■熱中する事と熱中させられる事は正反対
「うちの子、ゲームだったら熱中してするんだけど
勉強となれば、全く集中力がなくて、、、、、」と
いう親御さんの声を多く聴いてきました。
そうですね、
スマホや、YouTubeだったら
何時間でも見ているのに、
教科書となると5分で投げ出す。
このようなお悩みを持つ方は多いと思います。
ゲームやYouTubeは、
熱中しているように見えていますが、
実は、これは熱中している、のではなく
熱中させられているのです。
ですので、読書や学習などへ集中力とは
全く別のものです。
ゲームやYouTubeは、
子どもが熱中するように、
どんどん次へ進みたくなるように
続きを見たくなるように作られています。
これらは
熱中している、というより、熱中せざるを得ない状態にされている、
と言った方があっているかもしれません。
宿題やお風呂の時間になってもゲームを止めることができない、
つまり自分で自分を制御できない状況になっているのです。
これが「熱中させられている」ということです。
この状況が長期間続き、
食事や睡眠と言った生きる上で不可欠なことの時間を削ってでも
ゲームにのめりこんでしまうと、
いわば「ゲーム依存」に陥ってしまいます。
*2022年、WHO(世界保健機関)は、ゲームのやりすぎで,日常生活が困難になる「ゲーム障害」を正式に疾病として認定しています。
反対に学習や読書は、自分の意思で学んだり、読んだりする必要があります。
それには、
「学ぼう」という意慾や
少々難しくても、
「頑張って乗り越えよう」という
気持ちが必要です。
まさに、自己の精神力が問われることです。
自分から
「学びたい」「この本を読みたい」という意思を持って
集中していくのです。
ですが、
ゲームやYouTubeは、
「もう寝なくちゃ」と思いながらも、
止められない状態です。
つまり、
人生のコントローラーを
相手に握られている状態です。
ですので、
「熱中する事と、熱中させられている事は、
コントローラーをどちらが持っているか、正反対の状態なのです」
「自分の人生のコントローラーは自分が持つ!」子どもに育てましょう。
「熱中する事と熱中させられる事の違い」
「自分の人生のコントローラーは自分で持てる子に」書いてある書籍です。
幸せな能力の高め方!幸せな親子を創る!「比べない子育て」
子どものエピソードもこっそり盛り込んで執筆。
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