何度言っても聞かない子を変える対応法…NO.1
「ピンクの像を思い浮かべないで」でピンクの像は脳内を駆け巡る
子どもの言動を注意するとき、どのように言ってますか?
例えば、
きょうだいでケンカをしているとき
「弟とケンカしてはいけません!」
赤ちゃんが眠っている部屋で走り回って騒いでいるとき
「赤ちゃんが寝ている部屋で騒いではダメ!」
食事をたくさん食べ残したとき
「食事は残さない!」
壁にクレヨンで落書きをしたとき
「壁にラクガキしてはいけません!」
等々
日常の中で子どもの困った行動は多々あるでしょう。
そのような場合、
注意のしかた
声のかけ方を少し工夫してみましょう。
それは否定形を使わない、
変えてほしい行動の言葉を使わない、ことです。
例えば
「ピンクの像を思い浮かべないでください」と言われれば
どうでしょうか。
今、頭の中でピンク色の像が駆け巡っているのではないでしょうか
人の脳は、言われた言葉が強く残ります。
ですので「~してはいけません」と言うと
してはいけない言動ばかり記憶に残ります。
では、
具体的にどのように言い換えればよいのでしょうか。
例えば
「弟とケンカしてはいけません!」は、
「弟と仲良く遊んでね」で、
弟の仲良く遊んでいる楽しそうな自分の姿が浮かんでくるでしょう。
「赤ちゃんが寝ている部屋で騒いではダメ!」は、
「赤ちゃんが寝ているお部屋では静かにしてね」
赤ちゃんが寝ているお部屋で静かに絵本を読む自分を想像するでしょう。
「食事は残さない!」は、
「食事は全部食べてね」
美味しい食事を全部食べて満腹満族の自分の姿が思い浮かぶでしょう。
「壁にラクガキしてはいけません!」は、
「絵をかくときは画用紙に描こうね」
否定形で言われると、
自分の言動が否定されている訳ですので、
子どもは、やはり嫌な気持ちになります。
それより、
してほしい行動を
「あなたならできる。信じているよ」が伝わるように言うと
子どもの心に響き、
頭にも残り
やがて言動が変わっていくでしょう。
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どれだけ言ってもやらない子が、自分からできる子に変わる!」
家庭教育協会「子育ち親育ち」代表 田宮由美