登山靴は別格なのだ、という話。 | 奇言雑言

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TUGUの脳内再生中のあれやこれや。

先月UPした記事 https://ameblo.jp/tugu-wat/entry-12301878755.html で

 

新しい登山靴を買ったよ~ ってなことを言ったわけです。

 

購入したのはこちらの

SIRIO(シリオ)
P.F.302-GTX / CAFE

 

で、この靴を平地で履いて歩くと

足が痛い。

っていう話をしました、、、、。

 

購入する際に、ためし履きを当然するわけですが

この時点で、足に痛みが。(^^;)

 

しかしながら。

登山靴履いて、足が痛いというのにも いろいろあってですね。

この靴の場合、

山を登ったり、降りたりすることを考えて作られた『登山靴』である為に。

どうしたって、平地では足が痛くなっちゃうのです。

 

・・・・痛くない登山靴もあるのに?

痛くない登山靴を選ぶのが正解でしょ?

 

どうしてTUGUさんは、わざわざ、

ためし履きで足に痛みが出る登山靴を選んだの?

 

この話を聞いて

そんな疑問があるでしょう。

 

なので、お答えします。

 

まず。この靴をTUGUさんが履いたときに。

TUGUさんの足のどこが痛くなるのかというと。

 

この部分

 

 

ここ、1箇所だけ。

ここのみ、痛いわけです。

 

しかも、平地に立ったときにだけ痛みます。

 

階段の上り下り、坂道、ではまったく痛くなりません。

 

何故なのか。

 

この登山靴は、山で履くことを想定して最初から

靴底がこんな風にかなり角度が付いています。

 

 

 

この、角度をフラットにしようと前に体重をかけると

完全に踵が浮きます。

 

それぐらい、ガッツリ角度が付いています。

そして、靴底の素材が、ガッチガチに硬いです。

紐で多少の調整が出来ますが。

足の甲、足首。

まったく、曲がりませんw

 

そしてさらに、足首の部分は、、、、

 

 

 

とにかく、こういうつくりの靴なので平地ではどうしても足首に靴が当たって痛むわけです。

 

平地でも少し前傾姿勢をとると足首の痛みなくなります。

「たったこれだけで、痛みが出るのか。」ってなほどのものです。

 

・・・なんだけど。

山へ行くまでに、履き慣らしを行わねばならず。それはもれなく平地で行うこととなり。

山とはいえ、平坦なところもあるわけですから

この痛みの原因を何らかの方法で

解消せねばならないわけです。

 

常に、靴の中で足が「前傾姿勢を保った状態になっていれば」痛くないわけですから

TUGUさんは、靴の中にインソールを入れることにしました。

 

しかも、平地と山とで2種類使い分けようと思います。

とりあえず、今現在は

平地での履き慣らし期間中なので

 

靴の踵の部分だけのインソールを使っています。

 

 

TUGUさんお勧め、『SORBO』のインソール!!!

 

 

 

インソールの厚みにはいろいろありますが、とりあえず

1~2cm上げてみました。

 

踵が少しだけ上がるだけで

大分違うのです。

 

 

登山靴とは、あくまでも。

『山で履く、山で歩く、山を上り下りするための靴』として作られています。

それゆえに、傾斜のある道を歩き続けることが想定されているので最初から靴底に専用の加工が施されていて。

平らではない道を歩くので足首や足を守るために靴底は硬く。

足首に無理な負荷が掛かっても大丈夫なほどに固定されてもいる。

わけです。

 

なので、登山靴を初めて履く人の多くが直面する

「痛み」は、避けて通れないと思うのです。

「痛くない、登山靴にめぐり合えればラッキー!」ぐらいな感じです。

 

平地で試し履きして、「どこも痛くない」「どこも締め付けがない」「自分の足に合っている」と

購入したのに、山で履いたら酷い目にあった。ってなエピソードはザラに聞きます。

 

これが、いわゆる。

登山初心者向けの人が履く

『トレッキングシューズ』との違いです。

 

トレッキングシューズが、なんで初心者向きなのかといえば。

トレッキングシューズは、ミドルカットでも、ハイカットのものでも

登山靴に比べて柔らかいです。

 

ソールも柔らかいので靴自体が、足の動きに合わせて曲がります。

ハイカットなのに、足首までも自由に動けるものもあります。

足を固定しない。足が自由に動かせるので

靴で足が圧迫されることも、動かそうとして靴と擦れることもないので

痛くなりません。が、

さっきも言いましたが、山をこういう靴で歩くのは危険です。

足だけじゃなくて、体に掛かる負担の度合いがまったく違います。

 

なのに。

なぜ、初心者にそういう靴を薦めるのかといえば。

 

初心者は、

山での歩行の仕方が身についていないからです。

 

 

平地を歩くとき。

人は、歩幅を広く取り

 

踵から着地。

つま先で蹴り出して

歩いています。

 

足を踵からつま先にかけて順番に地面に着地させることにより。

足が、地面から受ける衝撃を上手く逃がして

ヒザや腰への負担を和らげ、強いては頭部へ伝わる振動を少なくしているわけです。

 

ところが、山では違うのです。

 

足の裏全体を、山肌にベタっと着けて

小股で歩きます。

 

ヒザは、前に出さずに上に引き上げます。

前へ進むよりも、上に登るイメージです。

 

足運び。体重移動。

使う筋肉も、体の使い方も、まったく違うといっても過言ではないです。

 

山を歩くということは、そういうことなのです。

 

この、「山での歩き方」が初心者には身に付いていません。

平地での歩き方は、関節や筋肉の稼動範囲が大きく、エネルギーをたくさん使います。

山でその歩き方をし続ければ、すぐにバテます。

 

初期の段階で、上級者の歩き方を観て学ぶ。

実践して、自分に合った歩行スタイルを見出す。

バテない、疲れない歩き方を早く体得しておくことが

登山事故防止にもつながります。

 

そうやって、

山での歩き方が身に付いてくるころには。体に「山で使う筋肉」が備わります。

そうなった頃、たぶん最初に買って履いていた

トレッキングシューズがくたびれて来るので

壊れる前に、登山靴を買い。

登山靴を履いて、山へ行き、本格的に「山デビュー」すると良いでしょう。

 

登山靴は、、、、けっしてお安くない物です。

 

登山靴の平均寿命は。

5年が目安です。

どんなに高い靴でも、5年を過ぎたらいつ壊れてもおかしくないよ。

山へ履いていくのはもうそろそろ限界だぞ。

って感じです。

 

TUGUさんは。

自分が使う登山用品にお金をかけない派です。

 

理由は

お金をかければ、安全で快適な登山が出来るわけではないからです。

山での、安全性と快適性は、ある程度まではお金で買えるのは事実です。

だけど、

最終的に、自分を守るのは、自分自身です。

自分の体力や筋力や判断力、サバイバル能力、そして生命力です。

 

道具は、それをサポートするだけです。

 

なので、

お金をかけるなら。

山での三種の神器

ザック

雨具

ここに、お金を使います。

 

だけど、その中でも一番お金を使ってるのが、靴なのです。

 

正直、、、、

ザックは、近年に至っては

機能性、撥水素材使用、キャパシティ、、、、などが

金額に左右されないことが多いの。

 

安くても、使える子はたくさんあるので、それを見つけて買う。

 

で、雨具は、、、、

前にも言ったんですが

いわゆる、、、。レインウエアって奴が嫌いで、、、。

あいつ、山へ行って突然雨が降ってきたときに

上下に別れてるとか、ありえねぇじゃん!?

 

昔から、ザックを背負ったまま使えて脱ぎ着が簡単で

両手もしっかり使える

ポンチョ派です。

 

安くて、軽くて、コンパクト。最高!

 

なので、、、、、

靴にお金が一番掛かってる。

っていう、、、。

 

あと、、、あれだ。

ストック。

トレッキングポールっていう奴を買ったんですけど

これは流石に、安いのは怖かったので

靴と同じぐらいしちゃったんですけど、買いました。

 

ぶっちゃけ、、、、まだまったく使ってません。

 

・・・・・・使わない気がしてきた。

手に何か持って山へ行くの、マジで怖いんだっての;;;;

 

いやしかし。

 

そんなわけで、靴は大事よ?!

山をやるなら、靴はしっかり。

金額も含めて、妥協は駄目よ?

 

じゃ、また。

(。´・∀・)ノ゙ バィバィ~