滞りなく… | 一日一義母、そして義父

一日一義母、そして義父

結婚と同時に夫の両親と完全同居して、かれこれ30年。
義母が認知症を発症し、現在要介護2。
義父も要介護2となり、同じく認知症ですね。うん、確定。

母を無事、見送ることができました。

 

あまりにも急な旅立ちだったので

母が混乱して行き先を間違えなければいいけどな

なんて思ったりもしています(笑)

 

 

 

ごくごく身内だけで、ごくごく簡単に送ってほしい

 

 

と言う、母の生前の希望通り

祭壇も設えずお坊様もお願いせず、無宗教で。

 

お通夜という形式も取らないで

youtube でお経を流してみんなで手を合わせ

母の隣でみんなで食事をして

なんなら絵しりとりをして

キャッキャと楽しんでました。

 

 

家のリビングが

そのまま葬儀場に移動した、って感じです。

 

 

生まれたばかりの姪のベビーが

ある1点をじーっと見続けていました。

 

もしかしたら、母がそこにいるのかもね

 

って、みんなで話していました。

 

 

 

父が母との思い出をちらほらと話すようになり

父と母のなれそめや初デートのことや

二人で話した約束事とか

こういう時でないと聞けないような話を

聞かせてもらいました。

 

出会って68年、夫婦になって63年。

ラブラブな夫婦だったようです。

 

なかなか聞けないですよね、両親の恋バナ爆笑

 

 

 

母の旅立つ日は母が入所までお世話になっていた

デイサービスの職員さん達がお見送りに来てくれました。

老健に入所してからは通うことはなかったのですが

わざわざ時間を作って来てくださいました。

 

 

みんなで母に死装束を身に着けさせたのですが

ここでこれは現実のことなんだって実感できちゃった。

それまでは夢見心地というか現実逃避していたというか

心が浮遊している感じでした。

 

 

出棺までまたみんなでワイワイガヤガヤ。

めちゃくちゃフリーダムなお別れです。

 

 

さすがに本当のお別れの時はしんみりしちゃいましたが

2日間、ゆっくりと母との時間を持てたおかげで

きちんとお別れができたと思います。

 

 

 

果的に母を老健に入所させましたが

自宅介護の間も姉メインの介護でしたが

週1~2回は姉と交代して母を看て

老健に入所してからは費用面でフォローをして

私なりに母の介護をしてきたという自負もあり

後悔もありません。

 

唯一あるとしたら

母が息を引き取る前に父も姉も間に合わず

私ひとりで見送ったことでしょうか。

 

父や姉は私に見送ってもらって

母も喜んでるよって言ってくれていますが

なんだか申し訳ない気持ちでいます。

いちばん面倒を見ていたのは姉ですし

父のこと大好きな母でしたから。

 

 

全てを終えて帰宅後は

厄介な現実と向き合うしかなく

帰宅後の第一声は

 

 

真顔今日の晩ごはん、何?

 

 

でしたよ( ̄▽ ̄;)