こんばんは
3連休はいかがお過ごしでしたか？
悠家地方は穏やかな毎日でした。
今日は義父の３回忌。
大好きなご住職が来てくださいましたよ。
今回の法事は、私は会ったことのない
義母の養父母、戦争で亡くなったご先祖様の
ご供養もしていただきました。
いつも、お経をあげてくださるだけではなく、
必ずお話しをしてくださいます。
今回のお話しは多岐にわたりました。
でも、全てに共通しているのは、命について、
だったように思います。
法要していただいた戦争で亡くなった方。
戦争は民間人の命を奪ってはいけないのに、
沢山の人の命が奪われた。
ダメだとわかっているはずなのに、いまだに
世界の何処かで戦いがあり、命が奪われている。
絶対に戦争はダメなんだ！とおっしゃいました。
そして、１月１日に起こった、能登の地震。
ご友人のご住職と連絡が取れないそうです。
当日の地震の前に電話で話したばかりだと。
生を受けたものは、必ず、全員がいずれ死を
迎えることになります。
その時まで、自分の人生を大切に、
生ききらなければならないのです。
と、説いてくださいました。
輪島塗の伝統も、消滅してしまいそうだと
教えてくださいました。
一人ですべての作業をして完成するのではなく、
何人もの人が、何工程も、専門的に作業をして
完成させるので、技術者がいないとできないと。
この伝統も、先人たちが繋いでくれた、
たくさんの命の積み重なりの賜物だと。
故人に対してだけではなく、すごく広い世界観で
命のことを話されたのは、始めてでした。
つい先日、ご住職は比叡山延暦寺に出向かれて
千日回峰行をなされた大阿闍梨さまに
お会いになってきたそうです。
そんな事も、今回のお話に繋がるきっかけ
だったのかもしれませんね。
私の父も、義父も、命の最期のありかたを
教えてくれたと思っています。
感謝をしつつ、生ききらないと。。。と
改めて思わせてくれたご住職のお話しでした。
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