田中一村という画家をご存知でしょうか?
明治41年生まれ。幼少の頃から画才を発揮し、18歳で今の東京芸大へ。
家族の不幸にみまわれ、紆余曲折を経て、50歳を過ぎて独り奄美へ移住。
紬工場で染色工として働きながら絵を描き続け、日本画の新天地を拓くが、
作品を発表することなく、69歳で生涯を閉じる。そして、没後7年たった昭和59年、
NHKの「日曜美術館」で「黒潮の画譜~異端の画家・田中一村」が放映され、脚光をあびる。
田中一村記念美術館は、奄美に来たら、必ず訪れたい場所です。
館内はひっそり…ほぼ貸し切り状態で…もったいない!東京だったら長蛇の列でしょうに。
そしてここも観光名所「田中一村終焉の家」。胸にせまるものがあります。
一村は生涯好きな絵に没頭できて幸せだったのでしょうか?孤独ではなかったのでしょうか?
こんな才能がありながら…世の中に認められるってどういうことかって考えさせられますね。
画家や作家だけでなく、「大陸移動説」ウェゲナーや「地動説」を唱えたコペルニクスなどの
科学者にもいます。コペルニクスなんて宇宙の大法則を唱えても迫害や妨害の中で亡くなり、
「地動説」の正しさが証明されるまで、没後百年を要したわけで…
お土産の絵葉書から。この写真では一村の魂が揺すぶられるような画風がお伝えできず残念!