土曜日の午後、明ちゃんを助けてくださったGO保護犬GOさんの保護犬の会に出かけて来ました。→GO保護犬GO
実は初めてなのです。
今回、たくさんの里親募集中の保護犬さんに会えました。皆んな、本当に可愛らしい、いい子。
そして、写真展も見て来ました。
これでもかという数の保護犬達の写真。
保護されてきた、ほんの一部の子達でしょうが、その迫力と数の多さに圧倒されました。
その中に明ちゃんの写真。
不安げな表情。顔も汚れて、茶色。
臍ヘルニア。こんなに大きいのに放って置かれていたんだね。
毛にもウンチがこびりついて固まってる…。きっとトリミング前はもっとひどい状態だったんだろうな…。
保護主さんが、この写真を見て、明ちゃんはとにかく痩せていて、食べられなくて、お腹も壊していて大変だったんだよと教えてくれました。
食べられなかったのは歯周病が酷くてお口が痛かったから。
食糞の原因はわからないけど、ウンチを踏んだり、おしっこの上に平気で寝ちゃったりすることがこれまでにもあった事から考えると、ウンチも食べなきゃ生きてこられないような環境に居たんだと思う。それでも頑張って生きて来て、今に辿り着いてくれたこと、本当にありがたいと思います。頑張って生きてきてくれてありがとうと思うから、とても叱る気になんてならない。
とーちゃんが、ウンチを食べた明ちゃんに話しかけていました。
「明、もうウンチ食べなくても、お腹空かないよ。ご飯たくさんあるからね。大丈夫だよ。」
明ちゃん、分離不安は落ち着いているけれど、いまでも再燃しそうな危うさは感じます。
でも、それもね、もっともだと思う。
不安なんだと思うよ。
だってね、飼い主がどんな人間であったにせよ、こんなに一途に人を慕う子が、飼い主であった人に、もういらないと言われ、死ねと殺処分場に持ち込まれたのだから、心に大きな大きな傷を残してしまったのだと思う。
保護犬であったことを多くの人に知ってもらい、少しでも保護犬の活動を助けたい気持ちがある反面、明ちゃんの前で、保護されていた事を話すのはものすごく抵抗を感じる、とーちゃんとぶぶ。
きっと明ちゃんは聞いてるから。
忘れられるものなら、記憶から消してあげたい。
と、思わずにはいられないのです。
この日、預かりさんに再会した明ちゃん、ものすごく喜んで甘えていました。見ていて嬉しかった。
たくさん、たくさんの温かい思い出で心がいっぱいになる日が来ますように。