※追記（というか、さっき、書き忘れ）
「Pigeon Post (伝書鳩) @ppsk8 5時間
[速報] 羽生結弦選手のフリーの"ロミオとジュリエット"はデイヴィッド・ウィルソンさんの振付で、5月末にプログラムを作ったものの、その後日本でショーも続いて、最近になって仕上がり、最後のポーズが出来たのは(現地時間の)「今日」、ということです。」
って、鳩さんが教えてくれました。
最後の最後まで、練りに練った振り付けなのですね。
ノートルダムも、フィニッシュポーズはフィン杯の後に変更したし、
それ以外にも、細かい変更は沢山ありました。
振り付け師がいつも傍で見守ってるから、
どんどん変えていける・・・・。
私たちも、次に何がでてくるかわからない期待感と緊張感とで、
気の休まる時がなくなっちゃってますけどね。
作曲：ニーノ・ロータで、
振付：デヴィッド・ウィルソンというロミジュリなら、
サーシャ・コーエンがあるわよって、モモ博士が即効で教えてくださったので、
いろいろ見ていたのですが、
日本の私たちにとって、サーシャ・コーエン選手というと、
トリノ五輪で崩れて、荒川静香選手の金メダルの影に隠れてしまった選手という印象が強いかもしれません。
でも、上品で優雅で、
とっても素敵な選手なんですよ
先日の結弦くんとの対談で荒川さんが言及なさってましたが、
非常に柔軟性が高く、
その柔らかさ、しなやかさんが、芸術的な美しさに繋がり、身震いするほど魅力的な選手です。
コーエン選手は、
トリノ五輪シーズンにニーノ・ロータ判でウィルソン振り付けでロミジュリを滑ったのですが、
実は、その前にもロミジュリを使っています。
ゆづるくん同様、彼女の「とっておきの勝負プロ」だったのでしょう。
動画、お借りします。圧巻の演技と賞賛された、五輪シーズン、全米優勝時のもの。動画主さま、ありがとうございます。
Sasha Cohen - 2006 US Nationals - Free Skate
http://youtu.be/Scn7_tmqXS0
ビールマンスピン、バレエジャンプなど（あれ、この全米版にはなかったかも・・・ワールドでは、バレエジャンプで魅せてくれてます）、
ゆづるくんの得意技も入っていますね。
でも、思わず鳥肌が立ってしまったのは、後半の連続スパイラル。
美し過ぎます・・・。
音楽も、この辺りからどんどん盛り上がってきます。
そして、万感の思いを込めて遠くを見つめるようにして終わるラスト。
思いのすべてを全身に沁み込ませてから、
湧き上がる歓喜をかみ締めるようにガッツポーズを出すところで、
もういちど感動の波が訪れます・・・！
トリノ五輪版は、気の毒で貼りたくなかったので、
この全米版が、やっと見られて感動しました。
見つけてくださったモモ博士さん、ありがとうございました。
そしてこちらは、
あの有名な旋律が繰り返し使われている、王道プロ。動画主さま、お借りしますね。
サーシャ・コーエン 2005 Campbells FS
結弦くんに対しては、
どちらのような編曲でくるのでしょうね。
だんだんと盛り上がってくる全米版が好きですが、
でも、掴みはCampbellsの方が圧倒的に強いですよね。
衣装も、このクリーム色×金以外に、真紅バージョンもあります。
結弦くん、意外と、金色が似合うかも・・。
白、薄いパープル、金でアクセント。
どうでしょうね？！
「イノセントなパッションを出せるのは今だけ」
デイビッドがロミジュリを選んだ理由にあげていましたね。
「ロマンティック」とも、表現していました。
私の妄想は留まるところがありません。
ウィルソンは、
恐らく、トリノ五輪では、このロミジュリでコーエン選手に金メダルを取らせようとしていたのでしょう。
でも、最後の最後で、残念な結果に終わってしまった・・・・。
あの背筋も凍るトリノのリンクで、
コーエン選手は実力を発揮できないまま、終わってしまったんです。
もしかしたら・・・・・
これは私の勝手な推測ですが、
デイビッドは、結弦くんのロミジュリで、あの時のリベンジをという思いをも、
この選曲の奥底に重ねているのではないかと、深読みしています。
誰もが知っている世紀の悲劇を以って、
世界中を泣かせ、
魂を揺さぶったあげく、
一人残らず歓喜の坩堝に叩き込む、
そんな野望を、この美しきファイターに託しているのではないかと、
ふと、思いました。
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