週刊新潮 2017年9月14日号 | 奇言雑言

奇言雑言

TUGUの脳内再生中のあれやこれや。

 

 

「ツムラ」が国民を欺いた!! 「漢方」の大噓

 

 

 

 

・・・・・・って言う大変に刺激的な見出しが

電車の中吊りで際立っていたので「どんな記事なのかな」と思っていたわけです。

 

そもそも、、、、オイラこの手の雑誌があんまり好きじゃないのよ;;;

なんだけど。

 

ついこの間まで、お薬に関係する職場にいたTUGUさんは職場を離れた今も

お薬については敏感に反応します。

だってお薬の世界は、どんどん変わるんだもの。

新しい情報、新しい認識、そして、新しい成分、新薬!

それを使う側としては、情報をちゃんと正しく知っておくのは

義務。

なので、この記事、、、、気になりました。

 

記事の内容は詳細に書くといろいろ問題がでちゃうから

かいつまんで話すと。

 

漢方薬は、自然由来の「生薬」を原料にして作られたお薬だから

体に優しい効き目で、副作用も少なくて、子供からお年寄りまで

安心して使えますよ。

っていう「漢方薬のイメージ」に問題があった「嘘があった」

・・・・・・って話です。

 

結論から言うと。

漢方は嘘はついていない。

 

他の薬と同じように漢方薬も

正しく使えば効果を発揮して、体を正常な状態に戻す手伝いをしてくれる。

 

ただし。

症状や状態に合わない漢方を誤って使った場合は副作用がで出る。

 

副作用が出ない=体に優しい薬 ではない。

自然由来のものを使っていて

化学薬品に比べると人の体に近い=体に優しい のだ。

 

では、「嘘」をついたのは誰なのか。

 

国民を欺いたのは、、、、

漢方の本当のところを捻じ曲げて

都合が良いように解釈して、広めてしまったメディアと

お金儲けに走った商品開発と販売をしてきた製薬会社だとおもう。

 

漢方薬や、漢方薬に使われる生薬のことを学び、これまで東洋医学というものを

しっかりと作り上げてきた先人達の功績に嘘はない。

専門的な知識と経験から、膨大な種類の生薬を組み合わせて

患者一人一人に合った漢方を調合して処方していく

それが、本来の漢方と人との距離だったはずだ。

 

これを、もっと身近なものにして

漢方薬の効果の程を

もっと、広く人に知ってもらって、

使ってもらいたい。

そう最初に思ったのは、悪いことじゃないと思う。

 

より、使いやすく。

より、身近に。

優れた漢方薬を人々に使ってもらえれば、それは

「医学」という一つの分野にとって

とても素晴しい1歩となりうるからだ。

 

病気で苦しむ人は、後を絶たない。

新たな病で、人が死ぬ。

 

そうした状況を、薬にかかわる人々はずーっと観てきた。

東洋医学も、西洋医学も、ずーっと、そういう人々の苦しみを

何とか取り除こうとしてきた。

 

結果。「薬」は誕生した。

 

その純粋な思いは、いまでもきっと歪んではいない。

 

歪めたのは、、、、、、。

 

薬を売って、お金儲けに使おう。って言う人達だと思う。

 

いっぱい売れれば、お金がいっぱい入ってきて。

そのお金で、新しいお薬の開発をしたりする。

って言うことも大事だと思うし、そうあるべきだともおもう。

 

だけど、

本当は、その薬を使ってはいけない人だったのに

その薬が「よく効く薬だから」「副作用が少なくて体に優しい」って言われてるからと

自身に使って、命を落とした。

 

なんてことが実際にあったわけです。

 

薬を売るために、人の命が犠牲になっていいはずがない。

 

薬とは。どんな薬でも

人によって、合う合わないが存在し。

 

副作用が出ない薬は、この世の中に存在せず。

 

薬を選ぶ際には

「無知であってはいけない。」のです。

 

安全性が高い薬。というのは存在します。

だけど、その薬が

あなたや、あなたの大事な人にとって「本当に安全であるか」は別の話なんです。

 

漢方薬だけじゃない。

他の、「薬」と名のつく物全てに共通して言えることです。

 

薬の安全性は、何度も何度も実験を繰り返して得たデータをもとにして

出されています。

 

その実験は、生き物の体を使って行われます。

機械ではない、生き物なので

1+1=必ず2になる世界ではありません。

 

だから、当然、「例外」が存在します。

 

国が安全だといっているから

何の疑いも無く購入して使う。

 

世の中の人のほとんどがこの薬を使って

効果を得ているから自分も使う。

 

CMとか頻繁に見るし有名だから使う。

 

大きな製薬会社酸で作っている薬だから安心。

 

 

違いますよ。

 

それはまだ、「安全かもしれないお薬」や「危険ではないお薬」であって

自分にとって安全かどうかは、まだ解ってませんよ。

そういう状況において。

「どれを選べば良いのかわかんない、、、。」ってことにならない方がおかしいのです。

 

薬剤師さんや登録販売者さんは

お薬を選ぶときに、症状や状態、年齢などから

お薬を選んでくれる人です。

 

まさに、そういうときのためにいる人達です。

 

お薬手帳に、今まで使ったお薬の記録を記しておけば

さらに、的確なお薬を選んでもらえますし。

 

新薬の情報。

新たな注意点等も解ります。

 

お薬は、自分に合ったものを、ちゃんと選ぶ。

 

適当に選んじゃ駄目。

 

では、また

(。´・∀・)ノ゙ バィバィ~