前後してしまいますが、
FSについて、記事をあげておきますね。
フリーの演技が終わった瞬間、
言葉は出ませんでした。
着実に成長し、結果に繋げてきている結弦くんの姿に、
ただただ、胸をうたれるばかりでした。
最初の4Sは氷の表面の傷にエッジをとられる「不運」に見舞われ、1回転に。
でも、次の4Tがある、そっちは大丈夫よ!いつもの通りに!と
会場の誰もが、そしてテレビやライストで見守っていた世界中のファンが祈りを送ったはずです。私も、その一人。
そのための練習をしてきたのよね、大丈夫よ、落ち着いて!!・・・・と。
でも、まさか、
3週間前に見つけた課題について、
こんなに早く成果を要求される機会が訪れてしまうとは、
なんたる不運。
祈り空しく、
直後の4Tは派手に転倒。
4回転回りきっての転倒でありますようにと、祈るばかり。
でも、まだプログラムは終わった訳じゃない、
ここからが勝負!
ここからの勝負に勝つための練習をしてきたのよね?
成長を示すチャンスを貰えたのよ!
みんながあなたを信じてる。
だから、いつもの気持ちに戻って、次のジャンプに集中して!!!!!
結弦くんの心の中にいる、
コントロール担当ゆづも、きっと同じように指令を出していたはず。
そして、見事にその力を出し切って、
「失敗しても切り替えて、やるべきことをきっちりやれる選手」へと脱皮したことを
示してくれました。
転倒で体力も精神力も、かなり奪われただろうに、
その影響も感じさせない力強い滑りと、
隅々まで気持ちをこめた表現に、
どれだけ結弦くんが厳しい練習の場に自分を置いてきたのかが滲み出ていました。
物語が見えてきました。
でも、それは悲恋ではなく、
怒りと苦しみを希望に繋げていこうとする、求道者の祈りのようでした。
3Aのコンボを含めた全てのジャンプを成功させ、
壮絶な美しさでリンクを切り裂くようなスピンで会場を圧倒し、
演技は終わりました。
なんていう成長ぶりでしょう!
4Sを丸々失ったことは残念だけど、
それ以上の収穫のあったフリー演技だったはず。
点数的にも、
カナダ大会のパトリックを上回っていましたよね。
次がある。
もういちど、五輪の前にパトリックに挑める。
一段と輝きを増した太陽に、
一歩、一歩、近づいていることを実感して欲しいと思いました。
成長する力、
成長したことを証明していく力。
結弦くん以上に、この二つの力の強い選手は見たことがありません。
素晴らしいフリーの演技でした。
大きな意味のある2位。
おめでとう。
グランプリ出場、おめでとう!
◆羽生2位!ファイナル進出日本勢一番乗り
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20131117-OHT1T00033.htm
◇フィギュアスケートGPシリーズ第5戦 フランス杯最終日(16日、パリ・ベルシー競技場) 男子フリーを行い、15日のショートプログラム(SP)2位の羽生結弦(18)=ANA=は合計263・59点で2位となり、GPシリーズ成績上位6人が進むファイナル(12月5~7日、福岡)進出を決めた。SP世界歴代最高の98・52点で首位発進した世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(22)=カナダ=は自身の世界最高を更新するフリー196・75点、合計295・27点で今季GP2連勝を飾り、ファイナルに進んだ。
悔しさが残った。SPで世界歴代最高得点を出したチャンと3・15点差で迎えたフリー。羽生は2位だった10月の第2戦スケートカナダに続き、世界王者に完敗した。それでもシリーズ上位6人で争うファイナル進出を決め、再びチャンに挑戦する権利を手にした。
フリーの「ロミオとジュリエット」はニースで開催された2季前の世界選手権で銅メダルに輝いた思い出の演目。同じフランスでの大会に特別な思いを寄せていた。フリー当日の練習ではサルコーとトーループ、2種類の4回転を音楽に乗せて成功。表現力で勝るチャンに攻めのジャンプで対抗したが、本番ではミスを連発した。
初の五輪シーズンは自分をコントロールする難しさを味わっている。「周りが見え過ぎて、自分を客観視できなくなっていた」。スケートカナダではチャンとの対決を意識して自滅。第1戦スケートアメリカを好演技で制した町田樹(23)=関大=の存在に重圧を感じ、ファイナル進出の行方を占ったりもした。
気持ちが空回りした前戦と同じ轍(てつ)は踏むまいと対抗心を胸の奥にしまい、「魂を入れて集中する」とフリーに無心で挑んだ。前日のSPでも自分の世界に入り込み、冒頭で4回転を成功。基礎点が1・1倍になる後半に3回転半と2連続3回転を組み込む攻撃的な構成を演じきり、自己最高を0・05点更新する世界歴代3位の95・37点で2位につけた。
昨季2位に入ったファイナルで日本人最上位メダリストになれば、初の五輪出場に大きく前進する。「ただ練習していることを、精一杯やりきりたい」と羽生。18歳の若武者が大混戦の男子代表争いをけん引する。
(2013年11月17日06時05分 スポーツ報知)
◆羽生、ファイナル進出!4回転失敗で転倒も2位
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20131117-OHT1T00149.htm
◇フィギュアスケートGPシリーズ第5戦 フランス杯最終日(16日、パリ・ベルシー競技場) 男子の羽生結弦(18)=ANA=はフリーで2種類の4回転に失敗したが、合計263・59点の2位でシリーズ上位6人で争うファイナル(12月5~7日・福岡)進出を決めた。世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(22)=カナダ=が自身の世界歴代最高を塗り替える295・27点で圧勝。GP2連勝のチャンと4位の閻涵(17)=中国=、第4戦NHK杯を制した高橋大輔(27)=関大大学院=もファイナル進出が決定した。
大歓声に励まされ、羽生はうつむいた顔を上げた。得点源の4回転を2種類とも失敗したが、自己ベストに0・70点差と迫る合計得点で2位を死守。日本人最上位メダリストになれば五輪代表に前進するファイナルへの切符をもぎ取った。羽生は「後半に向けて落ち着いて修正して、最終的に良い演技ができたのが収穫」と前を向いた。
4回転を予定した冒頭のサルコーは、踏み切りでスケートの刃が氷に取られて1回転に。焦って跳んだ次の4回転トーループは転倒。最悪の出だしになったが、最後まで勝負を捨てなかった。基礎点が1・1倍になる後半で5つのジャンプを完璧に成功。同じ2位だった第2戦スケートカナダに比べ、表現力を示す演技構成点も5点以上アップ。「一歩一歩、前に向かっている」と強調した。
それでも第2戦に続き、五輪金メダル候補のチャンに完敗だった。SPで3・15点だった差は、フリーを終えて10倍近い31・68点まで広がった。2度の4回転を完璧に決めた世界王者の圧巻の演技を目の当たりにし、「自分は4回転をうまく決めることができていない。まだ経験値が全然足りない」と力の差を痛感した。
チャンと今季3度目の対戦は3週間後のファイナルに決まった。目標の五輪金メダルへの壁は一層高くなったが、「もっと練習して本番で決められるジャンプを跳びたい」。まずは昨季2位だったファイナルで日本人トップを目指し、激戦の代表争いで一歩リードする。
(2013年11月18日06時03分 スポーツ報知)
◆羽生「燃えている」=王者チャンに対抗心-仏杯フィギュア
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201311/2013111700213&g=spo
【パリ時事】フィギュアスケートのフランス杯で2位となり、グランプリ・ファイナル進出を決めた羽生結弦(ANA)が17日、「演技の反省点は多い。ファイナルへ向けてもう少し上げたい」と悔しさを表した。
世界王者パトリック・チャン(カナダ)に合計30点以上の差をつけられ、「あのスケーティングで、ジャンプも全部決められたら勝つすべがない。脱帽というより雲の上の存在」と敬意を表しつつ、「燃えている部分もある」と対抗心をのぞかせた。
ブライアン・オーサー・コーチは「2人がともにベストの滑りをすれば、得点差はもっと小さくなる」と語った。
次はソチ五輪代表選考が懸かるファイナル、全日本選手権。羽生は「今はまだピークじゃない。得点源の4回転をしっかり決めたい」と話し、フリーで失敗した2種類の4回転ジャンプを最優先の課題に挙げた。 (2013/11/17-22:19)
他にも、いくつも記事がありますが、
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