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波太の日々精進 (サーファーだった人)

家族に対する思いや出来事。
いつか家族が見た時の備忘録。
ライフワークとして30年続けたサーフィンを息子の野球をきっかけに止めてしまったおっさんの備忘録。
いつか妻や子供達がここを見て俺の心境などを知ってくれたらという備忘録という名のおっさんラプソディー。

息子が高校野球を始めてから約1年。

 

県外で生活している息子。

単身赴任をいてる俺。

嫁、娘2人の家。

 

それぞれ生活時間が違ってしまう訳だが、一番離れている息子がちょいちょい地元新聞やYoutube、X(Twitter)などに取り上げて頂く事がある。

地元でやっていれば否応でも目にするかもしれないが、県が違うので新聞も見れない。

そんな時にweb版で見る事が出来る現代の技術バンザイである。

 

息子が親元を離れて頑張っている、充実させようと日々過ごしている事が垣間見れるのは取り上げて頂けるから。

ありがとうございます。

 

親戚や元チームメイト、友人などに近況を見せる事が出来るのはとてもありがたいのだ。

 

周囲の期待値が高いのは分かる。

それに応えたいという気持ちも分かる。

 

もう頑張ってるお前に頑張れなんて言う必要はない。

結果を先に求めるな。

愚鈍に愚直に目の前の1球、質の高い1ストライクだけを見ろ。

挑戦者なんだから失敗してもいい、何度でもトライすればいい。

 

周囲への感謝はその背中が伝えてくれるから。

 

本当、メディアの皆様には感謝しかありません。

 

 

 

 

 

 

始まった県大会。

各地区を勝ち上がってきた高校ばかりとは言え、息子の高校は一応強豪と言われているから、戦力的にも負けるなんて事はない・・・・・と思っていた。

 

先発は3年のチームの顔で4番で本来のエース。

先輩の彼は投打において群を抜いたセンスで、勝負勘やゲーム感に優れていた。

急速が鬼の様に速いでもないが(135㎞越えくらい)、コントロール、配球、ギアの上げ下げ、マウンドでの雰囲気などいつ見てもプリンス感漂う先輩である。

2年の夏から見ているが彼が不調なところを見たことが無かったので安心していた。

 

相手は偏差値超高い公立新学校。

前日に相手チームの出身中学を見ていたら半分は硬式クラブチーム出身。

 

その時点で少し嫌な気はしていた。

 

いや別に軟式、硬式と偏見があるわけではないが、やはり硬式クラブチーム出身の子は勝つ野球が出来る子や、戦略的な駆け引きが統計的に上手い子が多いと感じているのだ。

 

ましてや超新学校で長髪(長髪は関係ないが…)

 

そして試合は始まったが、先輩エースが珍しく制球も良くないし、球が行ってないのだ。

しかもこの日は内野守備がしょっぱなから酷かった。

(いや以前から俺はある特定の子に不安を感じていたが。)

少年野球の様な連続悪送球にボテボテゴロのエラーが多発的に発生した。

これが先制点になり終始この点数を追いかける事になった。

 

そして相手ピッチャーが驚かされた。

 

名前も聞いた事はなかったが正統派の右オーバーハンドでストレートにかなりの力があった。

おそらく130後半は出ていたが、ベース板に近づくにつれ球が強くなる素晴らしいストレートだった。

 

中盤に入るまでこのストレートに力負けして押されていた。

 

無名とは思えない素晴らしいピッチャー。

間違いなく彼はこの大会で一気に名前を上げるだろう。

 

爆発力こそないがプレッシャーを与えるバッター陣。

 

ミスがない堅実な守備陣。

 

熱気があるベンチとスタンド。

 

 

あれ?どっちが格上だっけ???

と思ってしまうほど押されたゲーム展開。

(結局この日6失策、12残塁以上という結果にはなるのだが)

 

4回終了してヒットをほとんど打たれてないのに4-1でリードされ、完全に相手チームの試合展開になっていた。

 

こちらは2度も満塁を作って無得点だったり、3塁までランナーを進めながら相手ピッチャーの気迫のこもったストレートに三振で得点出来ていなかった。

 

でもこの時くらいから相手ピッチャーが吹き上がる方向への抜け球をたまに出すようになっていた。

 

これは想像だが彼は初回から全力投球だったのだ。

行けるところまで行こうという考えだったのだろう。

 

 

するとこの回からピッチャー交代。

背番号1

息子である。

 

この日の調子は良く分からなかったが、いつもカバーしてくれてるエースをたまにはお前がカバーをしてもいいだろ、と心の中で思っていた。

 

息子はあえて得意球は多投せずにストレートの強弱で試合を組み立てて行った。

途中でまた内野エラーと悪送球でスコアリングポジションまでランナーが進んだが、客観的に見て点数を入れられるとは全く思わなかった。

 

息子はまだ2段階ほどギアを残していたようだったし、真ん中くらいのギアでストレートで抑えていたからだ。

 

結果、息子は4インニグ無失点。

しかも傾きかけた流れをこちら側に呼び戻す雰囲気を作った。

すると味方打線が8回裏に繋ぎの意識で満塁とした。

この時のキャプテンの出塁は素晴らしかったな。振り回したい気持ちを抑えて、フルカウントまで粘りに粘っての出塁だった。

押し出しで1点を加えて2-4。まだ満塁。

 

そして三年先輩のチーム1勝負強いバッターによるタイムリースリーベースで逆転に成功。

息子には代打が出されていたので、外野守備にいたエースが再登板。

 

しかしやはりこの日は珍しく調子が上がらず、1失点をしたが何とか抑えて試合終了。

5-4とギリギリの勝利となった。

 

はっきり言ってミスで自らを苦しめた試合だった。

確かに相手ピッチャーは素晴らしかったが、上に行けばゴロゴロいるわけで…

 

ま、勝ったからいいんだけど…

 

1つ気になるのはピッチャーである。

打線は水物と言われ日によって変わるものだが、我がチームで最近実戦で投げているのは3年エースと息子のみ。

本来ならば3年にプロ注の左腕がいて、今頃エースとしてチームを引っ張っていくはずだった。

昨年ドラフトでプロ入りした先輩と同等の能力と言われている子は昨秋からスランプに陥ってなかなか復調していない。実戦登板をするには賭けになる。

3年剛腕先輩も不調でベンチ入りしていない。

 

次は夏のシード権をかけ因縁の強豪私学との対戦が待っている。

ここに勝つにはセオリー真っ向勝負だけでは厳しい。 

何しろ今年は県内どころか東海でもトップクラスの投手陣を誇り、枚数やタイプもかなり揃えてあり、低反発バットによる攻撃もデザインされている。

更には冬から2人の元プロを総監督とヘッドコーチにして万全の体制が整っている。

 

もし3年左腕が復活したら一気に夏まで頂点を駆け上がるはずである。

 

もしくは相手にまだ見せていないベールに包まれた部分をどこまで持っているかが問われるのだ。

 

ま、心当たりはないわけでもない。

 

来週の試合が待ち遠しい。

 

 

大丈夫、君たちは強い。

 

 

 

 

 

 

 

末っ子が小学生に。

 

早いな・・・

最近までオムツちゃんだと思っていたのに・・・・

 

 

この子が卒業までに禿げたくないな・・・

さて地区大会の決勝に昨年秋と同じ相手とまた対戦した息子。

ま、やはり予言通り140越えを連発をしたがエラー絡みの失点で敗戦。

県大会は2位で行くので、2回戦目でどこかの第1シードと当たる事が決定。

 

どっちにしても優勝するつもりならどことやっても勝たなくてはいけない。

 

高校1年時に息子がやるべき事の1つ『平均球速の向上』というテーマがあり、今は138前後で平均を出している。

本人曰く無理をせずに出せているので目標はクリア。

そして先日のA工大名電さんとのオープン戦ではA工大名電さんが持参されたラプソードで143㎞という試合での最高速を更新したらしい。

 

ここから1年で取り組むべき課題

➀確度のある低めへのストレート

②タイミングを可変させるフォーム

➂第3の球種(出来ればチェンジアップ)

➃左足ブレーキの100%活用

➃勝てるエースになる

 

 

である。

 

➀については183㎝という身長を持ち得ながら、高いリリースという訳ではない息子。

地区大会でもそうだが全体的にボールが高い。

バッターが『低い』と瞬時に判断しても、グッと伸びてギリギリゾーンに入るようなボールを投げれてない。

ほとんどがベルト高さよりちょい低いくらい。

 

 

この高さに確度のあるストレートを投げる技術は絶対に不可欠。

 

 

②はいっつも同じリズムのフォームだからバッターは間が作りやすい。

2段モーション解禁に伴い、クイックもワインドアップも色んなタイミングのフォームを習得すれば球種に頼らなくても勝負しやすくなるから。

 

 

➂は現代野球においてチェンジアップの必要性は大きく高まっており、非常に有効なボールである。

しかしMr不器用の息子は普通のチェンジアップが習得出来ない、そのくせホフマンチェンジアップという習得困難なボールは投げれてしまう不器用さ・・・・

普通のチェンジアップで良いのだが・・・・

 

 

 

 

 

 

➃はこの先球速を上げていこうとすると必須の技術。

左足を先に付き、ブレーキを掛けるて上半身のしなりをつくる

踵から着くくらいのイメージで左足がついてから地面反力を骨盤に返すという大事なフォームの修正点。

息子はこれを試合中にすっかり忘れて前に突っ込んでしまう癖がついてしまっている。

 

だから普段からこのフォーム固めをしないとこの先強い球は投げれなくなるし、肩に負担が発生してしまうのだ。

 

 

 

 

 

 

まかりなりにも1をもらったならば勝てるピッチャーにこだわってほしい。

野球は高校までと決めているならばあと残り1年半しかない。

人生で部活に打ち込めるのはあと高校、もし続けるならば大学しかない。

振り返った時にがむしゃらに、純粋に高みを目指したこの17歳頃は良い思い出になる。

だからこだわれ。

 

 

さてついに後輩も入寮してきた。

息子いわく『同級生より野手はかなり上手いし、特に捕手はすごい。俺も含めて新2年はうかうかしてられない・・・』

と言っていた。

後輩が出来る事でどんな化学反応が生まれるのか。

 

楽しみ楽しみ

 

 

 

さて県大会に向けて春季地区予選をやっていた息子。

 

高校は春休みなので平日にも試合がある。

 

平日はさすがに見られないので、息子には結果だけ教えてくれと入れておいた。

 

まあさすがに負けないだろ

 

で、夜になり連絡が来たがタイブレークでギリギリ勝ったと…

何やってんだか…

 

ただ息子は中継ぎとしてま6回〜8回まで投げて4奪三振。失点も被安打も無し。

 

そしてスタジアムで140キロ代を連発したそうな。

平均も135〜139とした。

 

新2年生の春でこれなら上出来だろう。

 

そもそも中学時代に出していたMAX142キロではあるものの、球の強さ、貫通力が違う。

平均も5キロくらい上がってきたから、冬の成果が出始めている。

 

偵察には県内一の強豪が沢山いたらしいが、ザワザワしていたのは気づいていたらしい。

 

監督は9回も行けと言ってくれて、本人もそのつもりでいたが、責任教師が今回初めてベンチ入りした新2年をマウンドに上げてほしいと申し出があった。

息子の高校は野球の上手さだけではなく、普段の勉強や学校性格での人間性も評価に入る。

今回はそれが評価されて初めてベンチ入りした子がそれだった。

 

1イニングなら彼でも大丈夫と皆んな思ったのだろう…

しかし同点にされて結局三年のエースに頼る事に…

 

勝ったからいいんだが、初登板した彼はアニメのような落ち込み様だったらしい。

 

 

ま、それも経験だよな。

また挽回出来るよう頑張って。

 

 

さて、数日後にまた準決勝が行われ無事?コールドで決勝進出。

県大会は既に出場が決まっているが、地区1位のシード権と秋の地区予選のリベンジ戦である。

 

90年代に甲子園に出ている古豪。1年生の時に息子が公式戦デビュー大会の決勝の再戦。

なかなか点数が入らず、自らの長打で点数を稼いだが、8回に1-1にしてしまいランナーを残して、先輩に後続を頼んでしまって逆転負けになってしまった。

 

あれから半年近く。

中学生臭さバリバリのピッチングからどのようなピッチングを見せるのか。

 

決勝はいかに。

 

 

 

さて息子が新2年で背番号1を背負う事になって心配事が増えた

 

だが…

  

相手チームには自チームの事情なぞ関係ないのである。

 

背番号1は1なのである。

 

やはりピッチャーの親は心配が尽きない。

ピッチャーを始めた小学校2年から中学、高校とずっとマウンドに上がる度に感じている心配。

 

もう何年もこれを味わってきたが全く免疫がつかないものである。

 

そんなこんなで地区大があった。

ただ残念ながらこの日はピンポイントで次女の幼稚園の卒園式。

次女の大事な式を最優先にして、息子の方へは行かなかった。

 

相手は昨年夏のシード校。

 

4番はプロ注がいるチームだが、総合力で負けない。

 

 

事前に俺は嫁に予言していた

 

『息子はこういう時は大体上手くいかず、下手すりゃ負けてもおかしくないくらう調子は上がらないはず』

 

だと

 

息子はいつも順風満帆にはいかない奴である。

もちろん本人なりに努力もしているし、ひたむきに頑張ってはいる。

だが、小さい頃から大役を任せられると最初はいつもコケる。

そしてそこからじっくりとその大役に見合うようにまた成長するという曲線をたどっていた。

 

今回もその曲線だろうと。

 

ビンゴ

 

 

新チームが夏に向けてスタートダッシュをしたい1試合目。 

 

背番号1で投げたマウンドでは結局7イングで3失点し、自分が下りてからチームは逆転し勝利。

つまり勝ちも負けもつかなかったが、結局3年の本来のエースが火消しをしてくれる結果となった。

 

いくら相手の4番がプロ注目だとしても、この上なく中途半端な結果なのである・・・・

 

試合を現地に見に行っていた他の保護者から、直前のピッチング練習の動画やイニング速報が送られてきた。

ピッチング練習時の動画を見たら明らかにフォームが状態が悪い時のフォームだったし。

 

まぁたった1試合でどうのこうのはないけど、ここから数試合をこなしながら本来の力を出せるようにするしかないのである。

 

おそらく地区決勝は昨年まさかの敗戦をした古豪だろう。

そのリベンジ戦にマウンドに上がることがあるならば、相手に中学臭さがなくなったピッチングを見せられるかどうか。

 

今日の試合ではAVGは130後半。

MAXは140を超えている感覚だったが、そんな時にスピードガン不表示だったとの事。 

 

ここまでの練習試合でスタジアムやスピードガンではMAX145㎞。

早くそれを公式戦で出したいが、まだ出ていないから、試合中にいつも球速表示ばかりチラチラ見ては、監督に注意されているらしい。

 

ま、気持ちは良くわかる。

 

数字は成長したリアルを如実に表す。

体感だったり見た目ももちろん大事だが根拠がはっきりする。

この冬の成長を感じたいし、公式戦では139㎞止まりだし。

息子としては先ずは140㎞台を出して、周囲に出せる事を見せておきたいだろう。

 

そうじゃないと目の前のバッターに集中しにくいのは性格上見て取れる。

 

今のところの予定ではスピードガンが表示されるスタジアムは決勝のみ。

あとは県大会が始まってからちらほら出てくるだろうよ。

 

センバツ甲子園をTVで見ていると今のところ、新2年世代では息子は堂々の球速帯であるが、何せ普段から自信を持てない子である。

 

さてさて果たして近いうちに公式戦でMAXを更新し、ついに目の前の試合に集中するリスタートを見れるのかどうか。

 

息子のいる県では県大会の前に地区大会がある。

県内4つの地域に別れ、県大会の出場権とシード権の獲得を行う。

 

その前にチーム内でのメンバー発表がある。

 

ここまでの練習試合の結果や学校生活を聞いていたら、まあメンバーには入るかなーとは感じていた。

 

聞いていたり見たりする限り、新3年生のエース候補がスランプだったり上級生がイマイチ上がってないなとは思っていた。

 

もちろん部活なので野球の実力だけではなく、10代の子供達が成長要素を見越しての人選になる。

 

ま、今回はどんな番号かなーと思っていたら…

 

 

まさかの…1

 

エースNo.じゃん…

 

まだ新2年だよ…

 

はっきり言って今の息子が1を背負うには早い気がしてならない。

実力も覚悟もまだ達してないのだ。

 

おそらく先輩3年への発奮としての『とりあえず』という措置だろう。

 

でも

それでも1は1。

チームの投手陣の顔になるのは間違いない。

息子のチームは自他ともに投手の育成力を売りにしている。

昨年も高卒ドラフトでNPBに行ったり、諸先輩方は大学でも活躍している。

そうなると新2年で1をつけると『そういう目』で見られるのだ。

 

チーム内の事情は他社からすると預かり知らない。

 

息子からTELがあったのでその話しをした。

やはり本人も最初は戸惑いがあったそうだ。そりゃ頑張っているつもりだから昨年から続いてのメンバー入りは嬉しいし、目指してはいたので1つの成果であるという。

 

現在3年でエースで4番の元NPBjunior出身のまさに‟チームの顔”の先輩がいる。

いつもその先輩に頼ってしまっているようではここから先は無い、だからその先輩に頼らないようチーム力を上げる為に新2年中心に投手陣を組んだそうだ。

その中でここまで公式戦や練習試合で一番登板したのが息子だから、とりあえず1っぽい。

 

 

 

続く・・・・

 

3月になると高校野球は対外試合を解禁する。

 

それまでは高野連のルールで対外試合は禁止となる。

高校野球ではその冬の間に基礎トレーニングや強化や肉体改造をしたりして、冬明けに覚醒したりする子もいる。

 

 

息子の高校は昨年から対外試合解禁の最初の練習試合は、あの‟大阪桐蔭”とやる事が決まっていた。

言わずと知れた高校野球階の頂点である。

全国制覇は春夏通算9回(春4回、夏5回)。プロOBも数多いる。

 

そして今回の春のセンバツも優勝候補筆頭である。

 

そんな横綱がなぜ甲子園未出場の息子の高校と試合をしてくれるのか・・・

ましてや春のセンバツを3週間後に控えるシーズン初戦、全国制覇を目指している高校がなぜなのか。

 

まぁ息子達にとってこれ以上ない経験が出来るからいいのだが。

 

桐蔭の新3年生には現役高校生最速の右腕がいる。

MAX152㎞…

 

それに息子と同じ新2年生世代最速150㎞の右腕が2人もいる。

 

現在で見たら日本の高校生の頂点であろう投手と対戦出来るなんて贅沢すぎる経験である。

 

 

近畿地方の社会人クラブの球場で行われ、保護者や関係者だけは見学OK。

マスコミは入れずに行われた。

1試合目は先輩エースが前半は超強力打線を抑えていたが、中継ぎ以降が集中砲火を浴びて大差で終わった。

息子は2番手でブルペンで準備していたが、色々考えた監督は不調にあえぐ3年左腕を指名したが、コントロール不調から大量失点。

そして2試合目はDHありで行われたが桐蔭は主力はそのままにスタメン争いをしているバッターを入れたオーダーできた。

相手ピッチャーは1つ上で有名な日本代表の子だった。

 

4-3とリードを許しながら迎えた5回から息子がマウンドに上がった。

 

感想としては何だか物足りない気がした。

せっかく目の前に最高峰のチームがいるのに変化多めだし、コースばっかりつこうとしたのか真っ向勝負という風には感じなかった。

そりゃあ目の前にいるバッターが皆んな日本代表クラスばっかりで、ストライクゾーンに投げたくないのは分かる

だが、お前はチャレンジャーだろ?失うものなんてないんだから全力真っ向勝負で行ってほしかったな。

 

結果だけを見ると5インニング2失点は上出来かもしれないが、お前のバロメーターである奪三振が2、しかもストレートを空振りしている率が低かったように見える。

 

それに1個上の日本代表右腕と球速変わんなかったじゃん?

少しは自身持っていいんじゃないの?

スラムダンク読んだでしょ?あの山王戦の湘北のメンタリティーで臨まないと勝てないのは知ってるじゃん。

 

ま、まだ通過点なんだから、これを糧に春大まで強化すればいいよな。

 

 

 

昨年の智弁和歌山ですら見せてくれただけでもありがたいのに、まさかの桐蔭まで見せてくれて感謝しかないのだけれど。

こんな体験が出来ているのは本当に凄い事だよ。

 

球春近しだな。

 

 
 
 

 

 

 
 
 

 

このたびの災害により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 

皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます

 

 

元旦は家にいてゆっくりしようと考えていた。

息子も県外の寮から帰省しているし、我が家は喪中だからどこにも出かけず、落ち着いた正月を迎えようとみんなでダラダラと正月を迎えた。

 

夕方前に2階の寝室で横になったいた時に地震が起きた。

 

唐突に揺れ始めて、どんどん激しくなっていく・・・・

 

我々のいる北陸は元々あまり地震が来ることもない地域のはずだったが、かなり強い横揺れが2分以上続いた。

 

(こんなに強く、長い地震は初めだ・・・)

 

揺れの最中に家もミシミシと鳴ったり、他の部屋で色んなものが落ちる音が聞こえた。

 

すると1階にいた息子が焦って何故か携帯を鳴らしてきた。

 

揺れている最中に動くのは危なかったが、1階にいた嫁と子供達はおそらくパニックになっているであろうと想像して降りた。

やはり次女は恐怖で泣きじゃくり、みんな経験の無い地震が来た事で冷静さを失っていた。

 

数分すると揺れは収まった。

 

俺はまず入口のドアを開けて、嫁は風呂に水を溜める準備を始めた。

 

家の中を見て回りながら子供達にはリュックに日用品や貴重品を入れて準備するよう言うと、息子は下着や充電器やと現実的な物をいれていた。

長女もそれに近いものと、なぜかメイク道具・・・・

次女はおもちゃ、お年玉、お菓子を詰め込んでリュックがパンパン…

 

この次女のかわいらしい行動で張りつめていた緊張が一気に解け、皆で大爆笑した。

 

TVを見ていると地震速報と津波警報が鳴る。

うちは内陸部だから津波は大丈夫なのは分かっていたが、NHKの緊迫したアナウンサーの声は事態の深刻さを物語っていた。

 

 

ここから数日間に渡り余震が何度も何度も来る。

地震は慣れる事は出来ず、揺れる度に胆を冷やしていた。

 

元旦の地震発生から関西をはじめ東京や九州など県外の色んな人から

『大丈夫か?』と言う連絡をもらった。

ありがたや、ありがたや。

家族や家は無事でした。

 

だがすぐに震源地のすぐ近くに住んでいる親戚の家が大きな被害を受けた事を聞いた。



俺は単身赴任先での仕事があり、心配であったが1/3には戻る事になった。

幸い単身赴任先では大した被害はなかった。


しかし、日を追うにつれ震源地の甚大な被害がニュースで流れる度に心が痛かった。


元旦からこんな事起きるなんて…






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023という年が終わる。


この1年家族にとって大きな出来事が連続した年になった。


義母の逝去、息子の県外生活、俺の単身赴任もろもろ。

 

コロナが終息し、世の中もこれから明るい方向に向かうという雰囲気。

その中にあってもともと持病持ちだった義母はみるみる容態を悪化させ、闘病を続けたが快方に向かう事なくこの世を去った。

最愛の人を失った義父は立ち直れず今も在りし日の義母を思い出し涙している。

 

そして息子が県外の高校に入寮が決まり、家族の中でも

”息子との生活もあと少し・・・”

みたいな雰囲気になっていき、夜な夜な嫁は何度も泣いていた。

ま、嫁に関しては寮に差し入れしたり、顔を見にいった後の別れ際には必ず泣いている。

母とは皆そうなのかもしれない、可愛い我が子の成長を促す為とは言ってもいつまでも自分の可愛い息子である事は変わらない。

だから息子が年末年始に帰省した時なんてべったり。

妹達もべったりしていたが、とにかく世話をしたがる嫁。

息子もそんな女性陣達に囲まれても嫌な顔1つしない。

 

その姿を見ていて、

‟俺が父親の割に本当に優しい子に育ってくれたな・・・”

と感じてしまう。

それもこれも嫁であったり義母や義父の教育の賜物なのだが。

 

息子にとってこの1年は初めてづくしだった。

親元を離れて県外に出て、初めて高校野球というものに身を投じた。

TVで見ていた憧れの県外有名校との試合だったり、先輩がドラフトに掛かったり、また将来のドラフト候補と対戦出来たり、NPBスカウトから有用な情報を聞けたり。

あっという間の1年だったのではないだろうか。


夏後からベンチ入りし続けたのは、生真面目な性格からその姿勢を買われてである。

能力だとかポテンシャルより生活態度や姿勢を評価されてだろう。

 

1年でまさかベンチ入り出来るとは思っていなかったが、秋からかなりの試合で登板させてもらい、本人も前向きに部活動や勉強に勤しんだ。

 

一方で本人はまた技術的な停滞であったり、他校の同学年との差をひしひし感じ始めているようである。


マスメディアや動画サイトやライターの方々から注目選手して取り上げてもらえるのはありがたいが、まだ自分はそのレベルに達していない事を自覚しているようだ。


周りは担ぎ上げるから仕方なくそれを演じてしまっている部分が見えるのだ。


この周囲の評価だけが上がっていくのに焦りを感じつつ、本人もレベルアップを目論んでいたものの、中学時代から大きな進歩は見られない。


年末年始の帰省時に体重を+5kgにはしたものの、あと7kgも必要である。

 

 長女は思春期ならではの悩みを抱えて鬱屈とした日々が続いている。

彼女はまだ自分が没頭出来るものに出会えていないから、それを彼女なりに探している。

いつか何かを見つけたら背中を押してあげたい。

14歳らしい、とても14歳をしている。

来年は受験に入る。

色々な誘惑や葛藤があるのがこの14歳、15歳だろう。

大丈夫。

お前は大丈夫。

でもその悩みやモヤモヤはまだ取れない。でも焦らず自分を見つめ直しなさい。


次女に関しては相変わらずすくすく?身長と頭の回転が成長していったこの一年。

時々、ドキっとする言葉を発するくらい頭の回転が速い。


来年はついにランドセルを背負って小学校に行く。


早いな


つい最近まで赤ちゃんだったのに。



来年は平和で楽しい毎日が続くといいな