本日2本目の記事です。
1本目:(追記)前記事の続き & TCC、SOI、DOI情報 &ANAカレンダー
前記事に、再び追記しようとしたのですが、
やはり長くなってしまうので、
別記事にしました。
今回の収録方法が適切かどうかを考える上では、
PTSDに関する基本的な知識がないと、どうにもこうにも、
話が嚙み合わないのです。
(追記)
念のため明示的に書き加えますが、
結弦くんがPTSDだと決め付けている訳ではありません。
PTSDを抱える方が感じるような苦しみを経験したことがあると、
語ったことがある、というだけです。
そのような経験をした方に対しては、
その方がPTSDではない可能性があったとしても、
PTSDの方と同様程度に、慎重に、その心の傷に対しては触れなければならないということを、
この記事では、訴えています。(追記ここまで)
私は専門家ぶってる訳ではなく、
むしろ、専門家でない故、
触れてはならない部分に触れないようにしなければならないと、怖れを抱きながら書いています。
できれば、前記事でご紹介した、
厚労省のHPなど、専門家が一般の方向けに書いたものをお読みいただいた方が、
正確な理解が得られるので、
私などがPTSDについて書くのは、恐れ多いことなのです。
でも、リンク先を読んで欲しいと書いても、
そのこと自体を失礼だと感じて、読んでくださらないかたも少なからずいらっしゃり、
そのような方が、私の考えに憤慨なさっているのであれば、
もうちょっと、私も自分の言葉で書くしかないのかな?と思いました。
そうやって、いろいろな意見を読ませていただいて気づいたことは、
PTSDは、心の病気だということをご存知ない方は、
やっぱり、沢山いらっしゃるのだなあ・・・ということです。
PTSDについては、専門家以外の方にも、
特に、結弦くんや被災地の方に心を寄せようと思っている方には、
入り口の部分だけでも知っておいて欲しいなあと思うのです。
その入り口の部分の知識で、
専門家以外の方にも知っていて欲しいと願っていることは、
『PTSDという心の病気の方の、「病気」の部分に触れるには、
専門の知識が不可欠だということです。』
前記事でも、しつこく書いたように、
結弦くんはPTSDの症状を見せていたので、
専門家の立会いなしに、
その症状が出る状況に身をおかせることは、非常に危険です。
何がどう危険かというと、
PTSDという病気が悪化する恐れがあるということです。
これは、
心の病気を抱えた人に接する場合の基本中の基本です。
それを、番組スタッフの方は忘れていた、あるいは、知らなかった、ということになります。
まずは、この点が非常に残念なのです。
結弦くんに限らず、PTSDの症状を現している方に大しては、
その症状の原因となったものに近づけさせないことしか、素人にできることはありません。
もちろん、素人であっても、たとえば家族など、本人が強い愛着を持つ人物ならば、
(間違っても、「本人に対して」ではありません。)
PTSDの治療の効果を高めるために可能となる行動・行為は、ありますが、
ここでは書けません。しつこいですが、私は非・専門家だからです。
ただ、一つだけ書いても許されるかなあ~というエピソードならあります。
私の娘のことです。
彼女は、5年前の震災で、震度5の揺れを経験し、
余震の中でテレビで津波の映像を目にしました。
その結果、被災地で震災を経験してしまった方に比べれば極めて些細なレベルではありますが、
数ヶ月間、PTSDに苦しみました。
幸いに、気軽に相談できる友人の中に専門家がいたり、地域の小児科医の先生方の助けが受けられたお陰で、娘の症状は次第に消えていきました。
でも、もし、友人が真っ先に「○○しちゃダメだと」って教えてくれなかったら、
娘の心の傷をさらに拡げるような行為をしていたかもしれません。
さて、世の中には、心の傷を持つ方が、
その経験を語ることで、心の傷を癒して行くというワークショップなどが存在しますので、
「思い出すことが治療につながる」のだと考えてらっしゃる方も少なくないと思います。
でも、
「自分の内面を見つめ、記憶を辿って、その思いを言葉などで表現して、他者とシェアすること」と、
「当時の映像や状況を再現した中に身を置き、自律神経系の反応が反射的に出てくるような状況を再度、体験すること」とは、
本質的に、全く異なります。
厚生労働省HP:PTSDにも、次のように書かれています。
『「思い出すことが治療につながる」という知識だけで十分な経験のない人が患者さんに記憶の再体験をうながすと、かえって不安が強まって症状が悪化することにもなりかねません。
必ず持続曝露療法の知識と経験のある治療者のもとで行うようにしましょう。』
でも、一般論として、
PTSDに限らず、心の病気を「病気」だと捉えることができなかった周囲の方々が、
誤った触れ方をして、その症状を悪化させるケースは少なくありません。
私は専門家ではありませんし、医療者でもありませんが、
仕事上の中で、こころの病気になっているのに、それに気づかず苦しんでいる方の話を聞き、アドバイスを求められることも少なくないので、
そのような場合は、
「地域の保健センターや、専門の医療機関で相談してみるのも、解決法の一つかも。遠慮しなくて良いからね。」と言い添えるたりします。
専門家でない者が、
心の傷に不用意に触れることの危険性を、
もっと多くの方に知っていただけたら、
心の傷に苦しみながら生きている方々が、
ちょびっとでも、行きていきやすい、あるいは、治療を受けやすい日本になるのではないかなと思っています。
非常に僭越極まりない文章を、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
専門家でないため、ご意見やご質問には応えられないことも多々あると思います。
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