支援が不充分になってしまいます。学校によって事情は若干異なりますが、特別支援学級の児童は交流学級(普通学級)で授業を受けたり、他学年が複式・複々式授業を受けており、現在の担任教員・支援員の人数体制では、まだまだ充分な支援が得られていません特に今・次年度はコロナ対策で予算が逼迫しており、なかなか実現するのは難しいかもしれませんが、市教委の方に頑張って予算をとってきてほしいです。そのためにも、予算を管理する財政課の方々の特別支援学級に対する理解も不可欠です。②古い校舎では、和式のトイレや老朽化して残臭感のあるトイレがあります。我々の世代とは違い、今の児童は生まれた時から洋式トイレに慣れており、和式のように踏ん張ることが難しいようです。また特別支援学級の児童の中には、臭いに対して敏感な子もいるので、一日の大半を過ごす学校生活において、トイレ問題は重大です。市教委や校長には、障害の特性をしっかり理解していただき、安心して学校生活が送れ、勉強に集中できるよう、学習環境を整えてほしいと思います。市教委も予算の配分に毎年苦慮されているとは存じますが、各校の現状を鑑み、優先順位を熟考して下さい。私からは、老松小学校難聴学級を代表して「教員拡充の継続と専門性の保持」と「教室内の静音性の向上」を要望しました。難聴学級は現在担任教員2名体制(その代り支援員は無し)ですが、聴覚障害という障害特性を理解する必要性があることから任期の継続を要望しました。また現在難聴学級の教室には、遮音カーテンとカーペットが設置されています。複式授業用に遮るパーティションも設置されています。しかし、周囲の雑音によって集中しづらかったり、聞き取りづらかったりする難聴児には、教室内の静音性の面で不充分です。天井に吸音材を設置するなど、更なる音響環境の充実を要望しました。娘が小学校に入学してから毎年参加し、今回で6回目。おそらく参加者の中で最多参加。6年間の要望活動で、担任教員の2名体制(入学時は担任教員1名と支援員1名でした)、遮音カーテンの設置、パーティションの設置、カーペットの設置が実現しました。要望したからといって、何でも実現するとは限りませんが、本当に必要なことは実現するまで根気よく続けていくことが大切だと思います難聴学級の先輩保護者から我々が要望活動を引き継いだように、後輩保護者にバトンタッチし、難聴児のために要望を続けてもらいたいです。