声の不調から休業していた、某氏依頼の人間学を学ぶ「致知」の朗読を再開しました。
声は一時期よりよくなったものの夏期講習で後退。当分、完全な回復は望めないのかも。
今日、用事で家にいらして下さった日頃お世話になっている地元のご婦人からも
「声はまだだわね~」とご心配頂き…。音大卒で、かつてピアノも教えていらした方なので、
声や音には敏感な方です。耳鼻科的には何もなく、ただ使いすぎだということ。
この仕事を続ける以上、声のトラブルは宿命的。声に潤いがなく、高音が出しにくいのです。
でも、テスト録音してみたら朗読は歌ほど影響ないかなと…(かなり主観的ですが…)
さて、9月号のテーマは「本質を見抜く」
冒頭部分で、本質を見抜く目を養う、そのための心得として挙げている、
安岡正篤師の言葉。私も過去に出会い、感銘した言葉でノートに記してあります。
一、目先に捉われず、長い目で見る。
二、物事の一面だけを見ないで、できるだけ多面的全体的に見る。
三、枝葉末節にこだわることなく、根本を見る。
子育てにも、仕事においても、問題に直面した時にも万事に拳拳服膺したいです。
表紙を飾るのは、東京大学名誉教授 月尾嘉男氏。
東北大学大学院教授 安田喜憲氏との対談では、様々な内憂外患を抱える現在の
日本の進むべき道を、環境・文化・歴史・経済など、幅広い視点から鑑みた針路を
示しつつ、語っておられます。その中で、興味深かったのが、戦後アインシュタインが
来日した時の「日本人の心の優しさや美しい立ち振る舞い、正直な心の原点が日本食に
あるのではないか」と言った言葉。その日本食の素晴らしさ、さらに食文化だけでなく、
多様性に富んだ日本人の資質を武器に日本文化が国力になることを認識して、
世界に向けて発信していくべきで、そのためにもこれからが正念場。
日本人ひとりひとりが物事の本質を見抜く力を今こそ養っていくべきだと結んでいます。
また、子育て世代として見逃せないのが、「日本人の誇りを取り戻せば子供たちは変わる」
と題した、勇志国際高等学校校長 野田将晴氏と縄文環境開発社長 元中学校]教諭
木村将人氏の対談。九州の不便な場所にある広域通信制の勇志国際高校の教育方針や
具体的な取り組みが評判で広がり、全国から生徒が集まってきているという内容からも
その教育観やこれからの教育のあり方を語るお二人の教育への熱い思いが伝わります。
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